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人は歴史から学ぶべきだと、よく言われますが、これはなぜでしょうか?

例えばあの人は、歴史から○○を学んでないから失敗したんだとか、逆に□□を学んだから成功したんだとか言ったとします。
しかし、失敗や成功が本当に歴史を学んだことに起因することを証明した話は聞いたことがありません。

歴史は非常に長く、仮に文字が発明されてからを歴史と呼ぶとしても数千年になります。
文字以前も考えるなら、もっと伸びるでしょう。
その長い間、様々な地域で色々なことが起こっていました。
自分の主張に都合のいい事だけ切り出せば、なんでも歴史にこじつけられる気がします。


そこで質問したいのですが、なぜ歴史から学ぶべきと言うのですか?


個人的に最も分かりやすいと思うのは、歴史の学習量がその人の年収や何かに、どのぐらい影響を与えたかのデータなどがあれば、
歴史を学んだ人と、そうでない人で、これだけ差があるので学ぶべき、と言うことが分かるのですが、
そのようなデータはありますでしょうか?

当然歴史を多く学ぶ人は、他の事柄も多く学ぶ傾向があります。
(東大受験生は歴史だけでなく数学・物理・化学も勉強しますが、Fラン受験生は何も勉強しません。)

仮に歴史の学習量と年収や他の何かに相関があったとしても、歴史を学ぶ人は他の事もよく学ぶので、
歴史ではなく他の事を学んだ結果、年収や他の何かが上がったと考えることもできます。

できれば、歴史の学習量と何か(年収やら何やら)との因果関係について記述した信頼できるエビデンスを示してくれると嬉しいです。

質問者からの補足コメント

  • 皆様、ご回答ありがとうございます。
    まず誤解を招く言い方をしたことをお詫びします。

    私個人は歴史を勉強するのが好きなタイプの人間ですので、歴史を勉強しています。
    とは言え、受験勉強はあまり得意ではありませんでした。

    質問文で受験生を挙げたのはあくまで例であり、歴史の勉強が受験だけだとは思っていません。
    また、個人的には勉強する側の人間なので勉強しない言い訳にするつもりもありません。

    この点を誤解されていた方が多くいらっしゃるように思えるので補足いたします。

      補足日時:2018/01/18 12:31

A 回答 (9件)

歴史全体を見て、そこから(その時点での)結論を抽出して、それを適用すべきところを、過去にこんなことがあったということを、現代の類似の事象にそのまま適用することは危険だということです。



> 数学を学ぶ人は、二次方程式・三次方程式の解き方については色々な観点から話すことができます。
> しかし、歴史(時系列や人も含めた)となると三次方程式しか理解していません。

三次方程式で言えば、ガロア理論など知る必要ないという態度で、一般n次方程式について語る人は危険です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ただ・・・せっかく頂いた回答をどう理解してよいか分かりません。

> 三次方程式で言えば、ガロア理論など知る必要ないという態度で、
> 一般n次方程式について語る人は危険です。

私はガロワ理論を知る必要がないと言った記憶もなければ、思ったこともありません。
なぜ、このような発言をいきなり電波男様がされたのか理解できず申し訳ありません。

私はNo.8で整理された知識を学ぶこと自体は否定しておらず、むしろ、それに関しては肯定的でさえあったと思います。ガロワ理論とは、あくまで整理された知識であり、私が否定する所の歴史ではありません。
ガロワ理論は知るべきでしょうね・・・としか言えないんです。

お礼日時:2018/01/24 12:19

数学・物理・化学も、誰か他人の経験が整理された知識という意味では歴史です。

科学を、微分法の発見や万有引力や酸素の実証を一人一人がやり直して学ぶとしたら、それは完全に無駄です。これは文学も社会科学も同じです。しかし、通常においてその言葉は逆に「学問的手法に対抗して」自分が答えだと信じるものに手っ取り早く到達するための手段として用いられていると思います。
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この回答へのお礼

確かに他人の経験が整理された知識という意味で、それが歴史になるのは分かります。
しかしながら、その場合の歴史は時系列の正しさや誰が発見したかなどは問われません。

あくまで私個人の感想かも知れませんが、そのようなものを歴史と呼ぶのには抵抗があります。

それに、最近の事なら記録も残っているので歴史を学ぶこともあるでしょう。
しかし、古い話はどうでしょうか?

例えば、数学で言えば二次方程式・三次方程式の歴史です。
二次方程式については、あくまで仰る通りの「整理された知識」だけが広まっています。
いつ・誰が発明したかについては知られていません。

三次方程式になると、時系列や誰が・・・といった情報も広まってきます。

数学を学ぶ人は、二次方程式・三次方程式の解き方については色々な観点から話すことができます。
しかし、歴史(時系列や人も含めた)となると三次方程式しか理解していません。

もちろん、No.8様が仰るように、整理された知識だけを理由に歴史と呼ぶのなら、
数学を学ぶ人は二次方程式の歴史を学んでいると言えるでしょう。
しかし、通常そうは言わないのではないでしょうか?

