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歴史の勉強は「役に立つ」ものなのでしょうか。

私は今まで歴史の勉強は「楽しい」とは思いますが「役に立つ」と感じたことがありません。


理科系の大学を卒業し、病院で技術系の仕事をしている私は
常日頃から「これほど世間では数学や理科が必要なのか」と感じ、
学生時代にもっと勉強しておけばよかったと後悔し、必要に迫られ今でも日々勉強を続けております。

また「社会人というものはこれほど作文を書くことが多いのか」と感じ、国語の勉強も
もっとしておけばよかったと感じています。

さらに就職するまでは予想していなかったほど英語の文献を調べることも頻繁にあり、
英語に関しても同様なことを感じております。


しかし「もっと歴史を勉強しておけばよかった」と思ったことがありません。

世界史も日本史も勉強をするのは「楽しい」とは思います。
今でも趣味で歴史の本を読むことも多いです。
また、理科系の大学を卒業した人の中ではかなり歴史には詳しいほうだと自負しております。

しかし「役に立つ」と思ったことがありません。

「歴史の勉強は社会に出てからこんな場面で役に立つ」とか
「こんな仕事をしていると歴史の勉強が必要である」とか
「こんな場面でもっと歴史を勉強しておけばよかったと感じた」など

歴史の勉強が「役に立つ」場面をぜひ教えてください。

A 回答 (18件中11~18件)

歴史の知識は確かに直接的に自分の利益に繋がるということは少ないのかもしれませんが、人生において様々な時に考え方の目安になるのではないかと思います。



“歴史は繰り返す”といいますが、500年前の人も、現代の人も、所詮は人間の考えることや行動はたいして変わりはありません。

であれば歴史を知っていれば、過去の事例と照らして同じような状況になればどういうことが起きるのか、こういうタイプの人はどういう考え方をするのか、等がある程度は判断できると思いますが、全く歴史を知らなければ判断しようも無く、同じことを繰り返すだけではないでしょうか。

戦国時代の武将の考えることは、現代のビジネスにおいても応用できることではないでしょうか。

実際に自分の生活に役立つかどうかはともかくも、知識として歴史を知っていれば、潜在的に自分の思考回路に大きな影響があるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。

「人生において様々な時に考え方の目安なる」や
「現代のビジネスにおいても応用できること」
などについてもう少し詳しく、できればご自身の経験などを交えて具体手な例をあげていただければよりわかりやすかったと思います。

やはりほとんどの人にお答えいただいたように「歴史の勉強は直接的には役にたたない」しかし「潜在的なところでは人に深く影響している」というこの質問の答えがだんだん見えてきたような気がします。

お礼日時:2006/02/05 15:41

私は歴史学を専攻した者です。



まずは#2さんと同じような意見を言わせていただくと、私も理科はおろか数学すら日常で役に立ってはいいないと感じております。(算数は役に立ちますが。)

質問者様は理科系の職に就き、歴史の必要性をあまり感じないところにいます。それと同様に私は文系に身を置き、理科系の必要性をあまり感じないところにいます。結局、何かのきっかけで立場が逆転していたかもしれません。

さてご質問の件ですが、まず皆さんご指摘の通りニュース等を理解する助けとなります。例えば日中韓の問題などは本をただせば過去(歴史)の問題です。多くの国際問題は歴史なくしては理解できないでしょう。そして理解し自分なりの見解を持つでしょう。さてこれがどう役に立つかといいますと、例えば選挙などに役に立ちます。自分の意見と近い候補は誰か?見極める判断となります(この際選挙には行かないとか、誰がやっても同じとかは言わないでください)。また国際情勢は株式市場にも連動します。全く株式に関係ないようなことが意外と歴史を通して関係していきます。

次に大気汚染などは、現在突然起こった問題ではありません。100年以上前からです。解決策を見出すためには原因を知らなければいけません。それは科学的原因だけでなく、人的原因も含めてです。それには産業革命から始まる大気汚染の歴史を勉強する必要があるでしょう。

