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昭和10〜20年代の戦艦大和などの鉄の部分の表面処理はなにが施されていますか?
資料的なものを見ると鉄生地そのままに見えますが、まさか海水の上でそんなはずもなく、当時の塗装技術が優れているとも思えず、防錆処置はなにを施しているのか気になります。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>まさか海水の上でそんなはずもなく


今も昔もその「まさか」ですね。
鉄は表面がさびればそれ以上さびは進行しません。
沈船が100年経っても原型をとどめていることからも判るでしょう。

水面上ならさびが出たら塗装し直す、海面下ならドック入りしたときに塗り替えるだけで十分です。

>当時の塗装技術が優れているとも思えず、防錆処置
塗装技術より防錆処置の技術が進んでいたと思う方が驚きですね。
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>鉄の部分


昭和10~20年代の船舶や艦船も現在の船舶や艦船にも鉄は使われません。鋼鉄(スチール)を使います。

>鉄生地そのままに見えます
スチールむき出しはあり得ません。さび止め塗料の上に塗料を塗ります。特に水線以下は、防錆塗料を念入りに塗装します。スチール板を作る時、空気中の水蒸気と反応し、鋼板の表面に酸化鉄の被膜ができます。この被膜は若干の防錆効果となります。銃砲の色の黒いのは、この酸化膜を利用している為でもあるのです。

>防錆処置はなにを施して
スクリューは、スチールではないので、イオン化傾向で分かるように、船体や艦体のスチールがイオン化し、海水へ溶け出します。これを防ぐためにスクリューの近くに亜鉛を配置し、定期的に取り替えます。

鉄もスチールも、海水に濡れた後に空気に晒されると、酸化即ち錆びます。錆止め塗料とその上に塗布する塗料を組み合わせても、塗料は衝撃に弱く、それにより剥離を起こします。そこから錆が始まります。其の為、船舶や艦船は定期検査を行い、堪航性(航行に耐える性能)を検査します。弱くなった部分の外板(船体)を外して新しくします。こうして日露戦争後に完成した比叡、榛名クラスは、機関換装を経て、空母艦隊の護衛任務も可能となったのです。それでも40年以上の艦齢は、老朽船として退役しました。横須賀市に鎮座する三笠は、その代表選手です。
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錆とはあまり関係ありませんが、組み立て前に鉄の上に炭を並べて火をつけて表面を焼いています。


 いわば今でいう”炭素鋼”のように加工されています。

 この結果、炭素と鉄がかみ合った、非常に硬い鋼板として使われていました。
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