限定しりとり

現在、横浜で新築の打合せ中のものです。
家の気密性に関して以下のどちらにしたほうが良いのか悩んでいます。

・気密シートを張って、ペットボトルのような家する。
・気密シートを張らず、家全体で呼吸するような家にする。

どちらもメリット/デメリットがあるので、
最終的には自分がどちらのメリットを優先するかで決まると思うのですが、両者のメリット/デメリットが今ひとつわかりません。

そこで、そういったメリデメが載っているサイトとか、どういった根拠でどちらを選んだとか
既に建築した皆さんの意見を伺えませんでしょうか?

建築に関して素人ですので的外れな質問かもしれませんが、
宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

気密と一概に言っても、空気の気密性、湿気の気密性の2種類があります。


ある程度の断熱性能の家を建てた場合、
空気の気密性はある程度保たないと断熱性能は損なわれます。
なので、断熱性能を保つための空気の気密性は、どんな家でもしっかり取る必要があります。
しかし、家を丈夫に保つための湿気の気密性を考える際には2種類の考え方があります。
このことを言われているのでしょうか?

1つ目の湿気対策は、高気密高断熱住宅の多くが採用している。
防湿シートで建物を覆って、湿度も部屋の中に閉じこめる方法です。
この工法で、何故防湿シートが必要かというと、壁体内結露防止です。

ただし、この工法には注意しなければいけないことが2つあると思います。
1つ目の注意点は、細かいところまで気を配って施工すれば問題ないですが、
壁体内の通気を抑えるところや、防湿シートの張り方など施工を手を抜くと、
壁体内結露が起こりやすい構造になることです。
これは表に見えない部分なので、業者は簡単に手を抜きます。

2つ目の注意点は、部屋の空気湿気双方の換気が、
全て24時間換気に頼ってしまうことです。
その結果、設計がいい加減だと、空気溜まりが出来て、
家自体にも健康にも良くない住宅になってしまうことです。

基本的には、設計、施工がしっかりしていれば問題ないですが、
設計、施工が悪いと、とても酷い家になってしまいます。

2つ目の湿気対策は、建築部材の放吸湿効果を利用した湿度コントロールです。
これは、室内の空気をワザと循環させることにより、
建築部材に湿度を吸わせることにより、建物全体を一定の湿度に保つ方法です。

ただし、問題は、建築部材の質により、
湿度をコントロールできる性能が変わってしまい、理論通りの家にならないことと、
この工法では、通気層を含めた家全体の空気の循環が重要なので、
やはり、キチンとした設計、施工がおこなわれているかも大切です。

どちらの構造も、キチンとした理論や実験の結果考えられた工法なので、
正しい設計、正しい部材、正しい施工がおこなわれれば、
家に対する考え方は全く違いますが、どちらの場合でも良い家が出来ると思います。
しかし、手を抜いたり、正しい理解が出来ていない業者が施工すると、
どちらの場合も酷い家になります。

今回の質問で気になったのは、業者が、気密(防湿?)シートを貼っても、
貼らなくてもどちらでも施工できると言っているのでしょうか?

湿気の気密性を取る施工と、湿気を家全体でコントロールする施工は、
通気層の作り方など、家をつくる考え方が全く違うので、
防湿シートを貼っても貼らなくても良い家になる構造などありません。
もし、業者に「貼りましょうか?止めましょうか?」と言われているなら、
正しい施工を知らないか、していない業者である可能性が高いと思います。
そこだけは注意しましょう。
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この回答へのお礼

とても分かり易く説明して頂き、有難うございました。

お礼日時:2007/02/22 12:43

愚問です。


気密に関してご質問しているのに気密シートを貼らずという選択肢はあり得ません。

気密という言葉の意味をご理解されていますか?

気密とは、密閉した状態の事を言います。

>・気密シートを張らず、家全体で呼吸するような家にする。

このような家で快適に住もうと思えば、資金が相当潤沢でない限り建てる事はできません。
例え南関東でも暖房能力をかなり高くしない限り冬は寒くて住めません。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
まだまだ勉強不足のようですので、
これからもっと勉強していきます。

お礼日時:2007/02/22 12:31

>どちらもメリット/デメリットがあるので、



断熱するのであれば気密しなければなりません。これは必須です。それ以外の選択肢はありません。
それをしなかったために大問題になって巨額の損害賠償事件となったのですから。
まあ、温暖な地域であればあっという間に家が腐るということはないかもしれませんが。

断熱しない場合にはなんともいえないところはあります。

日本の古民家建築などでは気密もないけど、風通しはよいし、結露もそんなにおきず、換気も十分になされています。
ただ、今の普通の住宅のようにそこそこ気密をとる(アルミサッシなどにより中途半端に気密があります)のであれば、逆に換気が悪くなるので、いっそのこときちんと気密をとって計画換気できるようにした方がよいという話にはなります。
ただ換気に関して言うと、第三種であれば気密を取らないといけませんけど、第一種など逆に圧力をかけるのであれば、気密はそんなに重要ではないかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。

お礼日時:2007/02/22 12:29

ご参考に。



参考URL:http://www.mokusei-kukan.com/koudankouki.html
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この回答へのお礼

参考にさせて頂きます。
有難うございました。

お礼日時:2007/02/22 12:28

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