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短絡的で申し訳ないのですが、遠くにいる母が病院で、肺が癒着しているらしいと
連絡を受けました。これだけでお分かりになるかた、いらっしゃいましたら教えて下さい。
父親の話だと、何年生きられるか・・・とのことなんです。

A 回答 (2件)

「肺の癒着」とは、正確には肺の外側にある臓側胸膜と、胸壁(肺が入っている部分)の内側にある壁側胸膜が癒着していることをいいます。


この癒着は、主として胸膜炎の結果によるものですが、胸膜炎の原因には多種あります。(sonorinさんが述べられている通り)
高齢の方ですと、若いころに罹患した結核性胸膜炎の結果、癒着することが最も多いと思います。程度も様々で、癒着の結果としてかなり肺活量の低下をきたし、呼吸困難を訴える人もいれば、癒着していること自体に気が付いていない人もいます。検診の胸部写真をみていると、若い方にはほとんどありませんが、年齢がすすむにつれて、頻度が増大します。平均的に通常の住民検診などでは、数%程度に癒着が見られると思います。

これは一般的には、治癒所見ですから、癌性胸膜炎のような悪性疾患の自然経過として癒着をきたすことはあまりありません。(稀におきることもありますが。)
癌性胸膜炎では、放っておけば胸水がどんどん増量し、肺や心臓を圧迫し命にかかわることになります。したがって、胸水が貯まらないように薬剤で胸膜を人為的に癒着させたりします。

それに、肺癌に伴う癌性胸膜炎の場合、予後が何年ということはないでしょう。(一般的には、もっと厳しいです。)
癒着に伴う肺活量の低下(拘束性障害といいます)が強く、慢性呼吸不全をきたしているような病態で、なおかつ心臓に対する影響が強く出ている場合(右心不全を何度も起こすとか、肺性心をきたしているとか)というような状態なら、「あと何年」という表現が妥当かもしれません。
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「肺が癒着している」だけの表現では、少し分かりづらいと思います。

その癒着の原因(本当の病名)についての連絡はなかったのですか?「癒着」はあくまで病変の進行過程の段階的な表現ですので。

癒着を起こす要因としては、肺炎等の炎症性疾患や、腫瘍性病変、その他外傷、手術等さまざま考えられます。また、その位置や程度によっても、その状態が重篤であるのかどうか左右されますので、もう少し情報があった方がいいと思います。
ですがお父様の話で「あと何年」という表現から、それが医者の口から出た言葉だとすると、悪性腫瘍の疑いもあるでしょうし(あまり考えたくないですけど)、eitaro40さんからもう一度お母様の容態について詳しく伺った方がいいと思います。
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