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特許の公報などを読むと「係止」や「係合」という言葉が多く見られるのですが、意味がよくわかりません。辞書に載っているような語に言い換えるとどういう言葉なのか教えて下さい。
また、特許の分野以外で見たことがないのですが、意味が通用するのでしょうか?

A 回答 (1件)

係止、係合とは、特許分野でよく使われるタームです。

特許分野以外で通用するとは思えません。いや、特許分野でも、果たして通用するものなのかどうか?疑問です。具体的な意味は、その明細書の他の部分の表現や、図面などから推察する以外にありません。したがって、明細書によって、微妙に使われている意味が違うと、私は思っています。特許技術用語集では、係りあって止まること、とか、係わり合うこと、・・・などと、記載されておりますが、「なんのこっちゃぁ~」って、感じです。明確な定義はないと思います。このような係止、係合が使われた内容で特許され、侵害訴訟となると、実際には、実施例に記載された構成(係止=爪が引っ掛かって止まる構成)に限定されて解釈されるのが落ちではないでしょうか?
 このような表現が使われる背景としては、特定の要素と要素との関係を、できるだけ広く解釈できるような表現で記載したい・・という意図があるということです。実際は、「爪が引っ掛かって止まる」ような実施例であったとしても、特許請求の範囲には、爪以外の構成(例えば、キーがキー溝に嵌って止まる構成)も含まれるような表現にしたい・・・という、明細書作成者の思惑があります。本来なら、思い当たる構成を全部請求項にしたいわけですが、コストを考えると余り沢山請求項を作るわけにはいかないし、そうしたところで、思いつかなかった構成が請求項から漏れるかもしれない・・という意識があります。そこで、「係合」「係止」といった、包括的な意味を表現した(ように感じられる)言葉が編み出され、使われるようになった・・・ということだと思います。これから、明細書の作成をされる方は、安易に使われない方が良いと思います。
あえて係止を定義すると、要素Aと要素Bが特定の関係(位置関係)を満たした場合に、一方の要素が他方の要素の動きを停止させ、または固定するような相互の関係をいう・・・係合とは、要素Aと要素Bが特定の関係(位置関係)を満たした場合に、両要素が一体化され、挙動を一にする関係・・・といった感じでしょうか????まぁ、これも、微妙にずれているかもしれませんが・・・
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2005/11/14 09:42

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