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現在国際金融論を勉強中なのですが、質問があります。
固定相場制のメリットは理解できたのですが、変動相場制のメリットとは何でしょうか?
教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

質問者さんがどの程度ミクロをやられているかわかりませんが、


とりわけ、為替相場のような、ほとんど厳密に完全競争市場のようなところでは、
きわめて良く厚生経済学の基本定理が適用できるでしょ?
つまりは、通貨に関する政策を外生変数とすれば、変動相場制がパレート効率的なのです。

というわけなので、むしろ、固定相場のデメリットを考えるのが分かりやすい。
で、それは、詳しくは、マクロ、もしくは国際経済の教科書でも読んで欲しいですけど、金融政策が使えなくなることです。要は、国家がマネーを無理やり供給すると、供給過剰、もしくは供給不足になり、結局どんどん買い、もしくは売りが入ることによって、もとの通貨供給量に戻ってしまうのです。

より、分かりやすい効果(金融政策が無理というのと同じ)としては、各国の財政運営があります。つまり、固定相場のもとでは、どこかの国でインフレみたいな効果が生じるのはまずいのです。だから、ユーロは、加盟各国に厳しい財政規律を課しているのです。
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その国家が国際市場で、影響力があると判断されると変動相場制になるわけです。


変な言い方では国際的にその通貨は認められてるという事実もメリットの一つ(微妙な所ではありますが)かも知れません。
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変動相場制なら、そのときの、その国の力に応じて相場が上下します。

つまりありのままが相場に反映されるというメリットがあります。
ここで「力」というのは、経済力のみならず、国情の安定性なども含みます。国情が安定しているとか、そうでないとかは、他の国に対して、という相対的なものでしかありませんが。
ある国の通貨を所持することが不安なら、それを売ろうとする人が増え、「他の通貨に対する、その国の通貨の相場」は下がります。
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