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No.4
- 回答日時:
理工系の親は、子どもが理系に興味があるなら、それを伸ばそうと思うのが普通であって、確かに技術系は不遇ではありますが、だからといって同じ道に進ませないというのは、私の周りでは聞いたことがありません。
そういう発想は文系的と思います。
ただ、確かに日本社会では技術系が不遇であることは事実であり、社会的な問題だと思いますが、そのことを問題視する親は留学を進めると思います。技術系がきちんと評価される米国がいいですね。
ただし、米国での道は日本での不遇の道よりも困難な道になるかもしれません。
しかし、真に実力があるなら米国に行くのがいいと思います。
米国の道に進むことがどういうことなのかは、No.2さんの回答が大変素晴らしいので、是非ご一読ください。
私も大変勉強になりました。
この場を借りてNo.2さんにお礼を申し上げます。
No.3
- 回答日時:
一般的に大学受験を親が縛り付けることはありません。
経済力が許す範囲で子供の自由にさせます。
下宿出来る出来ない、私立、国立、地元公立などはお金の事情で縛られますが、
学部学科を縛る親はいない傾向にあります。
>理系、技術系の不遇さを知ってるから
不遇なのではなく、出世する実力が文系に比べ身につく機会が少ないだけです。
しっかり遊んできた人間の方が仕事が出来るだけの事です。
No.2
- 回答日時:
理系は正当に評価されないという質問者さんの言葉に、同感と思うこともありますが、そうでないと思うこともあります。
そのうち、一般論ですが、『同感』と思うことには評価する側に問題があり、『そうでない』と思うことには評価される側に問題があるように思います。
電子回路や信号処理の世界で仕事をしてきたものです。
電気の工作を趣味にして育ち、40年以上前の大学時代に出会ったアメリカの半導体や回路工学の専門書や教科書で先端技術に触れ、『日本が遅れている。 アメリカで勉強して仕事がしたい』と思うようになり今があります。
その経験を通して私が思うことを紹介しようと思います。
結果的に『自慢話』に聞こえるかもしれませんが、それは結果が良かったからで、ここに来るまでには紹介しないいろいろな困難や失敗もありました。
それは割愛しましたが、実際の経験に根差した説明で日米の差異感じていただく思いますのでご覧ください。
日本では優れたと言われる大学に通いましたが、教わることにも教え方にも『目からうろこ』のようなものはなく、学生も専門的な勘の感じられない、私感を言わせていただけば『レベルも志も低く勉強も努力もしないつまらない』学生生活でした。
いわゆる一流と言われる企業に就職はしましたが同じでした。
いや、むしろひどかった。
質問ささんがおっしゃることに通じるのではと思いますが、私が感じたのは『ぬるま湯』『過去の遺産の食いつぶし』『出る杭は打たれる』『能力・発想・実績は収入にも地位にも結び付かない評価システム』などなどでした。
好まれるのは『試験の点数』『資格の有無』『人脈』『上級者への貢献』でした。
結婚して家内と話し合い、アメリカへの期待を現実に出来ないかと言う模索を始めました。
インターネットもありませんから、外国での仕事はおろか、生活の情報を得るのも容易ではありませんでした。
そこで実際に行って経験することで調べることに・・・
しかし、当時はまだ今のように格安航空券なんて言うものも無いので、個人で海外に出かけるには多額のお金が必要でした。
それでも何度か渡米してアメリカの必要な情報や感覚を自分たちなりに集めて積み上げました。
そこで現実路線として行きついたのが、アメリカ進出を企図する日本の会社で派遣されること。
そのために当時では多くなかった一流企業からの転職をしました。
紆余曲折はありましたが、ほどなくアメリカの研究機関との共同研究開発のための駐在派遣のポジションを得てこの地に来ることが出来ました。
もともと持っていた知識などで仕事はこなすことが出来ましたので、余った時間をいろいろな先端技術の自主勉強に充てて習得しました。
そんな技術を使い、本来の仕事はしつつ、無給のボランティアとして仲間の研究者を手伝い、かれの仕事に必要な特殊な半導体素子を作ってやるとそれが成功。
その上司の方が業績と能力を認めてくれ、日本の会社の傘なしでこの地で暮らすことが出来るようになりました。
このような仕事の仕方をするためには、年を重ねて経験を積んだとしても、先端技術やインフラ的情報の勉強は欠かせません。
そのためには自費で2~3年に一度、専門の教育機関に行って2~3週間缶詰になって教育訓練を受けます。
そこでの経験は勉強ばかりでなく、そこに来る専門家と仲間になるいい機会でもあり、そういったものを大事にする世界があるのもこの国ならではと感じています。
在米30余年の今は、リタイアして東部の田舎に暮らしています。
こちらで生まれ育った子供は大学7年生です。
