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エタン、エチレン、アセチレンのC―C間の距離の違いますが、なぜ違うくなるのですか?結合数が多くなるほど互いのC原子が引き合うからでしょうか?

A 回答 (4件)

補足的アドバイス


質問文中にはありませんが, 理解を深めるために, ベンゼン環の例を比較してみては? 筆者は専門ではありませんので, 詳細は詳しい方の補足・訂正をいただいた方がいいかも知れませんが. おそらく質問者もまだであればこれから学習されると思います.

ベンゼン環の炭素原子どうしは単結合と二重結合の平均的状態にあって, 比喩的に"1.5重結合"などとも表現されますが,実際,炭素原子間の結合距離はエタン(単結合)とエチレン(2重結合)の中間的なものになっています.
確かこうですよね.諸賢の皆様.
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 既に回答がありますが,チョット補足致します。



 C-C間の結合は炭素同士が引きあって出来ているものではありません。炭素-炭素間には電子が存在します。電子は負の電荷を持っていますから,正の電荷を持つ陽子(原子核)との間に引力(クーロン力)が働きます。

 つまり,両端に位置する炭素核は中間に存在する電子に引き付けられ,一定の距離に位置する(結合している)事になります。

 電子と陽子の間のクーロン引力は,それぞれが持つ電荷の大きさに比例しますから,電子密度が高くなるほど(即ち,結合数が多くなるほど)強くなり,炭素-炭素間の結合距離を短くする結果になります。

 いかがでしょうか。直接研究しているわけではありませんが,有機化学の基礎ですので「経験者」としておきます。
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エタンのC-C結合はσ結合で、お互いに1組の共有電子対を引っ張り合って(共有しあって)くっついています。



エチレンはさらにCとCの間にσ結合より弱いπ(パイ)結合でもう一組の共有電子対を引っ張り合って(共有しあって)くっついています。つまり、σ結合による引っ張り合う力とπ結合で引っ張り合う力の2つの力で引っ張り合っているわけです。引っ張り合う力が多く(つまりは強く)なれば当然お互いが近づいてしまうでしょう。

同様にアセチレンは1つのσ結合と2つのπ結合でC-C結合ができています。さらに引っ張り合う力が多く(強く)なっているのでエチレンよりもアセチレンのほうが結合距離が短くなるのです。
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以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?


「高校化学Ib」
この中で「1.4 分子・イオンの構成」を参考にして下さい。

さらに化学の基礎の教科書(成書)を図書館なり本屋で探して、自分に合うもので勉強して下さい。

ご参考まで。

参考URL:http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/ChemIB/i …
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