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看護学生です。
今肝炎について勉強しています。
イマイチよく分からないのですが、
急性肝炎の状態と、慢性肝炎の活動期って、別物なのでしょうか?
急性肝炎と慢性肝炎のちがいについては分かっているつもりなのですが、
急性肝炎と慢性肝炎の活動期の治療はかわってくるのでしょうか?
教科書的には、インターフェロンは慢性肝炎で用いるとありますが、
事例などでは急性肝炎でも用いているものもあります。
インターフェロンは一体いつの時期に用いる薬なのでしょうか?
よくわからないので、詳しくご教授いただけたらと思います。

A 回答 (1件)

内科医師です。


 肝炎は幅広いのでこんがらがってしまいますね。
おそらく言われていることはウイルス性肝炎のことだと思います。
(他にも薬剤性肝炎を含めた非ウイルス性肝炎もあります)
いわゆる急性肝炎(劇症肝炎を含む)といわれる病態を示すものはA型肝炎とB型肝炎です。
 A型肝炎は急性肝炎のみを起こし慢性化はしないといわれています。
 B型肝炎は血液などから感染を起こしたものは急性肝炎のみでこれも慢性化はせずに完治します。しかしいわゆる母子感染(垂直感染)といわれるキャリアーの母親から生まれた新生児に感染したB型肝炎は慢性化の形をとります。このキャリアーの慢性肝炎の人が体調が悪くなって急性肝炎を発症することを慢性肝炎の急性増悪といいます。
 いずれの形でも急性の場合は肝臓を保護することを目的とした肝庇護療法を行います。
 またインターフェロン療法を行うのは一般的にはC型肝炎の場合です。(C型は一般的には慢性肝炎しか起こしません)ウイルスを消失させるために行います。最近の方法ではかなり治療効果は高いです。

肝炎ウイルスはそのウイルス自体が人間の肝細胞を攻撃するのではなく、人間の免疫細胞が肝炎ウイルスを攻撃するときに間違って自分の肝細胞を攻撃してしまって肝機能が悪くなるという特徴があります。ですから体内にウイルスがいてもおとなしく潜んでいるときは慢性肝炎という状態でGOT、GPTなどの酵素は上昇しません。(GOT、GPTは肝細胞が破壊されると上昇します)ウイルスが増殖をはじめて、人間の免疫活動が活発になって戦争がはじまると、自分の免疫細胞がウイルスと間違えて肝細胞を破壊してしまうのです。
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この回答へのお礼

説明が足りなかったようで、申し訳ありません。
今回の事例については、B型肝炎について調べております。
キャリアーからの発症ということですので、この場合はいくらそのときにB型肝炎である、ということが分かたとしても、以前からキャリアであったということに変わりは無いので、慢性肝炎の急性憎悪(活動期)ということでよいのですよね?
でも、治療は急性肝炎と同じ治療、ということでよいのでしょうか?
GOTやGPTが高いということは、やはり活動期ですよね。
B型肝炎の活動期に、インターフェロン療法を行うことはあるのでしょうか?
頭がこんがらがってしまっていて・・・
一部補足のようになり、申し訳ありません。
このような状態のとき、急性期の看護を行うのかただ単に慢性期の看護を行うのかを悩んでいたのです。

引き続きお時間があれば、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2005/09/10 15:13

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