No.10ベストアンサー
- 回答日時:
英語は、他の印欧言語と比較しても特殊な言語だといわれますよね。
様々な歴史的経緯があったとしても、その性質は「単純」でかつ「複雑」です。まず、beとdrive(を含む他の一般動詞)は、そのふるまいにおいて異なります(ungrammaticalを示す*には慣れておられるようですので、特に定義はしません。また、対象言語は特に指定しない限り「現代英語」とします)。
a. You are a musician.
b. Are you a musician?
c.*Do you be a musician?
d. You drive a car.
e.*Drive you a car?
f. Do you drive a car?
命令法に目を向けると、下のような感じです:
g. Drive a car!
h. Be a musician!
この時点で、命令法2人称(単・複)は原形に一致することが明らかです。直説法2人称現在形とは若干異なるということですね。
これらを否定形にしてみましょう。
i. Don't drive a car!
j. Don't be a musician!
手元の古英語入門書を見てみると、こんな例がありました。
k. And ne gelaed thu us on cosnunge, ...
(And lead us not into temptation, ...)
また、有名なJohn F. Kennedyの演説にはこんな一節がありましたよね。
l. Ask not what your country can do for you.
後の文との相関があるのかもしれませんが、否定辞の位置には時代により差異がありそうです。
#4さんのお礼で書かれていることについてですが、notがいつから「屈折要素」になったのですか?屈折要素はareや(finiteな)driveであり、否定辞はこれに含まないはずですが。
ありがとうございます。
とてもわかりやすいです。英語学の専門の方ですか?
>#4さんのお礼で書かれていることについてですが、notが
>いつから「屈折要素」になったのですか?屈折要素はare
>や(finiteな)driveであり、否定辞はこれに含まないは
>ずですが。
すみませんでした。勉強不足です。私は、屈折要素として時制や法制、定制などがあると思っていました。御指摘してくださってありがとうございます。
この場を借りて、4番の回答者様、申し訳ありませんでした。
No.9
- 回答日時:
本質的な質問だと思います。
I am noisy . You are noisy . He is noisy .
この現在形のam/are/is(ーです、である)に代わることができる動詞はあまりないですね。
I will be 15 .You can be a teacher .Don't be noisy .
この be に代わることのできる動詞は become(一般動詞)がありますね。つまり、 be は be動詞の原形であると同時に「 -になる 」= becomeという一般動詞的な特徴も持っているようです。ですから助動詞( do/does/did/will/must/can/may・・ )のあとにbeがきて「-になる・・」という文ができます。疑問に思われたのは beを「-です、である」とばかり考えられたからではないでしょうか。
No.8
- 回答日時:
be動詞は 普通の否定文ではdoを用いませんが、否定の命令形だとdoを用いますね。
私も疑問に思いました。でも ちょっと待ってください。ご質問のタイトルの文は肯定形だと Be noisy.じゃないですか。
私もよく分かりませんが、大昔の英語は否定文にする時、doを使わず そのまま notをつけていましたが、
beは 使いませんでした。その他に haveも比較的近代までdoを用いませんでしたが、アメリカでは 必ず doを使いますね。
ただ、命令文に関しては beまでもが 否定形では doが使われるようになりました。
ありがとうございます。
やはり、古英語・中英語がどのように変化してきたを学ぶ必要がありそうですよね。
>その他に haveも比較的近代までdoを用いませんでした
>が、アメリカでは 必ず doを使いますね。
そうですよね。イギリス英語で、haveでdoを用いない使い方が現在でもあると聞いたことがあります。
No.7
- 回答日時:
命令文は、原形でないとだめだから、
と言うと一番簡単なのですが、それではつまらないので
次のように考えてみたらどうでしょうか。
You are noisy.
のareは、「~である」という感じですので、
それを命令にして「~であれ!」というのは、
なんとなく変な気がします。
Aren't noisy.やAre noisy.だと、
(もちろんこんな言い方はしないのですが)
日本語に例えれば
「うるさくあるな!」「うるさくあれ!」
という感じがしますね!
しかし、beは、「~になる」「~にする」
という意味がありますよね。
(例えば、I want to be a pilot.=わたしはパイロットになりたい。)
ですから、beも、driveと同じような動詞である、と考えるのです。areの原形と考えるのではなく、~になる、~にする、という動詞と考えてみたらどうでしょうか。
そうすれば、driveと同じなのですから、
Don't be noisy.
(=うるさくするな)
というのも、まんざら不思議ではないのではないでしょうか??
ありがとうございます。
>ですから、beも、driveと同じような動詞である、と考え
>るのです。areの原形と考えるのではなく、~になる、~
>にする、という動詞と考えてみたらどうでしょうか。
はい、確かに、beもdriveも大きくまとめると動詞です。
No.6
- 回答日時:
ajaraさんの発想は、ラテン系の言語からですか?