あと、三次方程式については私も歴史的経緯から説明が可能です。
自分が過去にどうやって学んだかも覚えています。

しかし、それは単に好きなことを勝手にやっただけであって、他人に対して学ぶべきであると薦められるような根拠は何一つありません。
実際、三次方程式を解くだけなら、中学生で学ぶ次の因数分解を理解していればよいのです。

x^3 + y^3 + z^3 - 3xyz = (x+y+z)(x^2 + y^2 + z^2 - xy - yz - zx)

やれカルダノが解いたとか、それは16世紀ごろだとか、そんな話は三次方程式を解くのに何の役にも立ちません。

とにかく何をもって歴史と呼ぶのかに依存しますが、時代感覚も要らないものを歴史と呼んでいいのかについては甚だ疑問だと思います。

せっかくご回答いただいたのに、反論ばかりで申し訳ありませんが、単純に歴史という言葉のとらえ方の問題だけかもしれませんね。。

お礼日時:2018/01/19 14:40

>歴史の学習量と何か(年収やら何やら)との因果関係はないでしょう。

だから歴史を学ぶ必要はない、というならそれでもいいと思います。

ただ、私はやっぱり歴史は学ぶべきだと思います。それは歴史が今の事象のつながっていて、その歴史を知ることで対応法がでてくることがあったり、その先に起きるだろうことが見通せたりするからです。

たとえば「日本では土地収用が進まない」とか「都市計画が進まない」という問題があります。これは事実です。どこと比較してそういうかというと、大体同じ先進国であるOECD諸国と比較しているわけですが、このような場合も歴史的な理由があります。

なぜ日本の土地収用が進まないかと言うと、それは「日本の土地に対する個人主権が墾田永年私財法によって規定されたから」です。この法律は743年の法律です。もちろん現行法ではこの法律は機能していません。

しかし、この「自分で耕したら自分の土地」という法律はのちに武士階級を生み、武士たちが自分たちの土地を守るために自分たちの政府(鎌倉幕府)を作りだし、江戸・明治と土地と個人主権のあり方が変わらなかった、と言う歴史的な事実を知ることで「なるほど日本人が『先祖代々の土地を売るのは嫌だ』と言うことの本質はここだな」と理解できるわけです。

逆に西洋は都市国家からスタートしていて、都市国家の城壁都市の内部は「王様の土地を借りている」だけだったので、都市計画が必要ならすぐに立ち退きさせられるし、そもそも「景観をまもり、国力を見せつけるために勝手な建物は作らせない」ということができた、と言う歴史的な理解を得れば「なぜ西洋では比較的簡単に土地収用ができるのか」が見えてきます。

となると解決方法は「日本的な方法にならざるを得ない」わけで、逆を言えばそこに政治家や利権屋などのアングラ勢力が入り込むという現代的な問題点の発掘にもつながっていきます。

この歴史の知識の中で私が書いたのは唯一「墾田永年私財法」だけ、しかしその影響力は現代までつながっていて、現代の問題に影を落としていることが見えてくるわけです。

同様にパレスチナ問題なんかも「そう簡単に解決するわけがない」ということも歴史を知れば理解できると思います。
パレスチナは元々紀元前10世紀ぐらいのユダヤ人の約束の地であり、ユダヤ人たちは1000年以上そこに王国を作ってきたのですが、1世紀ごろにローマに反抗して離散してしまいました。

それから2000年経っているわけですが、ユダヤ人は未だにエルサレムなどを「自分たちの土地だ!」と言い張っているわけです。つまり3000年の長さで「あれは神からもらった俺たちの土地」と言っているわけです。

こういう状態で宗教まで絡んでいるのですから、すぐに解決がつくわけがありません。だから国際社会も「なるべく市民が犠牲にならないようにコントロールしよう(どうせ解決はしないから)」という方向で動いていて、それをわざわざ「イスラエルの首都をエルサレムと認め、アメリカ大使館を移す」なんて言うトランプ氏は、国際的な非難を浴びるのはある意味当然であるといえます。

人間がやること、ある人やある集団の判断には「歴史的事実に基づいた価値観」があり、その価値観がどのように形成されたかを知るのが「歴史を勉強する」ということです。

だから学校の勉強での「歴史」では全然足りないし、それでは意義がみえないでしょう。しかし学校で基礎をやっていないと、後から独学で歴史を身に着けるのも難しいですね。
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個人レベルで意味がある、というのではなく


人類、国家レベルで意味がある、ということでしょう。

どうして戦争が起こるのだろう。
戦争の原因は何だろう。

歴史を勉強すれば答えが出ます。

戦争の原因は多くは、領土と資源です。

それで西洋では、鉄鋼と石炭を巡る戦争を防止
するため、共同管理する組織をつくります。
ECSC(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体)です。

これが現在のEUの基になり、かつて戦争ばかり
していたヨーロッパでは、もはや戦争は
考えられないようになりました。
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No3様に同意。


勉強したくない者が必ず捻りだす屁理屈ですね。
(ここでもうんざりするくらい沸いています)

その理由ですが、
あなたは「人は歴史から学ぶべき」の意味を、人=個人 としてその上で 学ぶ=個人の利益の為 (故意に)という解釈のみで語り、それがこの言葉の全てだと思い込んでいる(ように思える)

あなたが、いままでどこで暴れていたのかは知りません。
しかし、申し訳ありませんが、ここの住人はこの程度の屁理屈にはうんざりしています。



>そこで質問したいのですが、なぜ歴史から学ぶべきと言うのですか?

