一回も披露したことのない豆知識

ロックのエリック・クラプトンの昔のアルバムに
『no reason to cry』というのがあります。

単純に『泣く理由なんて何もないさ』という感じでうけとめていましたが
よくよく考えると、cryが他動詞的に使われているので、
『理由を泣く、そんなものはまったく無い』というのが正しそうですが、
これでは日本語になりません。

アルバムタイトルなので奇を衒っているのでしょうか?
それとも、こういう言い方は普通にするのでしょうか?

意味と用法の両面からご教示ください。

A 回答 (3件)

 something to drink「何か飲むもの」のように,drink something という関係が成り立ち,修飾される something が不定詞で表される drink の目的語と考えることができる場合も多いです。



 しかし,不定詞の形容詞用法には,同格的に「~という」という意味合いの場合もあります。

 I have no time to study.「私は勉強する時間がない」の場合,time は study の目的語ではないでしょう?

 reason to cry の場合も,cry reason が成り立つ必要はありません。日本語で「泣く理由」という通りの意味にとることができます。

 a chance to learn a foreign language「外国語を学ぶ機会」なども同様です。
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There is no reason to cry.であれば、「泣く理由は無い」みたいな感じに受け取ることができると思います。

to不定詞はreasonにかかる形容詞的用法で「泣くための」と訳せますよね。
これの、there isの省略形と考えてはどうでしょう。
また、省略されてるのはyou haveかもしれないし、I haveかもしれません。そこに聞き手の心情が入る余地があるのではないでしょうか。
新聞の見出しなども、be動詞が省略されて名詞ばかりとなり、文法的に間違ってるように思えることがありますね。本や歌のタイトルも、文としては成り立たないものがたくさんあると思います。
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ローリング・ストーンズの有名な曲「サティスファクション」の原題は


I can't get no satisfactionですが(スペルミスがあったらご免)、これは間違っているように思えますね。でもこれで良いのです。
敢えて黒人がよく使うような表現にしたからです。
そこに意思があるのです。
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