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写真の2問をわかりやすく教えて欲しいです。答えは丸をしている部分です。
お願いします。

「現社「需要曲線と供給曲線」の問題」の質問画像

A 回答 (1件)

「需要曲線」「供給曲線」の意味が分かっていますか?



需要曲線:価格が安ければたくさんの人が買う(買える)ので数量が多くなる、高くなると売れる数量が減る。

供給曲線:(1個当たりの製造コストが同じという前提で)価格が上がればもうけ(利益)が大きくなるので生産(供給)を増やす、価格が下がれば生産を減らす。

実際には、原材料のコストや人件費が変動したり、大量生産すると1個当たりの製造コストが下がるので、実際の「供給曲線」が問題のようになることは少ないと思います。
ここでは、とりあえず「需要と供給の関係」の理論を勉強するためと考えて解釈してください。


[4] 国内で自給自足しているときには、価格P0(ちょっと高い)で、売れる数量がQ0 であったので、生産量も Q0 であった。(Q0 以上に作っても売れない)

次に、海外から安い価格 P1 で輸入されるようになると、これまで買わなかった(買えなかった)人も買えるようになり、売れる数量が Q1 (>Q0) に増えた。
このとき、国内メーカが製造量を増やして「供給曲線」を右に移動させ、「P1/Q1 の交点を通る」ようにすれば国内生産量も増えることになる。(これには企業の設備投資が必要ですが、現代の経営者は「国際競争力維持」のためにそうするでしょうね)
しかし、「供給曲線」が変わらないのであれば、価格が P1 ではもうけが少ないので、供給量は Q2 に減る。そして需要のある数量 Q1 に足らない分は安い(価格 P1)の輸入品が売れることになる。

従って、国内生産量は Q2、輸入量は (Q1 - Q2) になる。
選択肢では②。


[5] 課税によって、供給曲線が S → S' になった、つまり「同じ数量を生産するコストが上がった」「同じ数量だと販売価格が値上げになる」ということ。
需要曲線(いくらの価格なら、どれだけ売れるか)は変わらないのであれば、高くなった分売り上げ数量が低下する。
つまり、課税前には S 曲線上で「供給数量 Q3、販売価格 P1」でつり合っていたものが、供給曲線が S' に変わったことから「供給数量 Q2、販売価格 P2」でつり合うことになる。

従って
①:取引数量は Q2 なので×
②:価格は P2 なので×
③:取引数量の変化は Q3 - Q2 なので×
④:数量 Q3 のときの価格上昇は P3 - P1 なので〇

現代の経営者なら、増税によるコストを内部のコストダウンで価格に転嫁しないようにするとか、価格が上がるならそれに伴う「付加価値」や「サービス」を追加して、販売数量が減らないようにするでしょうね。
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