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日本語を勉強中の中国人です。「氏」は現代で男女ともに使える敬称からには、「様」との違いは何でしょうか。

また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それもご教示いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

山田(やまだ)太郎(たろう) という名前を例として、説明します。



「氏」と「様」の使い方の違いとしてわかりやすいのは、「氏」は、手紙等の宛名には使わないということです。

誤:「東京都台東区・・・・ 株式会社◯◯ 山田太郎氏」
正:「東京都台東区・・・・ 株式会社◯◯ 山田太郎様」


それから、「様」は代名詞のようには使えませんが、「氏」は代名詞のように使えます。「氏は東北大学卒業後、株式会社◯◯に入社」という表現は可能です。



「様」は、敬意が高いです。一般人に対して用いられる敬称の中で最も敬意が高いと思います。
「氏」は、敬意があまりないです。何も付けないわけにはいかないので、付けているという場合もあります。

「氏」は客観的・第三者的な文脈で使われることが多いです。従って、山田さんに対するメールや手紙で、「山田氏の更なるご活躍をお祈り申し上げます。」という表現は使いません(もし使ったら、冗談かなと思います)。「山田様の更なるご活躍をお祈り申し上げます。」という表現は問題ありません。

「山田氏」という表現は、山田さんを「社会的な存在」「公的な存在」として捉えていることになります。
「社長」「議員」などのような社会的地位を持つ人については、「山田社長」「山田議員」のような表現は可能です。しかし、そのような地位を持たない人であっても何らかの敬称を付ける必要がある場合は、「氏」を付けるということになります。
また、山田さんが社長であっても、社長と関係ない文脈では「山田氏」と表現したほうがいいと思います。
明らかに社長と関係ある文脈なのに「山田氏」と表現することは、「社長とは呼びたくない」という思いを感じます。

「山田さん」や「山田様」という表現は、山田さんとの距離感が近いです。例えば、親しみを感じているとか、尊敬しているとかいうことです。
「山田氏」は、山田さんとの距離感が遠いです。従って、「山田氏」という表現は、「山田さんのことを客観的に表現します」という意思を感じます。
従って、「担当者を山田氏から別の方に変えていただけないでしょうか。」という表現は、「個人的な感情に基づいているのではない」という意思を感じます(本当は、山田さんのことが、個人的に憎いのかもしれませんが、少なくとも表面上は)。


不自然な日本語の表現
「男女ともに使える敬称からには」
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この回答へのお礼

ご丁寧に説明していただき誠にありがとうございます。おかげさまで、理解できるようになりました。大変助かりました。

お礼日時:2020/01/24 18:08

・sobatya_cn 殿⇒表彰状などの改まった文面で使われる堅苦しい敬称。


・sobatya_cn 様⇒正規の敬称。
・sobatya_cn 氏⇒馴れ馴れしくない程度に親しみを込めたい場合の敬称。
・sobatya_cn さん⇒親しみを込めた敬称。
・sobatya_cn ちゃん⇒馴れ馴れしい親しみを込めた愛称。

「からには」
★前件が成立することにより、当然後件の事態が成り立つという、強い因果関係を表わす。
https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/17211/meaning …
(例)
「氏」が現代で男女ともに使われている(敬称である)からには、女性に使うのが間違いというわけではなさそうです。
そこでふと思ったのですが、「様」との違いは何でしょうか。
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。いろいろ大変勉強になりました。氏とさんのほうが感覚的に近いかなと思いました。質問文のご添削にも感謝いたします。

お礼日時:2020/01/24 19:01

「からに」という語は古い時代に使われた言葉ですが、質問者が覚えたのはおそらく身近(みじか)にこの言葉を使う人がいたために、自然に覚えてしまったのでしょう。

使い方は「敬称であるからには」という言い方で「あるために」あるいは「あるならば」の意味を表します。共通語の立場ではあまり推奨されない言葉遣いです。古くは使われていたので方言とは言えないのですが。
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。大変勉強になりました。

