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No.1
- 回答日時:
「腱」は薄切したことがないので、説得力はないかも知れませんが、基本的に線維組織ですので、脱灰は必要ありません。
ただ、非常に細くて結合の強い筋束ですので、薄切する方向によって、切りやすいか否かが決まります。
薄切の方向は、筋束に平行ですか?それとも断面を切り出しますか?
断面を切り出す場合は、心筋線維等でも同じ事が言えますが、パラフィンブロックを薄切した場合、表面が滑らかになるのに手間が掛かりますよね。この季節ですと、パラフィンブロックを十分に冷却した後薄切を開始し、荒削りの段階からあまり焦らずに丁寧に面を出し、極力表面のざらつきを作らないように気をつけます。そして、本削りの段階で、ブロックに息を吐いて、ゆっくりと刃を滑らせ、通常通りに何枚か薄切すると、滑らかな面が出てくると思います。滑らかな面が出れば、あとは慎重に薄切すればOK。ただし、薄切後にぬ湯で切片を伸ばす場合、あまり高い温度に設定せず、ぬるま湯でゆっくりと伸ばしてください。
切片を浮かべる水は、蒸留水を使用されていますか?蒸留水は幾分(120%程度)膨張する傾向にあります。特に私は神経組織を薄切することが多いのですが、いつも0.5%濃度の酢酸水を温めて使用しています。最初のうちは臭いですが、切片のしわが少なく、膨張もしないので、今はどの組織を薄切する際にも用いています。染色への影響は、今のところ認められません。
また、染色方法についてですが、sea-cさんが何をターゲットにしているか分かりませんが、通常の観察であれば、HEで十分だと思います。
その他としては、Masson-TrichromeやEVG等の線維組織染色で十分ではないでしょうか?ただ、多重染色の場合は、切片の厚さは2ミクロン程度にしなければ、観察しにくいですが。
お役に立てているかどうかわかりませんが、一応参考まで。
この回答へのお礼
お礼日時:2001/08/05 13:37
ありがとうございます.早速,やってみました.時間はかかりましたが,うまくいきそうです.少し,あせりすぎていたかもしれません.技術的にも未熟なところもあり,これからですが,laboでこんなことをやっている人がいなく,かつ,laboのいろんな関係で,なかなか質問できる人がいませんでした.大変,大変 助かりました.また,よろしくお願いします.
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