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図のように1辺の長さがaとbの長方形の回路が、無限に長い直線電流Iからs離れた位置に置かれている。回路を速さvで電流Iから遠ざける。回路に生じる誘導起電力の大きさと向きを求めよ。

「次の大学物理の問題の解き方を教えてくださ」の質問画像

A 回答 (2件)

その回路をつらぬいている磁束Φは


無限に長い直線電流Iから距離rのところでB=μ₀I/(2πr)でBの向きは紙面のこちら側から向こう向き
に直交するから
Φ=∫(μ₀Ibdr/2πr) r=sからs+a の積分になります。
こうして求めたΦはsの関数で条件からds/dt=vなので
誘導起電力=-dΦ/dt=(-dΦ/ds)(ds/dt)=(-dΦ/ds)v でもとめられます。
この結果は正なので誘導起電力の向きは図の回路の時計回りになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2018/07/26 23:09

直線電流から距離r地点の磁束密度B は、アンペールの定理によって


B=μ₀I/(2πr)
となる。矩形回路を貫く磁束密度Bは紙面表目から紙面裏面に向く。矩形回路を貫く磁束をΦとすれば、
Φ=∫[s,s+b]Bbdr=∫[s,s+a] μ₀I/(2πr)bdr¬
=μ₀I/(2π)∫[s,s+a] (1/r)bdr=μ₀Ib/(2π)log((s+b)/ s)

誘導起電力eは、
e=-dΦ/dt =-μ₀Ib/(2π)d(log((s+b)/s))/ds(ds/dt)
= -μ₀Ib/(2π)(1/(s+b)-1/ s))(ds/dt)
=-μ₀Ib/(2π)(1/(s+b)-1/ s))v=μ₀Ib/(2π)(b/s(s+b))v
=(μ₀I/2π)b^2v/(s(s+b))
となる。eが正なので、誘導起電力は時計回りとなる。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2018/07/26 23:09

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