回答:【人類】が同じ失敗を繰り返さないようにする為

何かを行って成功したとしても、それは幸運だったににすぎないという可能性が常にある。
なので、過去のケースを知る事は、現在や将来起こりうる問題を予測し対処法を考える上で必要なことである。
(多くのデータより導き出された論理としての「一般則」 と 場当たりな対応の集合にすぎない「経験則」の違い)

そして、バカほど↑を考えずに、成功例を有り難がり同じ方法に固執する。



>歴史は非常に長く、仮に文字が発明されてからを歴史と呼ぶとしても数千年になります。
>その長い間、様々な地域で色々なことが起こっていました。
>自分の主張に都合のいい事だけ切り出せば、なんでも歴史にこじつけられる気がします。

あなたがそう思うのは自由です。
しかし、まともな思考力と知識のあるまともな者は、その数千年の長い歴史の中で起きた多くの類似のケースから、成功と失敗の要因を調べて、それを元に対象の事例への対応や評価を考えます。

というか、個人レベルの損得に人類の歴史を持ちだしてどーのこーの言う意味があるのだろうか。
そんな人がいるのだろうか。



以上の事は過去の偉人も語っている事です。
なので、歴史を学んでいれば、個人レベルでもメリットであったと思います。
「人は歴史から学ぶべきだと、よく言われます」の回答画像5
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この回答へのお礼

No.3さんも、そうですが・・・根本的な疑問としてなぜ攻撃口調なのですか?

お礼日時:2018/01/18 12:03

普通は教科としての歴史を勉強しろという意味ではありません。


ある決断をするとき、馬鹿は世界で自分が一番偉いと思って決断します。
先人が失敗して学んだことを歴史や風習などにして伝えてくれているのに、同じ失敗をします。
用心深い人は周囲を観察し、過去がどうであったかを探ります。成功の鍵はそこにあるからです。
でも馬鹿は自分が一番偉いので、そういうことはしません。
何かを発見をすればそれが人類初で、完璧な発見だと自画自賛しています。結果、
調べればすぐ分かるような失敗も繰り返します。
歴史を学べとは、そういう失敗をするなという意味です。
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屁理屈だね。

言葉の意味を誤解している。

歴史から学ぶべきとは、まったくそういうことではないよ。
そして、学ぶことと成功を結びつけているけど、そんなことは誰も言っていない。

技術や生産性は進展しても、そこにいるのが人間であるかぎり、時代を超えて普遍的に起こる、似たような話がたくさんある。
だから、そこから学ぶことが、現代を生きる私達の助けになったり、同じ過ちを繰り返さないことにつながる。

・第一次世界がなぜ起こったのかを学べば、世界大戦が起こらないためのちえが生まれる。

とか、あげればキリがないけど、いたってあたりまえのこと。
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歴史というものを狭くとらえてませんか?



>東大受験生は歴史だけでなく数学・物理・化学も勉強しますが、

受験レベルでは数学は数学の歴史の結果に基づいて学びます。
物理も同様。先人の研究してきた歴史を踏まえています。
化学なども。

極端なことをいえば、あらゆる分野に○○史というものがあります。
歴史なしには何事もなしえないといっても過言でないと思います。
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ほとんどは失敗から学ぶことでしょう。



第二次世界大戦末期、原爆投下で甚大な被害を受け無条件降伏しました。

そして非核三原則「つくらず・もたず・もちこませず」がつくられました。

これは原爆投下がなければ考えられなかったことです。アメリカ・ソビエト・中国について原爆保有国になっていたでしょう。

同じ失敗は二度と繰り返さないを学んだ近代的な例です。
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この回答へのお礼

原爆投下とは、投下した国と投下された国があります。
また、投下の事実を歴史から学ぶだけでしたら、投下される必要もする必要もありません。

非核三原則が歴史から学んだ結果とは言いますが、同じように歴史を学んだ国々のほとんどすべてが非核三原則を持っていません。
私自身は非核三原則を否定する気はありませんが、非核三原則を歴史から学んだ結果だと発言することは、
同じ歴史から非核三原則を持たないという結論を出した国については、どう評価されているのでしょうか?

アメリカは歴史から学ぶことのない愚かな国だとおっしゃっていますか?

私は非核三原則とは、単に敗戦国なので立場が弱いだけ、と思っています。
それ以上に深い意味を求めても何も得られないでしょう。

お礼日時:2018/01/24 12:23

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