私はフランス語しか知りませんが、確かにそんな風になりますよね。動詞の活用をそのまま(ほとんどの場合)文頭に出すことによって命令形になるのですから、それを見れば二人称単数に対しての命令形なのか複数に対する命令形なのかさえ明白に分かります。
その点、英語はすごく簡略化されていて、私には理由は計りかねますが、覚えやすいですね。
「don't + 不定形」 で否定命令形の出来上がり。(不定形って英語では使わなかったかな?)
見当違いのことを言っていたら、ごめんなさい。謝ります。
ありがとうございます。
>ajaraさんの発想は、ラテン系の言語からですか?
ラテン系の言語を勉強したわけではなく、テキストの中に英語との比較として少しあったので。
>私はフランス語しか知りませんが、確かにそんな風になりますよね。動詞の活用をそのまま(ほとんどの場合)文頭に出すことによって命令形になるのですから、それを見れば二人称単数に対しての命令形なのか複数に対する命令形なのかさえ明白に分かります。
なるほど、大切な部分が凝縮してあり勉強になります。
見当違いどころか、まさにそのとおりです。ポイントを押さえていただき、ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
まず基本の確認ですが、禁止命令形の基本は、Do not ~.です。
do動詞を命令形にする場合ですが、
don'tを文頭に置いて、driveは原型に直します。
be動詞の命令形の場合も同じように、
don'tを文頭に置いて、areを原型のbeに直します。
ajaraさんのAren't noisy.はなぜダメなのかの説明ですが、
●理由1:禁止命令の正しい使い方
もしAren't noisy.が良かったら、
Drive not.
も良いことになりませんか?もちろんダメですよね。禁止命令では、Do notを使うのがきまりですね。
●理由2:be動詞とdo動詞の違い
You are not noisy.
と
You do not dirve.
を比べていますが、
2つの文でyouの動詞は、上の文はare、下の文はdriveです。つまり、上の文のareに対応するのは、driveであり、doではありません。
また、上の文のnotに対応するものは、下の文でdo notの部分です。
be動詞とdo動詞の否定文をもう一度思い出してみると、
<be動詞>
be動詞の後ろにnotをつける
<do動詞>
do動詞の前にdo not, does not
(現在形の場合)
このように、be動詞とdo動詞とでは語順が違ってくる場合があるので、ajaraさんがareをdoに対応付けて考えてしまったのかもしれません。
正しい言い方としては、
Not be noisy.
Don't be noisy.
noisyを使わない場合。
Quiet, please.
詳しく書いてくださってありがとうございます。
>禁止命令形の基本は、Do not ~.
これは、確かに中学校・高校で習いますが、ルールですよね。なぜ、こうなるのでしょうか?ルールがあるということはそれを導く理論があるはずだと思ったのです。
>もしAren't noisy.が良かったら、
>Drive not.
>も良いことになりませんか?
私は、そうはならないと思います。それは、1番の回答者様へのお礼の中で書いたのでご覧になってください。
>You are not noisy.
>と
>You do not dirve.
>を比べていますが、
>2つの文でyouの動詞は、上の文はare、下の文はdriveで>す。
>つまり、上の文のareに対応するのは、driveであり、do>ではありません。
回答者様は、品詞で考えられたと思います。しかし、それぞれの語の働きで考えると少し違ってくるのではないでしょうか?
では、それぞれが肯定文のときを考えます。
You are noisy.
この文では、述語はnoisyです。
You drive.
この文では、述語はdriveです。
そして、否定文では
You are not noisy.
You do not dirve.
となるわけですが、屈折要素のnotと結びついているのはareとdoです。
>正しい言い方としては、
>Not be noisy.
>Don't be noisy.
Not be noisy.とはならないのではないでしょうか。それは、doとareが屈折要素と結びつく際、それぞれが違った動きをするからです。どちらが重く、どちらに引き付けられるかということですが、この部分については詳しく説明することはできません。
No.1
- 回答日時:
「運転しなさい」、「騒々しくしなさい」はそれぞれ、
(g) Drive.
(h) Be noisy.
となります。質問文にあるように「運転してはいけない」は
(e) Don't drive.
なので同様に「騒々しくしてはいけない」は
(h') Don't be noisy.
となる、と考えてよいのではないでしょうか。
"You are noisy." において、Be動詞が "are" になっているのは、主語 "you" に対応しています。命令文の文頭にくる動詞は原形になると私は習ったので、(原形ではない)"are" が文頭にくる命令文はないように思います。
ありがとうございます。
You drive.という文ではdoは見えませんが、存在していますよね?その証拠が否定文や疑問文にしたときに現れます。そうすると、
>(g) Drive.の中にもdoがあってそれが
>(e) Don't drive.になるのは分かるような気がします。
そして、質問の中に挙げたように同じような働きをしているので、
>(h) Be noisy.を
not [be noisy].
notとbeがくっついてAre not。
↓
(h'')*Aren't noisy.
と考えたのです。。。
なぜ、命令文の文頭は原形なのでしょうか??
すみません、分かりやすい説明を頂いたのですが、混乱してます。。
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