プロが教えるわが家の防犯対策術!

先日父親の納骨式が終わりました。
子供の頃に祖父母のお墓参りをして以来、お墓という所に行っていない為、知識が全く無いのです・・。
お墓に鉢植えのお花をお供えしている方がおられるのですが、よいものなのでしょうか?
トゲがあるもの、ツルを巻くものはダメと聞きました。鉢植えのものは"根をはる"という意味でよくないのでは(私の勝手な想像です)と思うのですがどうなのでしょうか?
その他、お墓についての常識や何でも構いませんので、無知な私に教えて下さい。

A 回答 (5件)

追記


 前述した餓鬼(飢えと渇き、それに際限ない欲望に苦しみ、絶えず他者をねたむ死霊)は荒れ果てた祠、汚れた墳墓、腐った水や食べ物のあるところを好むとされます。ですからお墓は絶えず清潔に保つべきです。なぜなら餓鬼はわれわれの自己中心的な貪欲さを象徴する存在でもあるからです(「今さえよければいい」という考えの人は墓や祠をきれいにしようとはおもいませんからね)。そういった餓鬼にもお供え物を施すことで、自分と故人の修行になるのです。
 そして墓地は先祖という今現在生きている私たちの根本・大道を象徴する場所であるため、そこを大切にしないようでは自ずと精神が堕落します。そしてそれはただ知識として頭で理解するのではなく、形式かもしれませんが実践して、体得しなければなりません。
「簡単に」「誰でもできる」「お手軽」なことがまるで「いいこと」であるかのように思いがちですが、そういったものは「分かったような気にさせる」だけです。
 そうではなく「不合理」で「めんどくさく」「何のためにこんなことを」と思うようなことが、逆に「分かるまで繰り返す」という、今の人間にもっとも必要なことではないでしょうか。
 形式ばったことかもしれませんが、繰り返して実行してください。そういう意味ではお盆や正月という定期的な行事のときに普段忘れがちなこの心を思い出せせてくれます。

お正月も近いので一言。初詣でというと有名な寺社にお参りするのもいいですが、まずは地域の氏神や鎮守を祀る神社。先祖をお守りし、縁をいただいた檀那寺、そして先祖を祀るお墓にお参りするのが本来の形ですよ。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございません。
色々大変詳しく教えて下さり感謝致します。
恥ずかしながら今まで先祖のお陰で自分が存在するという事をちゃんと考えた事がありませんでした。
父が亡くなった事で考える機会を得、父が命をもって私に教えてくれたと思っています。
yuhkohさんのご回答は印刷して読み返しています。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/26 23:57

故人はお墓にいらっしゃるのではなく、極楽にいらっしゃるので、


お墓に供えるものは故人のためではありません。

お墓まいりする人の気持ちの問題ですから、
お帰りのときに持ち帰りされるなら、何でもかまわないと思います。

宗派によって考え方が違うかもしれませんが。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございません。
気持ちの問題ですね。とても勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/26 23:58

 僧籍を持つもので、いけばな関係の仕事をしているものからお答えします(ちなみに仏式を前提とします)


 まず、棘のある花(ボケ・アザミ・バラ)・毒草(トリカブト・アセビ・スズラン)・匂いのきつい花・色のけばけばしい花は追悼の花にはふさわしくありません。根のついた花は自然のままなので、陰陽の理が乏しいため「人をもてなす」ための生花(せいか)としては芸術性に欠けます。
 ただし、毒草ですが「シキミ」は古くから「悪しきみ」を語源とし、その臭いで邪悪を防ぐとされ死者に飾ります。また日本仏教ではインドで用いられた青蓮の代わりとしてシキミを仏花に用います。また仏前にお供えする水は、仏の口と足を洗い、香水のように香りの身に付けるので、シキミを浸した水をお供えするのも良いでしょう。
 蓮は仏教では汚い泥(煩悩にまみれた世界の象徴)からそれに汚れない美しい花を咲かせるところから「悟り」を象徴する最上の花ですが、お墓に飾るのは難しいですね。蓮を用いるときは葉の上にお供え物を載せてお祀りするといいでしょう。また蓮の字の入る花(モクレン・オオヤマレンゲ)も、いけばなでは追弔の花として用います。
 柳(シダレヤナギ・ネコヤナギ・ギョリュウ)は支那では邪鬼を払う木とされ、日本でも古くは魔除けとして墓地に飾られました(その根拠が忘れられて、柳に幽霊という誤った認識が広まっていますが…)。
 コウヤマキは丈夫で長持ちし、また高野山に由来するため仏花に用います。
 菊は支那では四君子の花(蘭、梅、竹、菊)のひとつで吉祥の花であり、臭いもきつくなく可憐なので冥福を祈る点でも最適でしょう。花の高さの順は白・黄・赤になるように飾ってください。そうすれば白・青(葉の色)・黄・赤・黒(水の色)の五色(仏教で宇宙を象徴する色)が調和します。

