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納豆に含まれるナットウキナーゼは熱に弱く、50℃程度で活性が低下し始め、70℃以上ではほとんどが失活すると言われていますが、納豆を食べた後に直ぐに熱いスープやお茶などを飲んだ場合、ナットウキナーゼは失活してしまうのでしょうか?

そもそも、熱い食べ物や飲み物が胃に入った場合、胃の中では何度くらいまで温度が下がるのでしょうか?

詳しい方がいましたら、宜しくお願い致します。

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A 回答 (2件)

ナットウキナーゼに限らず、ヒトの体内で働く酵素は、体温±1℃程度の範囲で作用します。



ヒトが熱いものや冷たいものを食べても、胃内の温度は数分以内に体温に近い温度になります。

60〜70℃のお茶を飲んでも、胃の中がそんな高温になるわけではありません。そもそも体内細胞は42℃以上になるとタンパク質が変性してしまいます。


胃温に関する研究
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nisshoshi19 …
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この回答へのお礼

ご回答をありがとうございます。詳しく教えてくださり、ありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2025/05/04 16:01

すみません、


温度とは別の視点から回答いたします。

なぜかというと、「胃の中に入ったn度の食べ物はどの程度の時間で何度まで下がるか」という研究を知らないからです。おそらくこを測ること自体が目的の研究は存在しないか、すくなくとも非常に数少ないはずです。だって意味ないもん。

だから別角度から回答いたします。

ナットウキナーゼは酵素の一種であることはご存じかと思います。
酵素は主にタンパク質で構成されます。

ご質問からすると、だから高温で失活する、はご理解されているようです。
タンパク質は高温で固まり、固まる前に持っていた性質を失います。この変化を変性と呼びます。
何度で固まる変性が起きるかはタンパク質によっても異なります。

そしてタンパク質の変性は、高温以外でも起こります。低い酸性です。
昔、「温めた牛乳にレモン汁を垂らしてカッテージチーズを作る」というレシピをお聞きになったことはありませんか?(厳密にはあれはカッテージチーズとは異なる材料のため、同じ味にはなりませが、酸を入れてタンパク質だけ固めるという作り方は同じです。)
牛乳の中のタンパク質が酸で固まるため、水分と分離してもろもろの固形に分かれます。

ナットウキナーゼでも同じことが起きます。
胃の中に入ったものはすべて、pH1.0~1.5という極めて酸度の高い胃液にさらされます。このときタンパク質にはすべて酸による変性が起きます。納豆に含まれるタンパク質あるいはサプリメントのナットウキナーゼは胃の中で失活します。

したがって温度を気になさる意義自体がありません。
「納豆を食べた後に熱い何かを飲み食い」しようとしまいとナットウキナーゼは胃液で失活するからです。


次に、なぜ質問者さんがナットウキナーゼが失活するかどうかを気になさっているのか、そこまで推測してみてよろしいでしょうか。

ナットウキナーゼの「血液サラサラ効果」なるものをご覧になり、うまくいかせないかとお考えではないですか?
たとえばナットウキナーゼが試験管の中では血栓を溶かしたとかそういう話です。
個人的には経口摂取でのナットウキナーゼの働きはあまり期待できないと考えています。

なぜなら上に書いたようにナットウキナーゼは酵素の一種だからです。
酵素はタンパク質が主な構成成分だからです。
タンパク質とはアミノ酸が並んで作られるかなり巨大な物質です。
胃酸で失活したのち、腸でアミノ酸に分解されます。アミノ酸に分解されては「酵素」というタンパク質としてはもう働きようがありません。

そして食べたものが血管内に入るためには、腸管から血液に入る必要があります。
腸管はタンパク質ほど巨大な物質を通しません。(だって酵素みたいな、特定の働きをする物質をうっかり通して全身に散らばしたらどんな害があるかわかったものじゃないじゃないですか。胃液が強酸なのはそうしたバリアも兼ねているからです。)
したがって、ナットウキナーゼが胃で失活しようがしまいが、体内に入る、つまり血管に入ることはあり得ません。

ナットウキナーゼについて、日本人の研究者はかなりの望みをかけているようでいろんな研究があります。だから将来的には「こういう使い方だと有益な結果が得られる」というなにがしかが出てくる可能性がゼロとは言えません。
しかし海外の、サプリメントとして摂取した研究ではナットウキナーゼが血管の男性改善や血栓解消のような良い働きを見せた等の変化をもたらした結果は私の知る限りありません。

ただし、ナットウキナーゼはともかく、「納豆を」適宜食べる習慣は食べる人に健康に寄与する効果をもたらすことがわかっています。
質問者さんも、ナットウキナーゼに薬のような効果を期待されているのであれば、それはいったんわきに置いておいて、納豆を食べる習慣(そしてバランスよくいろんなものを食べ、暴飲暴食とタバコ、過度の飲酒は避ける)が何よりも健康によいという第一原則を思い出してほしいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答をありがとうございます。詳しく教えてくださり、ありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2025/05/04 16:01

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