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「世の中の不安、不便をなくしたい」 医療、ロケット……堀江氏の目指すところは?

「世の中の不安、不便をなくしたい」  医療、ロケット……堀江氏の目指すところは?9月下旬に出版した「むだ死にしない技術」(マガジンハウス)が好調な堀江貴文氏。今年9月に一般社団法人予防医療普及協会を立ち上げ、専門医や経営者らとともに「知ることで、防げる死がある」をキャッチスレーズに、胃がんなど予防できる疾病を周知するプロジェクトを実施している。堀江氏が健康・医療分野に乗り出したことは、多くの人に驚きをもって受け取られたことだろう。しかし、医師ではない立場から予防医療プロジェクトを始めたことは、堀江氏が以前から提唱している「素人革命」の一例ともいえる。

■「素人革命」が社会を変える


「素人革命」とは、かつては専門家だけに限られていた仕事や技術が、情報共有の効率化によってオープンになり、あらゆる人にビジネスチャンスが生まれている状況を指す。

堀江氏は、以前に「寿司屋に10年も修行はいらない」と発言して物議を醸し、この「素人革命」を推奨する発言を繰り返してきた。

「たとえば、毎日寿司を食べて寿司に非常に詳しくなった人がいるとします。その人が料理人を雇って短期間で握る技術を学ばせれば、ハイレベルな寿司店を出すこともできる。実際、3カ月の訓練でミシュランの星を獲得した例もある。要は慣例や下積み期間の長さにこだわる必要はなくて、戦略的に技術を習得するセンスが重要なんです」

「むだ死にしない技術」の出版記念イベント後の取材でも、この「素人革命」がキーワードとして挙がった。堀江氏が豊富な医療知識を、いったいどこで学んだのかについて話が及んだのだ。

「昔は紙の文献でしか読めなかったものが、今はネット上に転がっている。最先端の海外の研究論文も公開されていますから、あらゆる分野について1、2カ月でそこそこの専門知識が得られます」

もはや海外と国内の情報格差はなくなった。そうしたなかで堀江氏は、諸外国に比べて日本が遅れをとっている分野に気づくことが多くなったという。その一つが、「予防医療」だった。もちろん、国内でも医療関係者や専門医には常識だったかもしれない。

「しかし、日本ではなぜ、海外では予防が常識とされている胃がんで毎年5万人も亡くなっているのか」――。胃がんがピロリ菌除去で予防できると知らない人が多いのは、おかしい。この「素人」ならではの着眼と問題意識が、プロジェクトの発端になった。

■合理主義と利他的な視点


今秋、堀江氏は、この予防医療の啓発を目的とした「むだ死にしない技術」の他にも、お金と人生をテーマにした「ウシジマくんVS.ホリエモン人生はカネじゃない!」や、自身が開発したグルメアプリ「TERIYAKI」から派生した「なんでお店が儲からないのかを僕が解決する」を出版するなど、多彩な分野で自身のビジネス的視点を活かした持論を発信している。

「むだ死にしない技術」の出版記念イベントでは、何かとメディアの関心が寄せられることの多い、北海道・大樹町で行われているロケットエンジン開発事業についても質問が出た。

「ロケットの方はどれくらいまでいっているのですか?」という問いに堀江氏は、「この事業に関しては長期的視点で取り組んでいて、明確なゴールを設定しているわけではないんです。“何パーセントまで進んだ”と定量的にお話しするのはなかなか難しい。今も実験は着実に進めています」

これほどまでにマルチに活躍の幅を広げ続ける堀江氏の目指すところは、いったいどこにあるのだろうか。

「とくにどこを目指しているわけでもないんです。自分自身の身の回りにある不安だなとか、不便だなと思うところをまず解決していきたい。世の中にある不幸をなくしていくことを考えています」

「むだ死にしない技術」を出版したのも、自分も死にたくないし、病気にならなくてすむ方法があるのだったら、今すぐみんなにも知ってもらった方がいいから、という。徹底した自らの現実主義、合理主義から生まれたアイデアを、利他的な視点で事業に発展させていく。これからの「素人革命」に求められるのも、まさにそういった発想と実行力なのではないだろうか。

堀江さんの発言を踏まえて「教えて!goo」では「あなたが感じている世の中の不安、不便なことを教えてください」ということで意見を募集中だ。

(武藤章宏)

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