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漏電遮断機や配線用遮断機について質問です。
電源始動時の突入電流を考慮して、すぐにトリップしない様に引き外し特性があると書いてありました。
ここで疑問なのですが、すぐにトリップせず、機器に定格電流以上の電流が一瞬流れても大丈夫なのでしょうか?

A 回答 (2件)

この質問の対象を、電源供給の配電盤に設ける遮断器として説明します。



まず、漏電遮断器と配線(負荷回路)用遮断器は使用目的が違います。
漏電遮断機能付きの配線用遮断器も、回路設計上は漏電遮断機能と配線遮断機能とはそれぞれ別なものとして扱います。

そのうち『負荷が突入電流を生じる特性をもっている』という事項は配線用遮断器の方で対応します。

それから、よく間違われることなのでここではっきりさせておかないといけないことがあります。
回路遮断器は負荷を守るものではなく、配線を守るものだということです。

負荷がその内部で火を噴こうが爆発しようが、そうなってほしくない場合、その原因に対処するのは負荷装置に設ける保護装置で、電源の配電盤に設ける遮断器ではありません。
電源の配電盤に設ける遮断器は、そこと負荷装置の間の電線で起きる問題で火災が起きないようにすることを目的にしているだけです。

その目的で考える対象は以下のようなものです。

・電線
・遮断機
・回路の途中に用いるスイッチなどの部品
・配線の途中で電線を継ぐ場合の接続部品

回路設計では、それらそれぞれが負荷の特性で火を噴かないようにします。
その時『突入電流』が発生する負荷を使うなら、その電流で火を噴かないようにします。

通常『突入電流』は、『定常電流の 100 倍のような電流が1秒以下のような短かい時間に流れる』というようなものです。
その程度なら、定常電流で発煙・発火しないように選んだ電線・スイッチ・接続部品で問題は起きないものです。

たとえば電線の場合、ある電流でどの程度の時間まで流せるかという特性は仕様書にグラフで示されます。
設計ではそれを使って電線を選びます。

遮断機も同じです。
一般に『定格』と言っている特性値でも、その部品の仕様書を見れば、『連続』だけでなく『ある程度の短時間』ではどうかが書かれているものです。
特に突入電流が流れる時間が長いものを必要とする場合、トリップに遅延特性を有したディレイブレーカとかディレイヒューズを用います。

スイッチや接続器具でも同じです。
設計では使う部品の特性をデータシートをくまなくしっかり読んで必要とされる特性が得られるようにします。
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配電盤ではすぐには飛ばないようにしています、(基準がある)


突入電流はモーターのように始動時に発生し、構造上押さえるのが
難しいのもありそれも考慮してすぐには飛ばないようにしています。
インバーターなどでモーターを回すのが難しいのは突入電流を流せ
ないのが(対応が難しい)原因です。
機器については設計段階で突入電流対策を取るようにしています、
例えば電源投入時にフューズが加熱する現象をたまに見ますが
いずれ切れるでしょう、このような設計は製造側の責任です、突入
電流は数秒なのでそんなに問題にはなりません、むしろ故障時の
過電流の方が危険なのでサーキットブレーカーを付けたりはします。
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