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熱力学の勉強をしていてふと思ったので質問させていただきます。エントロピーが増大するなら不可逆変化だと分かりますよね?不可逆変化だと分かって何かいいことあるんですか?いまいちよく分かりません…

A 回答 (3件)

>不可逆変化だと分かって何かいいことあるんですか?いまいちよく分かりません…



物理学の目的は、自然の仕組みを解き明かすことです。
なので、四の五の言わずに、わかること自体が、いいことだ!と考えます。

これによって、どんなに頑張っても、永久機関は作れないこともわかるし、熱機関が平衡に向かう反応が記述できる。また、熱力学だけでなく、統計学や、情報理論に応用されて、さまざまな状況の説明や、反応の解明にも使われる、ってことです。
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この回答へのお礼

なるほど…様々な分野に応用されるわけですね。
難しいですが、理解できた気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2023/01/11 08:13

エントロピーが増大するのは、自然にどんどん乱雑な(拡散した、エネルギーが低い安定した状態に)状態に進むってことです。



熱いものは熱が拡散して冷め、コーヒーにクリープを入れるとやがて混じり合う。水は高いほうから低いほうに流れ、岩石は風化して砂や土になる。

エントロピー増大の法則は情報にも適用できます。

機密性の高い情報はやがて拡散して誰もが知ることになり、情報としての価値が薄れる。
特別に高い知識もいずれは普及して常識化する。
最新モデルの製品は発売したときから陳腐化を始め、感動的な芸術も次第に輝きと関心が薄れる。

これらは人の手を加えないと、元の方向には戻りません。不可逆変化です。
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この回答へのお礼

分かりやすかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2023/01/11 08:14

一番大きいのは「永久機関の研究をしなくて済む」ですね。


他、系内のエントロピーが減少するような技術開発をしなくてもいいですし、一見してエントロピーが減少するような現象には裏があることもわかります。
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この回答へのお礼

確かに永久機関の研究をしなくてよいのは大きなメリットですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2023/01/11 08:14

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