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先進国で税理士という国家資格があるのは、日本とドイツだけだそうです。
他の国は、公認会計士が税務業務もしています。

それでなくとも、記帳代行・税務申告代行は会計ソフトの普及で税理士のニーズは減っていますよね。

将来、日本から税理士という国家資格は無くなってしまうということはありえるのでしょうか??

A 回答 (10件)

会計ソフトはそれだけではあまり役に立たない。


例えばトイザラスの領収書が出てきたら、仕訳はどうするの?
そのまま消耗品って入力するのか、”社長の子供の奴かな”って
疑うのか、”その会社で売るのかな”とか、状況によって入力が変わるんですよ。そういうことの積み重ねが記帳という行為。
そして社長の子供のおもちゃを経費にしたら、税法上は役員賞与
ってことになり、税務署に否認されるわけですよ。
会計ソフトはそこまで考えられない。悪いけど、その判断を200仕訳、瞬時にするのは人間なんですよ。

企業の経理でもそこが判断しにくいから、税理士を雇うんですよ。
勝手に判断したら、自分の責任になり、首が危うくなりますからね。
自由に入力するという権限がある代わりに、その範囲については責任を持つというのが、就職したことの無い人にはわかりにくいのかもしれません。責任を取るとは首になり、路頭に迷うということなのですから。
それじゃ経理も酷だから、税理士が必要なんですよ。それは相続などでも同じです。間違った申告をして長男が責任を取るのはごめんだから、税理士に頼むのです。

ちなみに会計士っていうのは、日本の場合は株主に変わって
会計監査する人です。経営サイドが正しいことをしているのか、
株主に変わってチェックする人です。
同時に記帳代行はできません。諸外国でも、税務をする会計士と
監査する会計士は分かれています。自分のした会計行為を自分で監査
して誰が信用すると思いますか?

税理士は税務申告を経営者に代わって行う人です。
税務申告書はすべての会計行為の最後の集積の表層ですので、
税理士はその最初のひとつひとつの税務判断を経営者にアドバイスし
1年中つきっ切りで経営者のパートナーとして働くわけです。

本来日本の税理士は諸外国の税務会計士と同じなのでしょうが、
日本は通産省の指導で株の持合をし、各社が過度の競争にならぬよう
仕組んできた経緯がありますので、そもそも株主の意識が薄いのです。
会計士も建前のようにつけたものだったので、人数も少ないし、
現在のような状況になっているのだと思います。
諸外国は株主が本当にガチで投資している社会なので、会計士の役割も
責任も重いですし、人数も多い。配当を貰って稼ぐために投資をする人
も覆いぐらい配当性向が高いのです。日本はすずめの涙の配当ですよね。

残念ながら日本はそういう国であり、株主より、社員を大切にし、敵対的買収を法律や裁判所が防ぐ国ですし、税法改正に経団連が口出しする国なのです。

そういう中で、そのパーツにすぎない税理士という制度があるわけで、もしそれが不満なら、外国に行くか、革命を起こしてゼロクリアするしか無いでしょう。

すなわち、税理士は無くならないでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
詳しくわかりやすく答えてくださってありがとうございます。

>諸外国は株主が本当にガチで投資している社会なので、会計士の役割 も責任も重いですし、人数も多い。
 
そうですね。そもそも外国は有価証券の資金調達に占める割合が高いですからね。日本の場合は銀行借り入れの割合が高いですから。

お礼日時:2007/07/16 22:43

どう考えても話の流れからそうは読めないと思いますが。

。。

公認会計士になったら登録するだけで税理士資格を取得できることがおかしい(税法の知識が足りないから)
 ↓
税理士の簿財受かったら会計士試験の短答の財務会計論が免除になるのがおかしい(連結、財表の知識が足りないから)

という流れです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2007/07/15 06:03

↑それをいうなら、税理士の簿財で会計士試験の短答の財務会計論免除というのもおかしいでしょう。


難易度は別にして明らかに出題範囲が異なりますから。
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この回答へのお礼

???
>↑それをいうなら、税理士の簿財で会計士試験の短答の財務会計論免
 除というのもおかしいでしょう。
 
会計士の短答の免除になっているから税理士はなくならないということですか??

お礼日時:2007/07/15 03:48

話の出発点の認識がちょっと違っていると思います。


税理士、という資格は、そもそも国税OBの天下りのための資格であって、試験税理士は傍流だと思われています。受験生には知られていないでしょうが。(どっちの頭が優秀かというのとは関係ありません)

したがって、その強力な政治力から税理士はなくなりません。
いくら国際的におかしかろうがなんだろうが、なくならないものはなくならないのです。ニーズが減れば、食えなくなる税理士が増えるだけで、なくなるという話にはなりません。

公認会計士は、税理士登録できる立場であるにもかかわらず「詳しくは税理士に聞いてください」とかクライアントに言ってますので、専門家としてやはり価値がありますよ。勉強している人は。
どこの世界もいやな話はありますが、税理士のいやな話は国税OBと免除でしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>税理士、という資格は、そもそも国税OBの天下りのための資格であっ て、試験税理士は傍流だと思われています。受験生には知られていな いでしょうが。

知りませんでした。。。じゃー国税OBの天下りはなくらなないですね
(@_@;)