お礼日時:2020/01/24 18:23

「氏」は単なる敬称、言い換えれば、人を指して表現している(物、他の動物等を指しているのではない)。


「様」は丁寧語、敬語には尊敬語、謙譲語、と丁寧語も含まれます。
>敬称からには
敬称であるからには・・・、続く表現内容はそれを受け入れたうえでの内容になります(こういうかとも可能・・・等)、なっていません、受け入れかねての質問ですね。
敬称とすれば・・・・様との相違は?、または○○と矛盾があるようで・・・・。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。質問文への貴重な添削意見にも心から感謝いたします。今後気をつけます。

お礼日時:2020/01/24 18:21

>使える敬称からには、


例、
使える敬称のようですが、
使える敬称だと思いますが、
使える敬称と学習しましたが、

--------------
「~氏」は、
第三者や、第三者ぽく指す場合が多く、
他人行儀な場合/親しくない第三者
賢い人が名指しする場合に利用する事が多いです。
例えば、日本人が「Mr.○○は~~」と英語で呼ぶようなキザというか、エリートぽい言い方になります。
10代20代は使いませんし、一般人でもあまり使いませんが、公の場や報告書などのお堅い書物では利用します。
例、「○○氏のご指摘どおりであり、~~」「○○氏の行動は、~~」
強いて言えば、「~氏」には、あまり愛情が伝わってきません。(例外あり)

「~様」は、
顧客への敬称/手紙や書類などの宛名/感謝や愛情など敬意を込めている場合/敬意ある第三者を指す場合
例、「○○様のご対応のお陰で、~~」「○○様には、いつも大変お世話になっております」
格式/上品さ/丁寧さがある敬称です。

「~さん」は、
「~様」ほど敬意がないとか、仲が良いとか、愛着があるような場合/知人友人や同僚/
例、「○○さんは、私のお友達です」「お隣の○○さんにはお世話になって」
「サザエさん」のように、相手の呼び名/名称化しちゃいます。

「父上様」「お父様」と、「お父さん」の違いです。


「~殿」は、内輪のみのビジネス時(外部には使わない) 会社からの公文書や個人明細などの宛名
課長様はNG 課長殿はOK と覚え解くと良い程度で、会話ではまず使わない。
大昔の敬称なので利用頻度も減ったので、特に覚える必要は無いでしょう。

-----------------------------
「~君」
敬称というより「苗字 + 君」で、呼び名/名称化しちゃいます。
「のび太 君」とかね。
主に男子の敬称で、同僚や部下(女子も含む)/仲良しの一歩手前の一線は保った友人/
良い意味でクールな関係でしょうか。

「~ちゃん」は、
山田 花子の場合には、花子ちゃん!と呼び名/名称化しちゃいます。
「マルちゃん」とかね。
子供や女子(可愛い女子/仲良し) 愛嬌のある呼び名です。
イジるような場合には、「苗字+ちゃん」と怪げな感じで呼びます。
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この回答へのお礼

ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。いろいろとても参考になりました。だいぶわかるようになりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/01/24 18:19

『現代で男女ともに使える敬称からには』という文章の日本語が変です。


からには、って何でしょうか?
→「氏」と、現代で男女ともに使える敬称である「様」の違いは何でしょうか。
という質問内容で合っていますか?

「氏」は元々、男性にのみ使われていました。何かの表彰式や、プレゼンテーションなどの場で男性の名前を呼ぶ時に敬称として使用します。最近は女性もそのような場に頻繁に出るようになったので、女性には「氏」のかわりに「女史」を使うことがあります。
逆に、「様」はそのような場で使うことは珍しいです。「様」は目上の人に使う敬称ですが、「氏」は「様」ではなく、「さん」の真面目な言い方ではないかと私は思います。
日常会話で使用する事はほとんど無いです。
ただ、あまり正しい使い方ではないかもしれませんが、たまに愛嬌のある表現として、上下関係の無い相手や目下の相手との会話で使用する事はあります。
例「○○氏~最近彼とはどうなの?」(この場合は男女関係なく「氏」)

敬称って複雑ですよね。
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この回答へのお礼

書き方が悪くて申し訳ありません。「現代で男女ともに使える敬称からには」は「現代で男女ともに使える敬称であるからには」の間違いです。早速のご回答ありがとうございます。わかるようになりました。

お礼日時:2020/01/24 18:03

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