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いつもありがとうこざいます。
さて、最近、仕事の必要性から経済学を勉強しつつあるものです。小泉改革…市場経済原理の大胆な導入、官民の役割分担見直し、独立行政法人化、医療改革等は、明らかにサッチャーのとった手法の焼き直しと思います。(浅薄な知識しかありませんので、自分はそう思うというレベルです)
成功したといわれるサッチャー改革後の、現在の英国の経済・社会情勢等について、お詳しい方お教え下さい。現在、様々な議論がされていますが、将来的には、英国型の社会になっていくようにおぼろげながら感じています。これも、間違いならご指摘頂いて結構でございます。

A 回答 (2件)

 私は「(サッチャー改革後の)「現在の英国」を志向し様としても、残念ながら、日本は不利な状態を抱えている」気がしてならないので、その要因の一部に触れてます。



 a)30余年前迄は日英間に差は左程なかったかもしれませんが、「北海油田(の一部)」の恩恵に英国が浴しているのに対し、日本には(目ぼしい油田が依然未発見と言う)「無資源国」であり続けている事

 b)サッチャー氏が改革に着手する前から、その傾向はあったと思いますが、英国の国有化されていた企業(or事業体)のトップに、「営利性」の意識が濃く、「採算性」を度外視しても、運営を継続していない。(残念ながら、日本の特殊法人の大多数はこの対極にある訳です)

 c)(b)の傾向とも一脈通じるものがありますが)採算の為なら、所謂「英国の文化」を担ってきた民間企業でも、他のEU企業へ、売り渡しを実行に移します。(その典型例が「キットカット」で著名なマッキントッシュ社で、既に、ネスカフェで知られるネスレ(瑞)傘下に入っている事でしょう)

 d)(65才以上の?)高齢者人口の比率が高まり、勤労者世代の負担が重くなって来ているのは、日本も同様ですが、英国の場合は旧植民地や英連邦等から、移民を受け入れる事により、かなりの程度この点の緩和に成功している事

e)EUには加盟しているが、一定の距離を保つのが上手い事。etc でしょうか??

 日本も a)は兎も角、b)~e)は見習い、弱点を補強していくべきだと捉えますけど、日本の国民性からして、アジアの(例えばASEAN)諸国からの他民族の受入れをスンナリ実行したりするとは思えません。
 又、日韓関係が英仏関係の様な、「過去のわだかまりに囚われることなく、上手く、但し、自国の立場をあやふやにしない」手法で、付き合い上手に変身して行く、のも(21世紀前半は)望み薄でしょう。

 以上の諸点を勘案すると、「日本の将来は手放しして楽観は出来ぬが、真っ暗と言う程でもない」様に私には映るのですが、如何でしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。資源の有無、旧植民地外交の違い、移民の問題等、ただちに比較できない要素はあるとのご指摘はごもっともと存じます。また、日本の将来は、真っ暗と言うほどでもないということことも、勉強になります。つい、悲観してしまうのですが…。もう少し、ガバナビリティーのある政治家が出ないものか…とも思いました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/05 22:23

GDP上昇率、物価上昇率、失業率とも安定した状態ではあるといえるかと思います。


サッチャー時代の政策の功罪はともにあるでしょうが、いずれにしろ、現在に至るそれなりの成果に結びついている、ということはいえるかと思います。

日本が英国型の社会になるか否かは何ともいえません。ただ、諸々の経済環境・社会環境を踏まえた場合に、米国のやり方だけを取り入れていてはうまく回らないのは事実であって、英国のやり方、またドイツ・フランスのやり方も参考になる部分/していく部分はあるかと思います。
また全くお手本がなく、自ら創意工夫で取り組んでいかねば成らない分野があるのも事実でしょう。。。(本来、他国のやり方を取り入れるにしても、ここが出発点にならねばならないところですが・・・)


以上一般論的ですが・・・
 

尚、経済誌"The Economist"は英国ベースで世界を俯瞰している雑誌です。時折そのタイトルを眺めてみるだけでも、英国政治経済の状況、英国から見える日本・アメリカetc.の状況が垣間見えるので、もしご興味あれば見ていただけるとよいかもしれません。。。
http://www.economist.com/
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この回答へのお礼

親切なご回答痛みいります。確かに、英国風であっても、米国流の経営手法も取り入れていきつつある様ですね。介護保険は、ドイツ風でしたか?そう考えますと、まるで明治期のようですね。現在、日本は、再び普請中ということでしょうか。日本独自の相違工夫が必要であることというご指摘、誠に参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/05 22:17

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