

No.4ベストアンサー
- 回答日時:
#2です。
基本的に、ある語は「~する者」を表す際に、唯一の接尾辞をとるものです。その接尾辞には-ist, -ian, -er, -orなどがあります。
ところが今回は、physic-という語が異なる二つの接尾辞をとり、別々の語を生み出したわけです。ここが難しいところですね。私が#2で申し上げた
>-istが行動・活動・理論中心の専門家(または特徴を有する者)を表すのに対し、-(i)anは技術を具体的に伴う専> 門家(またはこれが顕著なもの)を意味する
という大まかな定義は、任意の語について「行為者」を表すための必要十分条件ではなく、ただphysicistとphysicianの区別について、英語に限定して何らかの規準を立てたのみです。
また、guitaristやviolinist、pianistについては、これらが(おそらく)全てラテン語系の言語から入ってきたと推測されます。
guitarist - (仏) guitariste - (伊) chitarrista
violinist - (仏) violoniste - (伊) violinista
pianist - (仏) pianiste - (伊) pianista
そして、英語では-ianをとるmusicianも、他の言語では-ist系語尾などをとることがあります。
musician - (仏) musicien - (伊) musicista - (独)Musiker
さらに、
physicist「物理学者」 - (仏) physicien - (伊) fisico - (独)Physiker
なる対応も見られます。ここまで来ると、接尾辞選択は言語によってかなり恣意的だということがお分かりいただけるかと思います。
これらの言語を見ると、物理学者を「physic-接尾辞」で表すのは共通していますが、内科医をこれで表すことはほぼないといえます。英語でもこの認識でかまわない(physicistを優先して覚える)と思います。
ありがとうございます。physicsがmusicのように。学問(文化)の分野であって、physicistがpianistのように自分で活動する人であって、physicianがmusicianのように相手がいないと活動する意味がない」という具合に覚えようと思います。皆さん。「これが全く良くない」場合にはお教えください。10月1日に締め切ります。

No.5
- 回答日時:
#1 cozycube1です。
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pitagorajrさん:
>… 物理と医者の共通点の感覚がわかりません。
個人的な理解ですが、自然科学がきちんと成立する以前は、ほとんどの学問は未分離の状態でした。例えば、哲学者であるデカルトが、物理学的な考察を行ったりしています。
ですので、science(原義はラテン語のscientia=「知ること」)が発達して、分野別に専門化するまでは、物理学も医学も同じくくりであったわけです。つまり当時の人々は、物理と医者という現在では別々のものを同じジャンルと見ていたわけであり、現在の観点から「共通点は何か?」という問いかけで当時の人々の感覚を推量するのは、時間を逆行するようなもので、無理なのです。
----------
esistdasさん:
#4で、くわしい補足説明を頂き、大変恐縮し感謝致しております。
ご説明でおおよそのところは飲み込めました。私が英語以外の言語知識があれば、もっとよくわかったのではないかと思いますが、他言語の前提知識なしで読めるように配慮してくださったおかげで、なんとか流れがつかめたように思います。
この問題は私は詰まっていたのですが、新しい取っ掛かりができたようです。
大変ありがとうございました。
この回答への補足
実は予想はしてたのです。私も自分なりに答えを出せと言われればそう書くでしょう。少なくともお医者さんは、superstitionでもなければ、fortunetellerでもないでしょうね。辞書を見ながら書きました。うーーん。医者が先で、あとから物理の言葉ができたのかもわかりませんね。
補足日時:2004/09/20 22:38お二人の方へ、回答を見たときは覚えていたのですが、時々、わからなくなりました。でも、このページを見ると思い出すのがはやくなりました。いずれ定着するでしょう。」ありがとう。

No.3
- 回答日時:
#2 esistdasさん:
大変参考になりましたが、
>…例えばmasicianやmusician。どちらも「高い技術を持ち、道具などを巧みに操る者」を意味しているようですね。…
>…
>-istが行動・活動・理論中心の専門家(または特徴を有する者)を表すのに対し、-(i)anは技術を具体的に伴う専門家(またはこれが顕著なもの)を意味するようですね。
個々のmusicianを見ていくと、pianist, guitarist, ...など-ist系が多く見られます。
ですので、「ist / (i)an」→「行動・活動・理論中心の専門家 / 技術を具体的に伴う専門家」という対応があるとするのは不安が残るのですが。
もしかしたら、pianist, guitarist, etcは例外で、語源的にそういう対応があるということなのでしょうか。
私も興味がありながらわからないことだらけなので、ご教示いただけると幸いに存じます。m(_ _)m
管理者の方へ。ナンセンスな補足と思われますでしょうが、2番から続けて見てください。3番の方へ、集中的にたくさんの答えを見ながらこの内容を勉強すると、わかるような気がします。ありがとう。

No.2
- 回答日時:
まず、physics「物理学」は他の二つと混同しないようにしてください。
また、これだけでも区別がつけば、残る二つのみを区別すればいいことになります。economicsやlinguisticsなど、学問の分野には"-ics"で終わるものが少なからずあります。さて、物理学者をphysicistと申します。いうまでもなく、physicsに携わる者、という意味ですね。「携わる者」は"-ist"というギリシア語由来の接尾辞によって示されます。英語に入った経緯は、ギリシア語-istes=> ラテン語-ista=> フランス語-isteのようです。chemistやviolinist、romantistなど、類例は多いですね。
続いて、医者(時に内科医に限って)はphysicianですね。医者も「医学を専門にする者」だからphysicistでいいじゃないか!といいたくなります。しかし、"-ist"を伴う類例を見ると解決に近づくかもしれません。例えばmasicianやmusician。どちらも「高い技術を持ち、道具などを巧みに操る者」を意味しているようですね。この接尾辞"-(i)an"はラテン語-anus(belonging to) => フランス語-ain/-enを経ているとされています。ちなみに、古英語(c700-c1200)に用例があります。
-istが行動・活動・理論中心の専門家(または特徴を有する者)を表すのに対し、-(i)anは技術を具体的に伴う専門家(またはこれが顕著なもの)を意味するようですね。
この回答への補足
arigatou.konnpyu-taga ykunaku ro-majide siturei.naze buturito naikai ha yokunita kotobananoka osiete,
補足日時:2004/09/20 09:00
No.1
- 回答日時:
外科医じゃなくて、内科医ですね。
閑話休題。
実は私も、-istと-(i)anの使い分けに何か規則があるだろうかと疑問を抱いたことがあって、まさにお悩みの問題を調べてみたことがあります(ネイティブにも直接、何度も質問もしてみました)。でも、はっきりしたことはわかりませんでした。
もともとはギリシャ語physike(自然現象についての学問)がラテン語経由で英語に入ったものです。これがphysicという言葉になり、そこから分かれて3つの言葉になったようです。
でも、どういう経緯で使い分けがされるようになったかはわかりませんでした。ほとんど、双子の兄弟みたいな感じでした。
どなたか、英語の歴史に詳しい方が解説してくださると、私もすっきりして嬉しいのですが・・・。
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