また、何らかのきっかけで外国人と話すときにも役に立ちます。相手が日本語を話したらうれしいのと同じで、こちらが簡単でも良いから(名前だけでも)相手の国の歴史を知っていれば、親しみがわきます。もちろん自分の国の歴史を聞かれて、答えられなかったら恥ずかしくはありませんか。

最後に
>「歴史はつまらない、しかも役に立たない。だから勉強の必要はない」といっている中学生や高校生を説得

そもそも教科として学ぶ歴史は、もっと別の政治的理由があって学ばせているわけで、難しいかもしれません。でも理科でも同じ質問をされると思います。その時きちんとした説明が出来るかといえば?です。歴史を見れば、問題と科学技術などの進歩はいたちごっこなのですから。

後は#2,3,6様が仰っていることに共感を得ます。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。


確かに国際情勢を理解する際には歴史の勉強が役立ったと思うことがあります。私の周りにも歴史をまったく知らず、アジアの国に反日感情を持つ人がいる理由をまったくわかっていないような人がたくさんいます。

また、私は外国の人と接することは少ないのですが、それでもテレビや本で外国の人が歴史のことを述べるときに「こんなことは教科書では習っていない」と思うことが多くあります。その際には「歴史をもっと勉強する必要があった」と思うことがありました。


「より正確に国際情勢を理解するため」という、答えのひとつがわかったように思います。

お礼日時:2006/02/05 15:29

 就職や実用性から歴史を考えると、そういう専門職以外「役に立たない」です。

しかし、私が歴史を勉強してよかったと感じるのは、日々のニュースを歴史に照らし合わせて冷静に考えることができると言う点です。
世界情勢を理解するのに歴史は必須です。
日本のこれからを考えるのにも、歴史の知識があれば、周りに振り回されることなく、自分の力で考えることができます。

つまり極論は、歴史とは人間の営みであるので、それをより深く広く理解することで、自分自身の考え方の幅を広げ、世の中をだまされることなく、自分自身の思考で「生きてゆく」ための栄養素のようなものだと考えます。

>「歴史はつまらない、しかも役に立たない。だから勉強の必要はない」といっている中学生や高校生を説得

これは難しいですね、、結局のところは上記のような抽象論になってしまいます。つまり実用性に有益かどうかではなくて、個人の生き方、考え方に左右されるものだからです。

その意味で言えば、私は理科や数学が役に立つと感じたことはありません。特に三角関数とか、カルボキシル基が何たらとか。。
もちろんそれらの勉強が、論理的思考能力を育てるのに大事なことは分かりますが、自分には有益性がありません。「数学はつまらない、しかも役に立たない。だから勉強の必要はない」とは昔から思っていて、まぁその通りだと言う実感です。
むしろ今になって思うのは、法律関係をもっと深く勉強しておけばよかったという後悔です。

実益と言う観点から見れば、仕事に直結するのは理系が圧倒的に多いので、質問者様の疑問も当然だと思いますが、個人の立場によって、何が有益かは変わってくると思います。

ちょっと大げさな言い方ですが、自分が生きているこの世界で、今までどんな歴史が繰り返され、これからどこへ向かおうとするのか。その中で自分は周りの世界とどのようにかかわって生きていくべきか。そのヒントとなるべき指針が歴史を勉強することだと考えています。

まとまらない文ですみません。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。


私もニュースや新聞を読むとき、たとえばアジアでの反日運動に関するニュースを見たとき、歴史を勉強していない人がよくわかっていないなと感じることがあります。


お答えの中にある
<「数学はつまらない、しかも役に立たない。だから勉強の必要はない」
ということを中学生や高校生に言われたら、私はきっとこう答えると思います。
「私は電気の勉強したときに電気の世界は三角関数だらけなのかと驚いた経験がある。また医学の勉強をしたときに微分積分が密接に関係していることに驚いたこともある。だから将来のさまざまな職業に就く可能性があるのだから数学の勉強は必要だ」と。



歴史の勉強に関してやはりこういった感じの説得は「できない」のではないかと思いました。
「歴史はつまらない、しかも役に立たない。だから勉強の必要はない」といっている中学生や高校生を説得するには抽象的なこと例えば「よりよい人生をおくるため」とか「未来を考えるため」とかになるのではないかと思いました。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/05 02:17