お礼日時:2007/07/14 17:03

>試験合格で税理士を目指す私としては、このOB制度をなくしてほしいくらいなのですが



同じく5科目合格で税理士を目指してる僕としてもそう思います。

稼いでるOB税理士さんは国税の組織の中でも上のほうの人らしいですよ。
最近でも、北海道のほうのOB税理士さんが捕まってましたけど、
結局国税庁の人達とのコネが一番の強みなんですよね。
うちのOB税理士もダメなんだけど、税務調査の時には最後の日だけ来て「○○君これとこれ否認するのなしにして」って言うだけで「○○先生が言うならしょうがないですね」とか言って否認じゃなくなります。
法令の根拠は必要ないみたいです。

ばかばかしい話ですが・・・

お互いちゃんと税金がわかる税理士を目指しましょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
OB税理士のコネはスゴイんですね。。。
税のスペシャリストになりたいですね。

お礼日時:2007/07/12 20:41

>私は、税理士といってもピンきりで、やり手の方もいれば、使えないのもいるのだと思っていたのですが、どうなんですかね??



なんにしても人の差ってのはあると思いますよ。
会計士さんでも独立してると税務のほうの仕事が多くなる(会計なんて極端な話大企業だけで、中小は大企業ほど必要でなかったりしますから)のでかなり勉強されてる方もいると聞いています。(それこそ税理士試験レベルの勉強で専門学校かよったってって人知ってます)

税理士試験も免除が結構あるので合格時点での知識差は結構なもののようです。中には免除税理士はいませんってのを売りにしている事務所もあるくらいです。

免除でも結局その後勉強すれば良いでしょうが、しなかったらあまり知識のない税理士になるのでしょうね。

税務署OBは年とってから税理士になるので、そこから新たにがんばろうとする人は少なくて、年金までのつなぎって感じの人が多い気がします。だからぜんぜん使えない人が多い気がします。(僕が会った人はですが・・・)
顧客の僕に向かって「それは私署員時代担当してなかったんでわかりません」って言うくらいでした。
それでも使ってるのは断ると税務調査が嫌がらせのようになるとのうわさで・・・

ただ、人のレベルの差はあるにしても税についての専門家は税理士ですよ。
会計士は会計の専門家で、普通の会計士が普通の税理士より税に詳しいことはないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

>顧客の僕に向かって「それは私署員時代担当してなかったんでわかり
 ません」って言うくらいでした。
 それでも使ってるのは断ると税務調査が嫌がらせのようになるとのう わさで・・・

これはスゴイですね(;_;)

>税務署OBは年とってから税理士になるので、そこから新たにがんば ろうとする人は少なくて、年金までのつなぎって感じの人が多い気が します。

私が知っている話では、税理士で稼いでいるトップは税務署OBみたいです。ただ、tapparaさんのおっしゃる通り年金までのつなぎという人も多いみたいですね。

お礼日時:2007/07/12 19:30

税理士という国家資格がなくなることはないと思います


そもそも日本が公認会計士と税理士が別資格となっている背景には
日本の税制の複雑さ故だといいます

確かに需要は減ってきているようですが
需要がある限り供給を断つわけにはいきませんし
税務署OBの既得権益のためにもなくすわけにはいきません

日税連って意外と政治力あるらしいですし
少なくともJICPAよりは
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>税務署OBの既得権益のためにもなくすわけにはいきません

試験合格で税理士を目指す私としては、このOB制度をなくしてほしいくらいなのですが…(^_^;)

>そもそも日本が公認会計士と税理士が別資格となっている背景には
 日本の税制の複雑さ故だといいます

海外の税制を知らないので、初めて知りました。

>日税連って意外と政治力あるらしいですし

稼いでいる税理士さんはすごいですからね~。
お金があれば政治力もあるかもしれませんね。

色々な観点から答えていただきありがとうございます。

お礼日時:2007/07/12 18:39

資格がもらえると知識があるは別物ですから


弁護士が資格だけもらえたとして実務はゼロですよね・・・
会計士試験の税務知識はそんなに深くないですし・・・

税理士なくなったら税務のプロ資格が単純になくなってしまうだけな気がしますが。
会計士試験の税務を2~3倍に増やせばあるいは何とかなるのかも。
でもそんなことするなら税理士なくさなくても良いような気もしますが。

税務署OB税理士みてると税務署員の税務知識もたいしたことなさそうだし、会計士も税務はちょっとだしとなると、税務のプロっていえるのは税理士以外にいない気がするのです。
なくなるんですかねえ~??
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>会計士も税務はちょっとだしとなると、税務のプロっていえるのは税理士以外にいない気がするのです。

実際、税理士は頼りないから、会計士さんに税務を任せている自営業の方もいらっしゃるのです。。。
私は、税理士といってもピンきりで、やり手の方もいれば、使えないのもいるのだと思っていたのですが、どうなんですかね??

お礼日時:2007/07/12 18:26

なくなります。

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税理士は廃止されます。


これからは、公認会計士に仕事の全てが吸収されていきます。
というか、今現在そうなっていますよ。
税理士は、公認会計士の他に弁護士も登録だけで資格が貰えますから
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/07/12 18:20

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