No.3ベストアンサー
- 回答日時:
道元の若い時に、一切衆生悉有仏性と云われていると云うのに、如何して人間は修行をしないと仏性の存在そのものを知る事が出来ないのか?と云った疑問が湧き上ってしまって、その疑問を解消すると云う目的が仏門に入るきっかけになったようです。
処が仏性の存在は誰でもが毎日会っている存在です、余り日常過ぎて忘れ始めrていると云っても良い位の存在です。
出会った感想は『今更お前は誰かと聞く必要さえも無かった。』と沢山の故人が口をそろえて云っている感想です。
貴方は神経症と云う言葉を知っているでしょうか?又この神経症の症状を知っているでしょうか、この神経症を詳しく話すならすなわち仏性の解説になっています。
「日々是好日」とは少し距離を置く事になるかも知れませんが、仏性の存在を抜きにしては『禅語』は成立しませんので少しお付き合い下さい・
神経症の症状には大分幅が在りながら、その範囲さえも又幅が在ります、その理由を簡単ではありますが説明したいと思います。
神経症が発症する原因を先に解説します。その前に仏性の説明をしたいと思います。仏性とは生物の生命発生機能兼生命維持機能という意味です。
その為に仏性には生まれる事も、滅する事もありません、それでいながら永遠の命も持っている存在です。
人間の生命が芽生える事を想定する事によって説明に替えさせて頂きます。
命が芽生える瞬間から既に働き始めている存在の事です。細胞分裂の順番に始まって生まれるまでの全ての工程を取り仕切っている存在という意味です。
そうして生まれた瞬間から全てを知り尽くして働き始めている存在という意味です、生まれた瞬間に泣く事さえも赤ん坊に教えている存在です。
そうして心臓の動きから脈拍の数でさえも教えている存在の事です、呼吸数からホルモンの調節から自律神経の働き方から押さえ方までも熟知している存在という意味です。
今書いた内容は生命体の生命維持機能と云った命を働かせている働きを説明したものですが、心にも働きかけています、不安な事も恐怖する事も安心する事さえも教えている働きでも在ります。
又自我意識と云う心に、考えが湧き上る事柄にも関係しています。
余りにも多岐に渡りますので書ききれなくなりそうですので端折ります。
人間に苦しみが無い状態を聖書では『天国』と書いています、仏教では嬰児です。この事は同じ内容を違う表現方法を取っています。
天国に一番近い存在は『幼子』ですが、聖書では仏性の代わりに神と表現していますが、その存在そのものは同じ者です。命を働かせている者を神と形容しています。
人間の脳の構造です、ウイキぺデアの記事からです。
是はてんかんの治療のために左脳と右脳を繋いでいる脳梁の切断を一つの治療の方法として行っていた時代の、沢山の脳梁の切断された人が存在していた時代の研究成果の一つです。
”ロジャースペリー 分離脳
ノーベル賞受賞者
受賞年:1981年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:大脳半球の機能分化に関する研究
ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、二つの脳半球がそれぞれ独立した意識を持っていることを実証した。”
この状態を脳卒中になった為に左脳の自我意識の状態と右脳の仏性に代わって支配された状態を交互に感じて表現している動画を載せてみますが、その間には悟りの状態と言ったら良いと云った『心安らかなる状態=涅槃と云った境涯も説明している様です。
この動画の中で、右脳の自分として感じている者は『自分の無意識の意識です。』仏性と云った方が分かり易いかも知れません、は無意識を司っている意識ですので、左右の脳の意識同士は絶えず切り替わっていると云った処で、出会う事はほとんど不可能に近い事です。
此処で始めに戻ります、幼子の心は生れ付いた瞬間から全てが備わっています、その理由は東洋では仏性が脳の中に組み込まれているからです、又西洋では神と呼ばれる者が脳の機能に組み込まれているからです。
仏性も神も同じ者です。その意味は言葉にするなら『人間の生命の発生装置兼生命維持機能と云った働きをする機能という意味です。』禅の中で語られている通りです。『人間そのものを働かせる働きそのものの意思』という程の意味です。
人間の自意識は『左脳に存在している機能』の事ですが、説明する必要さえも無いかも知れません、処が左脳の機能は左脳だけで完結していると云った浅はかさに拠って、精神疾患とか苦しみとか不幸が起きています。
今の精神医学は昔から比べるならば、進化しているような気がしているかも知れませんが、釈迦の時代よりも退化しているのかも知れません、その理由は『人間は如何して苦しまなくてはいけないのか?や人間の苦しみは何処からやって来るのか?』さえも理解していないからです。
神経症の原因でさえも、精神医学の立場に立つならば『原因は分っていません。』と説明にならない説明になっていますが、仏教ではしっかりと説明が出来ています。
その理由は『無明の故』となっています。この意味は自分が自分を苦しめている事が分かっていないからと云っています。
簡単な話で説明するならストレスと云う言葉を説明するだけで分かるかも知れません。ストレスを感じるという場合ではそのストレスは感じている人が自分の頭の中に作り出して、自分が作り出したものに自分が感じているという意味が在ります。
こう云った場合のストレスを感じて苦しんでいる事を無明の故と説明しています。
余り話が長くなると、訳が分からなくなりますので結論を書いてみます。
