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英文が綺麗に訳せなくて困っています...今ゼミで英文学を読んでいるのですが、日本語を使ってる時のような、違和感のない訳が出来なくて(直訳になってしまう)、文章自体の内容を汲み取るのにかなり時間がかかってしまいます。
どのような勉強をしたらいいでしょうか?

A 回答 (5件)

まずは、逐語訳をやめることです。

日本語と英語は異なる言語なので、単語を置き換えるだけでは綺麗な文章になりません。言語の違いを把握しましょう。

端的に言うと、日本語は「こと」を中心に描写し、英語は「もの」を中心に描写する傾向があります。一般に言葉は形がくっきりしている順に並べると、名詞(もの)、動詞、形容詞、副詞というふうになります。後ろに行くほど「こと」の度合いが強まり、それだけではイメージが湧かなくなります。で、日本語は比較的、「こと」の側に重心を置いて物事を描写します。英語は「もの」の側で描写します。なので、場合によっては、英語の名詞を動詞として訳したり、英語の形容詞を副詞として訳すると、自然な和文になります。

「He is a good singer.」
→(彼は歌が上手い。)
「There is a thin layer of ice on the road.」
→(道路に氷が薄く張っている。)

そのような違いが生まれる理由は、まず、文法の違いからです。英語は文法上、「名詞句」を作りやすいです。先行する名詞を修飾するための言葉が多いのと、語順の関係から、長い名詞句を作っても理解しやすいです。一方、日本語は長い名詞句を作ると語順の関係で理解しにくいです。なので、英語は名詞(句)を好み、日本語はそうでない傾向があります。

そのような違いが生じる別の理由は、根本的に文化や思想の違いでしょう。英語圏の人は世界を分析的に見ていて、責任の所在を明らかにして原因と結果の形で描写したがります(~が~する)。一方、日本人は世界をそのまま描写したがります(~が~になる)。それは、責任の所在を曖昧なままにして、物事の因果関係に目をつむるような考え方だと言えます。でも、「世界をありのまま描写する」という意味では、とても客観的なスタンスでもあります。

以上のような違いから、英語に特徴的な表現方法として無生物主語があります。

「The noise prevented him from sleeping.」
→(騒音のせいで彼は眠れなかった。)
「The cooling system kept us comfortable.」
→(冷房装置のお蔭で快適だった。)
「His arrival surprised us.」
→(彼がやって来たので私たちは驚いた。)
「His pride did not allow him to do such a thing.」
→(彼はプライドが高いので、そんなことはできなかった。)
「A slight slip of the doctor's hand would have meant instant death for the patient.」
→(医者の手がほんのわずかに滑っても、患者はたちどころに死んでいただろう。)
「A little reflection will shoe you what a stupid answer that is.」
→(ちょっと考えてみれば、そんな答えがいかに馬鹿げているか君にだって分かるはずだ。)

このように英語で名詞句なのを日本語で「節」に変換すると、自然な和文になることが多いです。このことを僕は「名詞句を節に開く」と呼んでいます。

以上のような無生物主語についてもっと知りたければ『名詞の底力』という本を読むといいです。ちなみに、この本と同じ『~の底力』シリーズは他にも勉強になるものが多いです。英語を専門的に勉強するなら読むことを勧めます。あと、翻訳家が翻訳について書いている本を読むと勉強になります。
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いつもそうなのか、それともある特定の執筆者の場合だけそうなるのかによって回答は異なります。

どちらでしょうか?
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「内容を汲み取る」のが目的なら、日本語として考えないことです。

つまり、知らない単語などは辞書で引いたり、用例を捜して意味を推測するしかありませんが、それをいちいち直訳したりしないことです。

そのためには、その英文のリズム感を汲み取ることです。例えば、1章分など、ある程度の起承転結みたいなものがある塊の意味を把握して、その意味を把握したうえで、その1章分なら1章分の塊全体を何度か読み返して、「この作品は、こういうリズムで文章が流れているのだな」という感じを掴み取るのです。そうすれば、「文意」として内容を汲み取ることができます。

そのためにどのような勉強をしたらいいかというと、意味を把握できるほど平易な英語の長文を、暗記するほど繰り返し読む練習を積むことです。

一方で、「自然な和訳文を書くこと」が目的なのであれば、以下のようにします。まずは、直訳でも何でもいいので、英文で書かれている内容を隈なく日本語で書いておきます。そのうえで、その状況をいちから日本語で作文したい時にはどうしたらいいか、と考えるのです。

そのためにどのような勉強をしたらいいかというと、和訳文を書く前に立ち上がって、おやつでも食べて、「原文から離れる」練習を積むことです。

わかりにくい点があれば補足してください。具体例を書きますので。
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日本語を徹底的に勉強することですね。

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もっと英文の読解や文法・表現力を磨くことが、意訳攻略の近道です。

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