これ何て呼びますか Part2

言葉の質問です。

「愛憎」という言葉がありますが、

両義的(アンビバレンツ)なのか
逆説的(パラドックス)のどちらなのかと考えてもわかりませんでした。

辞書の定義を参見するに、
両義は 相反する意義を1つの言葉に統合されたものに用いる →具体的
逆説は 矛盾する2つものが同時に成り立つことや真理を含むこと →抽象的

という風に咀嚼し捉えました。
では“愛憎”はどちらなのか…。
よくわかりません。そもそも私の理解が正しい気もしないです。


誰か両義と逆説の明確な差別を、そして愛憎はどちらに属すのか教えてください!

A 回答 (3件)

「愛憎」と言う熟語自体は、「対義的」ですが。


「対義」が同時に存在する場合は、「両義(的)」でしょう。

「矛盾」は、文字通り、「矛と盾」の逸話から出来た熟語で、「逆説」「逆理」「背理」などと類義です。
また、「逆理」「背理」などに象徴的ですが、「理に逆す」「理に背す」で、要は理屈,理論(論理)などに合わない様な状態を指します。

一方、「義」と言う漢字自体、「正義」などの様に、感情的な熟語を構成します。

従い、「具象的 VS 抽象的」と言うよりは、「感情的 VS 論理的」と言う区別の方が、まだ近いのではないでしょうか?
愛憎が同時に存在することには、感情的な矛盾(?)はありますが、論理的な矛盾はありません。
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この回答へのお礼

漢字の原義まで辿り回答してくださりありがとうございました!

お礼日時:2018/04/10 22:33

「AであればBではないし、BであればAではない」というのを「AとBは相互に排他的である」と言うとして、「両義的」と「逆説的」は別に、相互に排他的ではない、んじゃないですか。



例えば「母の愛はありがたい。が、過干渉ゆえのストレスも感じる」という状態は「両義的」とも「逆説的」とも言えると思います。「愛憎」もそんな感じでは。
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この回答へのお礼

質問の前提がそもそもおかしかったですねw すみません。しかし提示して下さった具体例は両義かと言われると悩んでしまうところがあります… 愛憎という言葉のシチュエーション例をもとに考えてみたら、両義というより逆説かなと理解できました。排他的対義関係でなく、数学でいうところの必要条件みたいなスタンスの方が正確、指摘されて初めて気づきました。重ねてお礼を申し上げます。

お礼日時:2018/04/10 22:30

心理学的には「アンビバレンス」です。



アンビバレンス〔ambivalence〕
同一の対象に対して作用する 全く相反する感情の併存と、両者の間の激しい揺れ。
例、父親に対する愛と憎しみなど。
[新明解国語辞典第七版]


ambivalence
【心理】 両価感情, アンビバレンス《同じ対象に対する相反する感情の共存》.
ambivalent
〈態度・人など〉相反する感情の[を抱く]; 賛否相半ばする; 〈事が〉両面価値(的)の, 相反する二つの性質を持つ.
Her feelings toward him were ambivalent. 彼に対する感情は複雑だった《愛すると同時に憎んでもいた》.
[新英和大辞典第6版]


りょうぎ
一つの統合体ととらえられるものに認められる、相反する二つの意味。
[新明解国語辞典第七版]



ただ、
両義 → 具体的
逆説 → 抽象的
ということはない。どちらも抽象的な話。
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この回答へのお礼

定義を軸に回答してくださりありがとうございます!
確かによくよく考えてみれば二つの言葉どちらも抽象的ですよね。

お礼日時:2018/04/10 22:26

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