あなたの言う「役に立つ」とは、あなた自身の人生にとって役に立つという意味ですね。

そういう意味ではお考えのように、直接あなたの「役に立つ」(=利益になる)ことはほとんど無いのかもしれません。

古代ローマ随一の雄弁家、文人、政治家だったキケロはこんなことを言ったそうです。「人類の歴史を学ばないということは、人が子供時代のことをすべて忘れてしまっているのと同じである。」つまり、人は子供の頃に学んだ知識、失敗や成功の経験を積んで、はじめて分別のある大人になれる。だから、人類も先人の行いを学び、そこから教訓を見いだしていかないと、何度でも同じ過ちを犯す危険が増していくのだという意味でしょう。

あなたが歴史を学び、それを次の世代に伝えていければ、それは無意味なこととは言えないのではないでしょうか?ほんの60年前、人類は史上最悪の時代を過ごしたのを、決して忘れてはいけないと思うのです。

また、19世紀後半のプロイセンの政治家ビスマルクは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言いました。鋭い指摘であると思います。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。

やはり一部の仕事に就いている人以外には「利益になる」ことは少ないのではないかとだんだん感じてきました。

ビスマルクの言葉からどんな賢者がどんな歴史に学ぶのかが気になりました。
調べてみたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/05 01:31

#1で御紹介した本の内容は↓が参考になるかと。


http://www.hico.jp/sakuhinn/3sa/jibunnnonaka.htm
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この回答へのお礼

お礼にさらにお答えいただきありがとうございます。

ぜひ読んでみたいという気持ちが高まりました。

最後の文章が特に興味を引きました。

お礼日時:2006/02/05 00:39

人文主義系の学問に通じる人は、重宝しうる知識ではないでしょうか。

人類の思想には、外的な環境要因が深く関わっているため、何をおいても歴史の知識が問われます。

私は人文主義系の学府で学んでいるため、時に哲学的な論文を書かねばなりませんが、その哲学的思想の琴線に触れるためには、当時の外的要因を深く考慮せねばならなので、深い歴史の知識が必要です。

また、単純に、話のタネにもなりますね。論述的な場面でなく、旅行中にする友人との軽い会話の中でも、歴史の知識は有益です。

仕事としては、小説家、評論家、新聞、メディアに携わる人間が、歴史の知識を必要としていると思います。歴史認識無くして語られる雄弁は、お粗末な説得力に過ぎませんからね。

総じて、やはり人文系の学問、職種に携わる人間にとっては、必要不可欠な知識なのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。

「哲学的な論文を書く時」
「旅行中」
「説得力を持つ話をする時」
など具体的な場面を知ることができ参考になりました。
私はあまり人文系の職種の人と携わることが少ないので、こういったことを感じることが少ないのではないかと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/04 23:48

学問には、仕事等の実益に直接的につながる目的のものと、知識・あるいは教養として人間の幅を広げる目的のものがあるのではないでしょうか。


実益に直結していないからと言って「役立たない」ものでしょうか?
人生の中で出会う色々な人と交わす会話の中に、知らず知らずの内に、頭の中に蓄積した知識をフル稼働で吐き出しているのではないでしょうか。それが、人間関係の構築の一助になっていると感じているのは私だけなのでしょうか?
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。

私も同様な抽象的なことは感じております。

しかしながらたとえば
「歴史はつまらない、しかも役に立たない。だから勉強の必要はない」といっている中学生や高校生を説得できるような「そんなことはない例えば・・・・」といったかんじで切り返せる具体例を教えていただきたいと思っておりました。
やはり「実益にはつながらない」ものなのでしょうか。

とても参考になりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/04 23:41

↓の本を読むと、歴史を学ぶ意味が分かると思います。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480041 …
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。

できるならばどういった内容なのかごくごく簡単にでもけっこうなので教えていただきたかったです。

機会がありましたらぜひ読んでみたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/04 23:44

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