神経症の場合では『湧き上がった感情とか、沸き上がった考え』と云う風に分けて考える事も可能と思いますが、命の働きの機能には他にも沢山在ります。
ホルモンの調節とか自律神経等の神経とか、その他の神経系統とか消化器系統や循環器系統とかもありますが、そう云った事などに於いても自我意識と相争う場合もある様です。如何なる精密検査をしても異常が無い場合等でも『異常感を引っ込める事が出来ない場合とかの事です。』
どちらにした処で『自身の生命の源から受ける圧迫感という意味からしても、大変に辛い症状に苦しむ事を意味します。』
と云う事で二つになった心を一つにすると云った言葉が出て来ます。それを仏教では『見性』=自分の性を見る=悟りを開くと表現します。
又キリスト教でも同じように『神と会って和解して、神の後に付いて行く』と表現しています、
精神疾患にしても神経症にしても治し方は同じです、症状としているものは総て右脳からの情報ですので、分け隔てなく受け容れる事で完治します。
死に対しての恐怖感にした処で同じです。死にたくない気持ちは皆同じです、処が不安とか恐怖感はますます大きくなって行きます。
死ななくても済むかも知れないと云った予感はまだまだ『迷える子羊状態』から一歩も抜け出していない事を意味します。
処がどこかに転機があるかも知れません、自意識が消耗し尽くし切って『我が死ぬ時の事です。』
その時が来た場合では『脳梁の中で二つの意識が出逢う場合が在ります。』その出会いを悟と表現します。相容れる事が無いもの同士の出逢いです。
その理由は自意識は言葉が話せる事から有限を代表する機能から成り立っていますが、それは言葉と云う意味から推し測るなら割り切れるという意味です=有限の良き理解者という意味です。
他方右脳の意識には言葉がありません、高いと云った感情と云った情報は言葉なしの情報です、その他にも右脳からの情報例えば漠然とした不安感とか、納期が来た場合での焦燥感などにも言葉が必要在りません。
また永遠とか無限と云った意味なども、有限の自意識には理解不能です。ところが自意識のそう云った永遠とか無限への憧れを、自意識に抱かせているのにも、理由があって右脳特有の雰囲気そのものを感じ取って憧れているからかも知れません。
そう云った訳で、脳梁の中での出会いに拠って二つの意識が出逢う時がやって来ます。その出会いは『正に折り合える筈がない二つの意識の出逢いを意味します。』処がこの出会いを『絶対矛盾の自己同一』と云った化学変化が起こる事を意味します。脳梁の中に二つの意識を繋ぐホットラインとも云うべき回路が構成される事を意味します。
この事に拠って心の矛盾とか対立とか分裂によって、苦しんでいた自意識は賑やかな心のざわつきから解放されます。そのざわつきから解放された心の中を『涅槃寂静』と形容します。何時だっても心静かに過ごせるようになった状態の事です。
禅は精神衛生には大変に有効な手段と云う風に、西洋とかヨーロッパとかアメリカでも云われている様です。
精神疾患にしても神経症にしても、又苦しみとか死にたくないと云った感情にした処で、苦しみが続く事を意味します、何時まで続くのかと云うと『それ等を受け入れるまで続く』と云う事を意味します。
処がこれらを受け入れた場合では、『生死の問題が解決する』と云っています。神経症ならば完治した事を意味します。神経症の完治という意味は『症状を受け入れた事によって症状が頭に挙がってこなくなる。』という意味です。
この事が神経症とか心を病むという場合では、症状別な治療方法が在る訳ではなくて、症状の受容だけが、完治する条件になっていると表現する事が出来ます。
長い文章で説明して戴き恐縮至極に存知ます。
ただ私には難しくて理解できません。言葉としては分かりますが、実感としては無理です。これも仕方ないことです。修行も何もしていない人間が言葉だけで理解できるような薄ぺらなものなら誰も苦労はいりません。
日々、仏様に手を合わせお経を上げます。一つでも仏性の何かでも感じれば幸いです。
No.2
- 回答日時:
私は、駒澤大学仏教学部禅学科に行ってました。
禅の修行をして悟りを開きたかったんです。
それは挫折しましたが、座禅をお勧めします
日々是好日は臨済宗が使う公案の1つです。公案は悟りに近づ
けるように、師匠が弟子の僧に与える課題です
臨済宗では、座禅は悟るための手段ですが、駒澤大学を
作った曹洞宗では、座禅をしている姿はそのまま佛だと説きます。
自宅で5分でも座れば、5分の仏なんです
雑念を払って無心になろうとか、自分の成長のためとか
考えずに、そして何も考えずにということも考えずに、
ただ座るんです
ありがとうございます。
結局、仏心は無ということなのでしょうか。
修行もしていない邪心の多い凡人には高度なことは無理です。
長年般若心経と観音経は毎朝あげています。
No.1
- 回答日時:
この世に良い日とか悪い日とかはないんです。
それは自分が勝手に作ったイメージです。
良いとか悪いという差別の心から離れれば、毎日は
ただただ有難き日々になるということです
https://www.nichiren.or.jp/glossary/id567/
ありがとうございます。
やはり実践修行していないのでピンときませんね。
達磨大師の「不立文字 教外別伝」にもあるように、直接体験が必要ということなのでしょうか。ここで尋ねて辞典で言葉の意味を知るというような浅はかな言葉ではないようです。せめて由緒ある寺にでも出向いて禅僧の法話でも聞いた方がいいようですね。
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