
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
古語辞典を何冊か調べてみると、
【夢】
(1)寝ているときに見る夢
(2)現実とは思われないようなこと。(比ゆ的に用いて)ぼんやりとして不確かなもの
大きくこのふたつの使い方が説明されているのがわかります。
古い時代には、「将来の目標」「将来の希望」のような意味で使われていなかったのは間違いありません。
No.3様のご指摘のように、明治期以降に洋語を訳したときに日本語が影響を受けて、洋語の用法が日本語にまで当てはめられたような例が多く起こっていますので、「夢」においてもそうかもしれませんね^^
ところで、dreamについても、何冊か英和辞典を調べてみましたが、実は、dreamも、「将来の目標」「将来の希望」というような意味で使われることは無いようです。
日本語(古語)とは違う用法として「空想」の意味がありますので、これが影響したのもかもしれません。
dream:英和辞典↓
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=dream& …
まとめますと、
洋語を訳す中で、「夢」を表す言葉が、「将来の夢」のような使われ方をしていたのをきっかけに、日本語の中で、夢の、そのような用法が普及し、現在にいたる。
そして、日本語の夢の類推で、外来語のドリームについても同じような用法をするようになっている。
ということではないでしょうか。
裏付けとなる文献等十分ではありませんので、参考程度に^^
No.7
- 回答日時:
定かではありませんが、寝ている時に見るものを夢と呼んだ方が先だったのではないでしょうか。
将来の目標を語るとき、普通はすぐに実現できそうに無い壮大な内容になることが多いように思います。
しかし、それは他からの借り物などではなく、確実に自分自身の脳内に宿っているものでもあります。
『現実的な裏づけは今のところ無いが、間違いなく自分自身の脳内に浮かんだ(あるいは、浮かんでいる)事象』
という要素が、寝ているときに見る夢との重要な共通点であるということで、同一の字が適用されるようになったのではないでしょうか。
No.6
- 回答日時:
No.5です。
大変失礼いたしました^^;
よく調べると、dreamに、「将来の目標」という意味の用例たくさん見つけられました。
そりゃそうですね^^;
dream comes true!
とかがまさにそういう意味の使い方ですよね。
No.3
- 回答日時:
確たる理由はわかりませんが、古代・中世の人々にとって、夜見る夢が、どの程度現実であったか、と言う事ではないかと思います。
つまり夢とは夢告や夢占が示すように現実と何らかのかかわりを持った、神仏などの神秘的なものによる人へのメッセージなのだと了解されていたという事です。そういう点で将来の目標というより将来来るべきもの、としての夢もこれに通ずるものです。つまり神仏などの神秘的な力がその実現を助けてくれる、という理解でしょう。もっとも英語でもdreamという単語を二つの概念に使っている、と書かれていますが、むしろこれを訳した時から「将来の目標としての」夢という言葉が日本語にもできた、というような事ではないかとも思います。
というのは古文などで夢という言葉を夜見る夢、ないしその派生としての白日夢や夢想以外の意味に使っているのを見た事がないからです。将来の目標としての夢という用法は他の方の書いていらっしゃる例を見ても明らかなように古文にはないようです。
そういう意味では最初に書いた夢という言葉の解釈はむしろ英語にこそ当てはまるのかもしれません。その場合「神仏」ではありませんがそのかわりに天使や妖精や悪魔などが同様の役割を果たすわけでしょう。
No.2
- 回答日時:
夢は、もともと「寝目(いめ)」が語源で、「寝(い)」は睡眠、「目(め)」は見えるもという意味だったようです。
平安時代頃より「ゆめ」に転じ、「はかなさ」など種々の意味で使われるようになったと
http://gogen-allguide.com/yu/yume.html
に書いてあります。
寝てみる夢も、将来の夢も、「はかなさ」という点で共通しているのではないでしょうか。
寝てみる夢は、寝ている間だけの「はかなさ」。
また、将来の夢も、実現するまでが夢だから「はかない」し、
実現しないで終わってしまっても同様に「はかない」からでしょうかね。
参考URL:http://gogen-allguide.com/yu/yume.html
No.1
- 回答日時:
>全然違う概念ですよね??
両者は全然「違う概念」ではありません。
英語はおいておくとして、日本語の夢は「現(うつつ)」の対となる語です。日本人のそもそもの こころ としては、現実でないものを見るときのすべてが「ゆめをみる」なのです。(もともとは「寝目(いめ)」から転じたものらしい、上代まではすべて「いめ」)
「夢の浮橋」や「夢の通ひ路」は寝ているときだけのものではなく、うつつのときでも、気持ちだけでも逢いにいこうとすれば「夢の~」になります。理想も願望も幻想も(未来の)設計図も「見れば」、それは「ゆめ」です。
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