子供は医歯薬生物系なので私とは違う特性の分野ですが、基本的な感覚はアメリカです。
アメリカの大学に入試はありません。
学力試験はありますが、それは年に何度も行われ、何度でも受けることができます。
なので、優秀な子はほとんど満点で、その成績では優劣を判断できません。
そのため大事になるのが『説得力』と『実績』です。
説得力を身に着けるには『明確な目的意識』『プロジェクトの企画能力』『周到な調査を行う能力』『論理的・理論的・合理的な思考能力』『簡潔にまとめる力』『Q&Aやディベートへの対応能力』『全てをさっと簡潔にまとめる能力』『論文とプレゼンをまとめる能力』が必要です。
この基礎は義務教育で身に着けます。
それなりのレベルの地域なら、公立校でもこのような意識の下のカリキュラムで教育・訓練をしてくれる世界がこの国にはあります。
これは家内の受け売りですが、親はそういったところに子供を置く責任があると私は感じています。
その集大成として、高校になると、企業や財団が提供する懸賞論文に応募したり、自分で様々なボランティア活動を立ち上げて運営したりします。
ウチの子の場合は懸賞論文に応募しました。
自分で『疑問』を明確にして研究プロジェクトを企画し、仮説や解明のための理論やプロセスを明らかにし、それをもって自分で大学などに行ってそれを専門とする先生にメンターを頼み込み、その弟子の学生などの助けも受けてデータを集めたり解析をし、結果は教授や大学生をの議論も通して導き出し、最後は国際学会にも出せる体裁の論文にまとめます。
これをサポートする先生や学生にとっても論文が審査委員会を通過して受理されたというだけで実績になりますから大真面目になります。
そして、それが大学入学願書に書く『実績』として大きく評価されます。
ウチの子の場合、これにより学費相当の返さなくていい奨学金を得られたほか、学部長の研究室の研究のインターンに1年生から混ぜてもらえました。
つまり、ここには『やれば、やったことについてのやっただけの評価がついてくる』世界があるのです。
奨学金は半端ではありません。
子供が行ってるのは州立大、つまり日本で言えば国公立ですが、学費は年額で400万円前後と安くないのです。
それを何年間ももらうためには、成績を維持する必要があるばかりではなく、それなりの実績も求められます。
だからインターンで上級生に混ぜてもらって研究にいい効果を出さなくてはいけませんし、そのためには上級生について行けるだけの勉強をしなければなりません。
アルバイトなどをやっている暇はないのです。
それなりの学校になると、学校もそのことはわかっているので、授業のアシスタントや実験の準備・後始末、図書館などの運営、パソコンショップや学内ネットや学内のテレビやラジオ局の運営などに雇って、実体験をさせつつ給料を提供したりしています。
研究活動も盛んで、日々の活動のほかに学会発表などを積極的にさせます。
それも学生実験のレポートに毛が生えた程度のものを論文と呼ぶ日本の多くの学会とは違い、国際学会に出させ、そこへ発表にも行かせます。
その費用は研究のスポンサーからの研究費が賄うばかりでなく、日々の研究にでさえ企業や財団は給料を払います。
いい研究成果にはそれなりのお金がつくという関係が出来上がっています。
こういう社会・世界の素地がどうすると出来るかはわかりませんが、『ある』ということが素晴らしく、私たちのように『どこの馬の骨ともわからないヤツ』のせいかもしっかり評価して認めてくれるというのは『すばらしい』レベルと思います。
このような活動が出来る裏には『ことば』は大事です。
実際の仕事の世界では、『英会話が出来る』『TOEFLが何点』などというものでなく、持論を戦わせたり相手の意見にモノを言うことができるかどうかが大事です。
考えのまとめ方の訓練に加え、それを目的にした言葉が使えて初めて世界の舞台で仕事が出来ます。
そうでないといつまでも井の中の蛙で評価はついてこないと思います。
アメリカでは英語とスペイン語を小学校から教えますが、多人種の国故、近所の幼馴染にフランス人と中国人が居るのでその言葉も覚えました。
大学に入ってからは毎年夏に不足する単位を得るためにフランスの大学に臨床と実験のサマースクールに行ってましたが、イタリアからの学生と話すとイタリア語はフランス語とスペイン語の中間みたいな感じなので話せるようになったと言います。
学会でポスターセッションを開くと日本人と想像したのか日本の研究者が寄って来るが英語で対応するとすぐ姿を消してしまうとか。
言葉の壁は大きいようです。
いろいろ実例を紹介しました。
置かれた状況を不遇と言うのは簡単ですが、それは理系なのか文系なのかは関係ないと思います。
評価されないならその原因と自分にできることを考えて評価されるようにする。
それだけのこととですが、それはそれなりのことをしないといけないということでもあると思います。
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