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明日について古人はどう思っていたのかを知りたく、
「明日」もしくは「朝」の言葉が入った和歌・俳句を調べてみようと思っています。
古典について無知な私でもわかるような、有名な歌人の歌・句を教えてください。
お願いします。

A 回答 (7件)

jakyyです。


下記のように訂正します。
【杉田久女】
秋朝や 痛がりとかす 縺(もつ)れ髪

朝の言葉の歌には、下記のような歌があります。

明日よりの後のよすがはいさ知らず
  今日のひと日は酔ひにけらしも(良寛)

明日知らぬ わが身と思へど暮れぬ間の
  今日は人こそかなしかりけれ (紀貫之)

朝な朝な 鋸をもて 氷挽(こほりひ)く 
 音するころは うらがなしかり(斎藤茂吉)

朝起きてまだ飯前のしばらくを
小庭(さには)に出でて春の土踏む (伊藤左千夫)

春の葉の わかやぐ森に 浮く煙 
わが恋ふる人や 朝かしぎする   (伊藤左千夫)

はしばみのすがれ黄葉(もみぢ)のひや露の
あなすがしもよ 此朝の晴     (伊藤左千夫)

何となく明日はよき事あるごとく
  思ふ心を叱りて眠る      (石川啄木)

新しき明日の来るを信ずといふ自分の言葉に
嘘はなけれど          (石川啄木)


 
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この回答へのお礼

数多くの回答ありがとうございました。
本当に助かりました!!!自分で調べていても全然見つからず困っていました・・・。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/12/07 02:19

jakyyです。


俳句では下記のものがあります。
【高浜虚子】
元朝の 氷すてたり 手水(ちょうず)鉢

今朝も亦(また)焚火に耶蘇の 話かな

【正岡子規】
朝霜に 青き物なき 小庭哉(なり)

朝顔や 我に写生の 心あり

翌(あす)までと 括りよせけり 蚊帳の破(やれ)

【杉田久女】
秋麻や 痛がりとかす 縺(もつ)れ髪

蚊帳の中より 朝の指図や 旅疲れ

朝顔や 濁り初(そ)めたる 市の空

余談ですが「江戸川柳」としては、下記のものがあります。

朝帰り むしゃうに連れを わるくいひ
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この回答へのお礼

和歌に続き、俳句まで数多く回答いただき本当にありがとうございました。
jakyyさんの博識ぶりをみて、何も知らな過ぎる事を恥ずかしく思います・・・。
これを機に日本のすばらしい文学にも触れていきたいと思います。
本当にありがとうございました!

お礼日時:2004/12/07 02:41

#3です。


すいません、俳句・和歌でしたね。
ちょこっと勘違いしていました。
失礼しました。m(._.)m ペコッ
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この回答へのお礼

いえいえ!とてもためになりました。ありがとうございました。
昔の人の考えを知るには漢文という方法もあったのですね・・・。改めて奥の深さに感動です。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/07 02:21

下記の和歌があります。


【百人一首】
031 - 朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 
吉野の里に ふれるしら雪 (坂上是則)

052 - あけぬれば 暮るるものとは 知りながら 
なほうらめしき 朝ぼらけかな (藤原道信朝臣)

064 - 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに 
あらはれわたる 瀬々の網代木 (権中納言定頼)

080 - 長からむ 心もしらず 黒髪の 
みだれて今朝は 物をこそ思へ (侍賢門院堀河)

【古今集】
けふ来ずは 明日は雪とぞ 降りなまし
消えずはありとも 花と見ましや (業平朝臣)

今朝来鳴き いまだ旅なる ほととぎす
花橘に 宿はからなん  (読人しらず)

月草に 衣は摺(す)らん 朝霧に濡れての後は
うつろひぬとも     (読人しらず)

【その他】
てづくりや さらすかきねの 朝露を
つらぬきとめぬ 玉川の里 (藤原定家)

武蔵野や 人の心のあさ露に つらぬきとめぬ
袖の白玉    (九条道家「新勅撰」) 

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/ …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!
文学から明日というものを探る、ということが無謀なほど無知なもので、たくさん教えていただき本当に助かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/07 02:34

こんにちは



「朝(あした)に道を開(き)かば夕べに死すとも可なり」(by 孔子)

(朝、人としての道を開くことが出来れば、その夕方新だとしても少しも悔いることがない)
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明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは (親鸞)

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和歌でないかもしれません。

  島崎藤村の詩集「千曲川旅情のうた」の一節です。

「昨日かくてありけり
今日もまたかくてありなん
この命なにをあくせく
明日をのみ思い煩う。」
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この回答へのお礼

ありがとうございました。島崎藤村・・文学に明るくない私でも聞いたことがあるので、本当に助かります!!
和歌や俳句だけでなくいろいろな方面から調べてみる価値ありですね!
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/07 02:25

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