
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
nan_01さん、こんばんは。
濃度調製に関しては各原子量や比重などのデータを必要としますが、今回は比重が示されているので原子量から分子量を求めましょう。
硝酸を化学式で示すとHNO3と表せます。ここでH,N,Oの各原子量を1.0、14.0、16.0とすると硝酸の分子量は63.0g/molとなります。
ではまず濃硝酸のモル濃度を求めます。
濃硝酸を1Lと仮定します。すると溶液の重量は、
1000mL×1.42g/mL=1420g
が求まります。次に溶質を求めると、
1420g×69÷100=979.8g
ゆえにモル量は
979.8g÷63.0g/mol=15.55mol
すなわち1Lと仮定したので15.55mol/lとわかりましたね。
さぁココからが本題です。
C:希釈前の濃度
V:希釈前の量
C':希釈後の濃度
V':希釈後の量
とすると、CV=C'V'という公式が成り立つので
15.55mol/l×V=1.00mol/l×V'
として計算できます。
濃硝酸がどのくらいあるのか、1Mの硝酸がどのくらい必要なのかはわからないのでここまでにしておきます。
詳しい計算の解説ありがとうございました。
別の試薬調整の際にも生かすことができそうです。
初歩的な質問に回答いただき感謝しております。
No.1
- 回答日時:
1Mとは1mol/Lのことなので、1M硝酸を1L作ろうと思えばHNO3が1mol(約63g)必要ということになります。
69%の濃硝酸でHNO3を63g得るには
63÷0.69=91.3g必要
体積に直すと、91.3÷1.42=64.3mL
したがって69%の濃硝酸を91.3g(64.3mL)取り、メスフラスコ等で1Lまで希釈すれば1mol/Lの硝酸ができます。
1Lもいらなければ全体のスケールを1/10などにすればいいです。
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