No.2ベストアンサー
- 回答日時:
医師です。
現場で働く医療者としては混合診療があったほうがないより診療はしやすいです。選択枝が増えますし、保険医療のしばりでできなかった治療が可能になります。しかし、混合診療を行うことの問題点は今の歯科医療での問題点を思い浮かべていただければわかると思います。「保険ではここまでしかできませんが、保険外ではここまでできますよ」と選択をさせることで高価な治療に誘導させることが多いです(たしかに高い治療は良い治療なのですが、、、)
いまの医科の保険診療ではどんなに高価な治療でも保険で認可されていれば3割負担で治療できますが、混合診療になると、お金がかかる治療が保険で認められなくなる可能性があり、貧しい人たちが十分な治療をうけられなくなることです。
医療の平等性が失われることが問題なのです。
日本の医療はどちらかというと北欧型に近いとおもいますが、混合診療が始まるとアメリカの医療により近くなると思います。
医療に平等性が必要か否かの考え方が人によって違うので、混合診療がよいか悪いかを決めるのが難しくなっています。
皆様に多くの回答をいただき有難うございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
確かに難しい問題ですね。医療はどんどん高度化、高額化してきていて、保険財政はパンク寸前だということを考えれば国民皆保険制度を守るためには何とかしなければならないというわけですね。
20数年前にドイツに滞在していました。その当時(今もだと思います)は風邪などで医者にかかった場合はたったの1マルクきりでしたが、入院などを必要とする病気になると自分が加入している保険の種類によって受けられる治療が違っていました。また診てもらえるお医者さんも教授クラスから駆け出しまでレベルが決まっていたと思います。
受けられる医療も金次第といった側面はあったと思いますし、それが結構国際的には標準だと思います。
日本では理想論で今まで来ていたのが、いよいよそれでは成り立たなくなってきたということでしょうか。一人で
数千万かかるような医療費を皆で負担というのも公平性を欠く気がしますし、自分がほとんど病気らしい病気もしないのに多額の保険料を取られるのはもうこれ以上御免だと
思ってもいます。
まあ、ない袖は振れないわけですから、混合診療にならざるを得ず、またその過程で今まで保険扱いだったものがはずされるということも仕方ないことかと思ったりします。
やってみなくてはわからないのではないでしょうか。
いろいろなご意見、ご回答有難うございました。
No.5
- 回答日時:
問題は、混合診療を国が悪用する可能性のあることです。
今は新しい治療法も有効性が認められれば、曲がりなりにも保険が使えるようになります。
これが混合診療となるとどうなるか。
医学というのは自然科学なので、同じ病気に対してもいろいろな治療法があり、その治療成績についても有効・無効いろいろな報告があります。
したがって、仮に私が役人で医療費を削減したいとすると、一番安い治療法を選び、その治療法が他の治療法と成績が変わらないという論文を見つけ出し、それのみを保険適応、他は自費扱いにします。もちろん論文に載っていない(問題にされない)副作用(手術後の痛みや、軽度の胃腸障害、めまいなど他にも原因を転嫁できうる副作用)には目をつぶります。
新しい治療法については、それまで自費にしてきた治療法との間にはっきりとした治療成績の差がなければ保険としては認めない。
そうすると今後出てくる新しい治療法のほとんどは、自費になるような気がしませんか。
国は、医療費を減らすために混合診療を進めているのですからね。
No.4
- 回答日時:
この問題は、混合診療解禁がどのような文脈で議論されているかを知っておく必要があります。
先日厚生労働省から発表されましたが、平成15年度の国民総医療費は31兆5375億円。その50%が保険料、34%が公費(つまり税金)で賄われています。医療費は年々伸び続けており、これが保険者や国家・地方公共団体の財政を大きく圧迫しています。高齢化の進展に伴って医療費はまだまだ増大を続ける見込みですから、このままでは保険制度も国家・地方もつぶれてしまいます。
そこで検討されているのが「持続可能な医療保険制度の構築」です。国民皆保険制度をつぶしてはならない、そのためには、なんとか医療費を抑制しなければ――。その議論の流れの中で、混合診療解禁が議論されているのです。
なるほど、混合診療解禁だけをとって見れば、患者にとって良いことづくめですが、よく考えてみると自費部分に付きあう保険診療の費用がかさむわけで、保険者・国家・自治体の払うべき金額は現状より膨らみますね。この財政危機にあって、費用負担を増やす制度改革はあり得ません。ということはつまり、混合診療解禁とセットで保険適用範囲の見直しを行い、#1の方のいわれるように現在保険診療が認められている治療の一部を適用外にしてしまって、全体として保険支給額が減る方向で調整されかねないのです。
そうした事が分かっているから、日本医師会は混合診療解禁に全面的に反対していますし、国民にとっても不利益です。その不利益と、「持続可能な医療保険制度構築」というそれ自体は大切なこととを天秤にかけて、混合診療解禁に賛成するか反対するかをよく考えてみてください。
No.3
- 回答日時:
No.1
- 回答日時:
私 個人的な見解です。
貴方が言ってるように、混合診療だと保険対象外だけが
自費になり得になるように思われますが。
もし、混合診療制度が認められると、今後または今までの
診療に関し、厚生省が保険適用外の部門を増加し、低所得者
の患者にとっては大変な自体になりえます。
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