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尊敬の対象でしたか?

A 回答 (2件)

紫式部日記には、有名な「三才女批評」の項が有ります。


才色兼備で良妻賢母の誉れが高い、赤染衛門は、「丹波の守の北の方をば
宮殿などのわたりには、匡衛衛門とぞいひ」と書かれて居ます。
こちらが引け目を感じる程ではないが、格調の高い和歌を詠み、
その事を鼻に掛ける事が無い、尊敬出来る女房と評しています、
男も女も辛口の人物評が多い紫式部としては、中々の評だと思います。
赤染衛門は「栄花物語」の作者とする説が在ります。

ついでに、恋多き女、和泉式部の事は、「和泉式部といふ人こそ、
おもしろう書きかはける。されど、和泉はけしからぬかたこそあれ。
・・・」と文が続きます。和歌詠みの才は認めるが、他人の和歌を
評する時は、学識の無さが表に出てしまう軽薄さがあり、それが、日常
の行動にも表れるして、暗に男の遍歴を批判してます。

ライバルの清少納言の事は、「清少納言こそ、したり顔にいみじう
侍(はべ)りける人。・・・」と酷評の文が続きます。
漢学の才をひけびらかす、高慢な鼻持ちならぬ人と評しています。
紫式部が彰子の後宮に勤めたのは、中宮定子が亡くなり清少納言が
去って六年後なので、直接の面識は無いと思われますが、何かと
彰子の後宮と定子の後宮とを比べられる事が、清少納言への嫉妬が
酷評として表れた様に思えます。

この後、自身の評をした時に書いてます。
彰子の後宮が定子の後宮と比べて華やかさが無いのは、私の暗い
性格から来るものと書いてます。
観察眼が鋭く深く物事を考察する人は、表面は暗く人付き合いが
苦手な人が多いですね、そういう性格でなければ、源氏物語などの、
千年以上も読み継がれる、稀代の名作は書けませんでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど!辛口の紫式部日記が鍵ですね。派手はだめだ、見栄っ張りはだめだという抑制的な感覚を持つ紫式部の眼鏡にもかなったということですな。

お礼日時:2024/03/12 08:50

職場の先輩一目置く存在


最高級というわけではありませんが、彼女の和歌は本格派で、下手に読み散らしたりもしません。ちょっとした時に詠んだ和歌ですら、頭の下がる詠みっぷりです。と言っています
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この回答へのお礼

なるほど!本格派として高評価ですな。

お礼日時:2024/03/11 10:46

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