アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

近頃ニュースで完全に死亡しているのに心肺停止で運ばれたという妙な表現が使われているのはなぜですか。

A 回答 (5件)

結論


ニュースなどで言う心肺停止
心肺停止は死亡でないため
「心肺停止」として心臓と呼吸が停止すると、細胞が生きていくための酸素と栄養がなくなるため、すべての細胞が死んでいくことになりますが、心肺停止からすべての細胞が死んでいくには時間がかかります。
心肺停止=死ではありません。
心肺停止の状態で病院に運ばれるときには、心臓マッサージ、人工呼吸をしていますので、蘇生している間は死ではありません。
これらの蘇生法を行った上で、蘇生できない時に死を医師が確認してはじめて「死」となります。逆を言えば、事故等で誰が見ても明らかに生存の可能性がない場合でも、基本的には医師が確認しない限り、「死」とはならないということです。
人が死亡すると戸籍から抹消したり火葬し埋葬するための死亡診断書は医師以外にかけないためもあります。


以下は、医療ニュースガイドから抜粋です。
法律で定められた「死亡」
法律において、刑法上では「死」についての記載があるものの、きちんと定義されているわけではありません。
民法では相続の問題から、失踪7年間発見されない時には法律上で死亡とされ、相続などが発生します。
社会通念上の観点などから考慮され、法律学者の間で認められている通説があります。医師もその通説に従い、死亡を確認することになっています。

呼吸の停止
脈拍の停止
瞳孔反射機能の停止

の3点で判定する三徴候説です。これらは生きていく上で重要な呼吸機能、循環機能、脳機能の停止が回復可能であることを示しております。したがって、ある程度の時間、停止した状態を確認することになります。救急処置をしているときには一旦処置を止めてみて確認することになります。
臓器移植に関する法律によって定義された死亡もあります。
「脳死した者の身体」とは、「脳幹を含む全脳の機能が不可逆的に停止するに至ったと判定された者の身体」と規定されています。脳死は「移植の時にのみ認められる死」とも言えます。
深い昏睡
瞳孔の散大と固定
脳幹反射の消失
平坦な脳波
自発呼吸の停止
の5項目を確認し、6時間以上の時間をおいて、同じ一連の検査をして、判定されます。脳死では自発呼吸はありませんが、心臓はまだ動いています。つまり、死の三徴候の脈拍停止がないわけです。
例外となるのは、先述した失踪の場合と、救急隊が死亡を判断する場合です。

1つには、頸部または体幹部が切断されていたり、全身に腐敗がみられたりして、明らかに死亡している場合と以下の項目をすべて満たした場合に

痛み刺激に反応せず、意識レベルが全くないこと
呼吸をしていないこと(死の三徴候)
首の動脈である総頸動脈で脈拍が全く触れないこと(死の三徴候)
黒目である瞳孔が開いていて、対光反射が全くないこと(死の三徴候)
低体温であること
筋肉が硬くなる死後硬直
身体の下側に出血斑ができる死斑が認められること
総合的に判断して、救急隊が死を判断することがあります。医療機関に搬送しても、蘇生の可能性が全くない状態ということです。
    • good
    • 0

心臓が止まっていても,脳死状態にはなっていないことがあるからではないでしょうか。



脳死からの回復は見込めませんが,脳が死んでいなければ心臓マッサージ等により血流を再開させ,脳死を免れることもできるんじゃなかったでしたっけ? それは時間との戦いになり,心停止後どのくらいかは忘れましたけど,その時間が過ぎているということがわからない状態であれば,とりあえずは心臓マッサージなどを試してみる。その後,医師の判断で,死亡を確認するのだと思います。

ちなみに死亡時刻は,相続に影響を与える重要な要素です。ある相続関係で,当事者の死亡日時の前後で相続人ががらっと変わるということもあるので,この判断は非常に慎重にならざるをえません。
    • good
    • 0

既に回答のあるとおりです。


死亡の判定は医師だけしかできません。

ただ、鉄道事故などの場合のように誰が見ても亡くなっている時は「現場において死亡が確認された」と報道されています。
    • good
    • 0

誰が見ても死亡している状態であっても公式には医師の死亡認定が無いと死体として扱ってはいけない法律があるのです。

表現だけの問題ではなく、生きている者として救助活動・救命活動が行われます。
    • good
    • 0

医師による死亡判定が行われてないからです。

    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!