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III類陽イオン分析において、溶液中に残存するチオアセトアミドが十分分解できていない状態で、3Mの塩化アンモニウムを少量加え、15Nアンモニアを加えたら、黒沈が大量に生じてしまいました。溶液中には最初鉛(II)イオンとアルミニウムイオンとコバルトイオンが入っていましたが、II類分析で鉛イオンは取り除きました。本当は水酸化アルミニウムの白沈ができる予定だったのに黒沈してしまいました。この黒沈が何なのかよくわかりません。教えていただけたらうれしいです。

A 回答 (2件)

チオアセトアミドは、PbSを沈殿させるために使いましたね。


分解が不十分ということは、その時点で別の硫化物を沈殿させる可能性があるということです。
Co2+は酸性条件では硫化物の沈殿を生じませんが、塩基性条件であれば硫化物の沈殿を生じ、その色は黒です。

アンモニア水を加えところで黒い沈殿が生じた。

・・・ということは、答えは明らかだと思います。

この回答への補足

教えてくださって本当にありがとうございました。もうひとつ質問してもいいでしょうか?この黒色沈殿ができたときに、水酸化アルミニウムの白沈も一緒に生成する可能性はありますか?

補足日時:2005/11/21 20:16
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補足です。


水酸化アルミニウムも一緒に沈澱しているはずですが、硫化コバルトの黒色に紛れてしまっていると思います。
水酸化アルミニウムはコロイド状の沈澱になりやすいですので、黒色沈澱に混ざってしまうとわからなくなると思います。
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この回答へのお礼

二回も回答していただいてありがとうございました。これで先週の実験のつじつまがあったような気がします。とても助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/21 23:54

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