 お供え物は故人がたとえ好物であったとしても、三厭(さんえん)・五薫(ごくん)、つまり魚・鳥・獣とネギ・ニラ・ニンニク・ラッキョウ・ハジカミといった臭いのする野菜は供えないようにしてください。すでに故人は仏教修行者ですから、これらの食べ物は修行者にふさわしくありません(いうなれば糖尿の人に、好物だからといって甘いものを食べさせることが良いことではないように)
 旬の生野菜・餅菓子・砂糖菓子・豆類・乾物・海草類の山海の物を供物とします。そして死者は香りを食べるともされるので、香りの良いお香は特に供養に最適です。
 お供えした食べ物には二通りの考えがあります。ひとつは野山に置いたり、土に埋めたり、川や池、海に沈めて虫獣鳥魚や、人間の目に見えない天人や竜神・荒神・地神・氏神などの神々、さらには餓鬼と呼ばれる迷える死者に施すという考え方。この場合は周囲の迷惑や環境に配慮して行ってください。もうひとつはお供えした物を、今度は故人からのお下がりとして遺族が食べ、そうすることにより故人の力を等しくいただくという二通りの考えがありますので、状況に応じた方法をとってください。お供えをお墓に置きっぱなしにすると、カラスや猫などで墓地が荒らされるかもしれないので、そのままにはしないようにしてください。
    • good
    • 4

こんばんは



お墓参りに正式な参り方があるのかもしれませんが
お参りされる方の気持ち次第ですから、「この花は絶対いけない!」とか「ご法度!」とか言うものは特に気にされなくても良いかと思います。
バラのようにトゲあるものがダメというのは、供花はいずれ枯れてしまいますから、あとの掃除される方がトゲがささったりしないように・・・という意味もあるそうです。
それならばトゲを取れば問題ないのでは。。という事です。
故人が好きだったお花をお供えするのは何より供養になるのではないかと思います。
それよりも、食べ物やお酒をお供えして、片付けることなくそのまま置いておかれたりすることは絶対にやめた方がよいです。
散らかったり、腐ったりと他の方々にも迷惑をかけてしまいます。
下にお寺の方の「お墓参りの仕方」が載ってます。
そんなに堅苦しく考えなくても大丈夫ですよ^^

参考URL:http://www1.kamakuranet.ne.jp/koshoji/ippan.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございません。
とても勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/26 23:50

お墓に、鉢植えのお花が良いかどうかは、私は知りませんが、


病院へのお見舞いの場合はだめですよね。鉢植えは根付くから。

お墓には備え付けの「花立て」があると思いますので、そこにお花と水をいれます。

ちなみに、福島の郡山では,花をいける竹筒を持参でお参りに行きます。
この筒の多さが、お参りに来た人の数を示します。

それから、植木の場合は、あまり大きくならない木がよいそうです。
大樹になると根を張って石碑を傾けたりするからとのこと。

葬式やお墓参りは習俗ですから、地方毎にそのスタイルは異なると思われますので、
まわりのお墓を見渡して、それに合わせるのが一番と思います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございません。
とても勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/26 23:48

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!