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心理学者が指南する!ご近所トラブルの対処法

心理学者が指南する!ご近所トラブルの対処法騒音やペットの排泄物など、いわゆる「ご近所トラブル」はあとを絶たない。また、単なるトラブルから事件に発展するケースがあるなど、ご近所トラブルは昔から解決されていない社会問題の一つだといえるだろう。今回、「教えて!goo」で、「ご近所トラブルってありますか?」と聞いたところ、さまざまな回答が寄せられた。

■多いのは、やはり騒音&ペット


今回は、回答のなかでも多かった騒音やペットに関するトラブルを紹介したい。

「隣の隣が日曜日の朝6時ぐらいから草刈機で庭の手入れをしていたから 即警察を呼びました」(ブルーインパルスさん)

庭つき一戸建てに住む人にとって、庭の手入れはどうしても必要な作業。だが、日曜日の朝6時から草刈機を使うと、近所の人はゆっくり眠っていられなくなってしまう。せっかくの休みなんだからぐっすりと寝たいという人にとっては迷惑を掛けてしまう。

「犬を何匹も引き連れてお散歩。しかし排泄物を処理するための道具も袋も持ち合わせていない。で、犬が所かまわず排泄をしても知らん振り……。何度か家の玄関(敷地内)に排泄物を放置されていたので飼い主に苦情を言うと、逆ギレされる始末」(hosseinさん)

町のなかに「糞をさせるな」などの貼り紙や立て札がることを考えると、ところかまわずペットに排泄させる飼い主は多くいるようだ。これではトラブルになるのは当然の結果。動物を飼うのであれば、排泄物の処理まで責任を持って行う覚悟が必要なはずだ。

■トラブルがエスカレートする理由


ところで、こうしたトラブルがしばしばエスカレートしてしまうのはなぜだろうか。心理学者の内藤誼人に聞いた。

「『同族嫌悪』や『近親憎悪』と呼ばれるものに近いように思いますね」(内藤先生)

「同族嫌悪」とは自分と同じ性質の人に対して抱く嫌悪感のこと。「近親憎悪」も、ほぼ同じ意味だ。

「仲の良かったご近所さんとの間にトラブルが発生するとエスカレートすることがあります。もともと似たような性格であったり同じような趣味を持っていたりするからこそ仲良くなったはずなのですが、こうした人たちほど一度嫌いはじめると徹底的にいがみあってしまうものなのです」(内藤先生)

内藤先生によると、本来は愛情を注ぎあっていたはずの兄弟が、遺産相続などのトラブルをきっかけに絶縁状態になってしまう心理と似ているのだという。似たもの同士だからこそいがみあってしまうとは、悲しい話だ。

■ご近所トラブルの対処法


では、一度トラブルになった関係を修復することはできるのだろうか。

「基本的にはできないと思います。遺産をめぐって仲が悪くなった兄弟が再び仲良くなったという話は聞いたことがありませんよね」(内藤先生)

たしかに子どものケンカによくある、「次の日には仲直り」というような話は聞いたことがない。ご近所トラブルが起きてしまった場合の対処法はないということだろうか。

「自分から歩み寄るというところまでする必要はないと思いますが、相手の返事がなかったとしても、顔を合わせたときにはあいさつをしてみるなど、適度な距離感を保って接してみるのはどうでしょうか。もしかすると、そのうち打ち解けることもあるかもしれません」(内藤先生)

昔からあらゆるところで起きている問題だけあって、ご近所トラブルの根の深さは想像以上のようだ。万一、ご近所トラブルに巻き込まれてしまった場合は、自分のやれることを適度にしたうえで、時間が解決してくれるのを待つ以外にないのかもしれない。

●専門家プロフィール:内藤 誼人(ないとう よしひと)
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「アドラー心理の言葉」(ぱる出版)、「電車のハシに座る人は成功できない」(大和書房)他、著書多数。

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