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No.5
- 回答日時:
教えて!gooの心理学のカテゴリーでは『心理学は科学か?』という質問が幾度かされています。
質問者さまはエニアグラムに科学的根拠を求めているようですが、心理学で用いる統計をどの程度科学的根拠として受け入れるかが問題ですよね。
単なる統計だけで受け入れられるか、他分野(大脳生理学等)のデータも必要か、どれも受け入れないか…です。
心理学すら科学と認めていない人にしたら、エニアグラムは当然エセです。
エセかどうかを判断したいのならまず、心理学を科学としてどのような位置づけをするかが問題ですね。
昔、特命リサーチ200Xでも扱っていたのですが…きっとデータを含んだウェブ自体消されているでしょうし(そのデータを信じるかも問題ですが…w)
またエニアグラムは小気味よく白黒のようにタイプ分けはできていないと思います。
私の場合はタイプ7が一番強く出ますが、決まってタイプ9もかなり強く出ます。事実、タイプ9も自分ではないかと思うほど当っています。
つまりそれぞれの属性のポイントが合わさってひとりひとりの人間なのです。
よってタイプ7の人間同士でも大きく違うということです。
これに気付かず、タイプごとに完全な仕切りを作ってしまい、人間を分類するとなれば、それは誤った使い方です。思考停止状態ということですね。
あくまで性格を大別するためのツールのひとつとして使いましょう。
それこそ質問者様の考えるように占い程度でいいでしょうね。
各タイプにしても人間が便宜上決めたものですから、自然科学的法則によって成り立ったものではありません。
便宜上必要ならタイプ数は増減できるということです。
--以下は私の考えですので、読み流す(or無視)だけで結構です--
余談ですが科学に関しては…
私はアインシュタインも考えたように、(特に物理)科学法則は意外にシンプルなものだと考えています。
>世界はそれほど単純にはできていません。
これは世界には様々な要素が関与しているからに過ぎないと思います。
(例えば物質落下の場合、実際には空気があるからスピードは当然違う。しかし空気を無視した真空のシンプルな系なら落下の方程式は厳密に成り立つ)
法則がシンプルになりえるのはシンプルな系においてのみですけどね。
とはいえ、シンプルなモデルを考えることで実際の世界に応用できるのです。
法則などを考える場合はなるべくシンプルに、適用する場合はその法則に関連するあらゆる条件を適宜加味する(鵜呑みに使わない)ことが大事なのではないのでしょうか。
(エニアグラムの診断+その人の能力や経験や考え方)
No.4
- 回答日時:
逆に質問しますが、質問者の方は
>9つに分類しきってしまうカテゴリー分けは危険だと思うので
と考えているようですが、心理学者が提唱した性格分析はもっとパターンが少ないものもあります。
例えば産業心理学者であるデビット・メリルが提唱したソーシャル・スタイルは、人間の性格を4つ(細かく分けると16)に分類しています。
精神分析学の大家であるユングの場合は、8パターンにすぎません。
エニアグラムの9パターン(細かく分ければ27まで分類可能)がニセ科学だとしたら、心理学者の提唱した4パターンや8パターンの分類も、非科学的な理論となるのでしょうか?
※追伸
ソーシャル・スタイルについては、私も会社で研修を受けましたが、実用性の面ではエニアグラムと同じくらい使えます。ご参考まで。
検証不可能で信じることしかできないとしたら、「カーゴ・カルト・サイエンス」であり、ニセ科学でしょう。
分類分けというアウトプットはそれだけでも危険をはらんでいます。
「なぜそれに分類されるのか?」という理由と、その理由が検証可能で誰からの批判にも耐えられたとしたら、それは科学だと思います。
ソーシャル・スタイル、面白そうですね。
http://www.sophia-h-c.com/communi/rensai_syo/ren …
No.3
- 回答日時:
逆にご質問者がエニアグラムを「血液型占い程度」であると思われていた根拠はどこにあるのでしょうか?
それから「由緒正しき学問」というのは、例えばどんなもなのがあるのでしょうか?
ある人々に言わせると、量子力学すらオカルトであると言われていることをご存知ですか?
>「ニセ科学」は実に小気味よく、物事に白黒を付けてくれます。
>この思い切りの良さは、本当の科学には決して期待できないものです。
>たしかに、なんでもかんでも単純な二分法で割り切れるなら簡単でしょ
>う。しかし、残念ながら、世界はそれほど単純にはできていません。そ
>の単純ではない部分をきちんと考えていくことこそが、重要だったはず
>です。そして、それを考えるのが、本来の「合理的思考」であり「科学
>的思考」なのです。二分法は、思考停止に他なりません。
という話を聞きました。9つに分類しきってしまうカテゴリー分けは危険だと思うので「占い程度」だと思いました。
形式のみを伝承し理由を調べられないのは、まさに「カーゴ・カルト・サイエンス」です。
いろんなことを言う人々がいるのは知っていますが、反論理由としては弱いです。なにか説得力のある事柄はありますか?
No.2
- 回答日時:
エニアグラムは心理学かどうかといえば微妙でしょうね。
しかし先天的性質のみにとらわれた血液型占いよりは、はるかにマシだと思います。
多少なりとも統計も使ってそうなので、完全にエセではないと思います。
ただ、リーダーがチーム編成をする時に参考として使えるとは思いますが、顧客などの対人関係において「こいつと俺は合わない」となってしまうと、せっかくの機会を潰しかねません。
過信しすぎずに、多少の判断基準や、話のタネなど、研修を受けて有効に活用すればいいと思います。
No.1
- 回答日時:
私は、趣味でエニアグラムを勉強していますが、たしかにエニアグラムが心理学かと言われると、そうじゃない面が強いと思います。
エニアグラムの発祥は今ひとつ不明ですが、イスラム教のスーフィー派内で、しかもどこぞの暗殺拳のように一子相伝で伝承されてきたという、もともと宗教的要素が強いものですので。(厳密に言うと、伝承者は二人いて、正当な伝承者が不慮の事故で死んだときに代役となる)
しかし、近代になって科学的側面からの研究が進み、性格分析の手法の一つとして洗練されてきたことも事実です。
さらに、実生活での適用効果は、私個人の感想からすれば、一般の心理学から生まれた性格分析法より、よほど実用性が高いです。
ただ一つ難点を言えば、エニアグラムとはずはり人間を9つ(細かく分ければ27)のタイプに分析して、その人の性格や心理動向を調べる手法ですが、このタイプ分けが非常に難しいのです。
何かのペーパーで質問を答えれば、自動的にタイプが分かるというシロモノではなく(もちろんペーパーテストも、タイプ分けの非常に重要な資料となります)、最終的には判定者の個人的力量にかなり左右されるのです。
また人間はユング心理学でいうところの、ペルソナをかぶって生活している人が大半ですので、判定者が「あなたは○タイプだ」と判定しても、本人がある程度エニアグラムを理解しないと、その結果を受け入れることはなかなか困難なのが実情ではないかと思います。
まあ、興味半分で研修を受けてみたらいいと、私は思いますよ。
エニアグラムを本気で理解できれば、対人コミュニケーション・スキルが格段に向上することは、私が保証します。
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