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こんにちは。
先日の朝霞で行われた観閲式で初めて生で観た自衛隊に影響を受けて、それから軍事について勉強を始めたものです。ようやく自衛隊が使用している装備を少し覚えた覚えた程度なので、まだまだ超初心者ですが、よろしくお願いします。

今回は海軍について質問させていただきます。
空母についてなのですが、本を読んだり、ここでの過去の質問を見て、現在の日本には(戦闘機用の)空母がないことはわかりました。
その理由として、維持費などが挙げられていましたが、カタパルトの問題もあると挙げられていました。
私の空母のイメージとしては、WWII時代の日本軍の空母のイメージしかなく、カタパルトでそんなに苦労するとは思えません。カタパルトの何が特に問題なのでしょうか?
当時と現在の戦闘機では離陸に必要な距離や、方法がそんなにも違うのでしょうか?
最後に、現在の軍事戦略上、空母というのはそれほど重要視されていないのでしょうか?

詳しい方がいらっしゃいましたら、御回答のほど宜しくお願いします。
あと、軍事について詳しい方々はどのような方法でその知識を身につけているのかを教えていただければ幸いです。

A 回答 (14件中1~10件)

数十トンの航空機を100m程度で300km/h近くまで加速する実用スチームカタパルトを開発できたはアメリカだけで、空母に搭載しているのもアメリカとアメリカ製カタパルトを採用したフランスの「シャルル・ド・ゴール」だけです。

ロシア(旧ソ連)でも研究はしていたようですが、実用化は断念しています。
また、アメリカの新世代空母「ジェラルド・フォード」級は、「電磁カタパルト」を採用することが決まっていますが、制御技術開発で苦労しているようです・・・つまり、また開発コストが増えると言うこと。

空母は、人件費、燃料代、整備代など、莫大な運用コストがかかります。
旧ソ連でも運用コストで音を上げました(それ以前に、フネ自体のデキが悪すぎたのですけどね)。
また、タイは、「海軍の象徴」としての空母を持ってはいるものの、通貨危機の影響で兵装が未完成のまま運用開始して、満足な整備もできないまま、まともな戦力になるか怪しい状態が続いています。
インドもイギリスから買った中古空母の退役に伴い新造を考えましたが、コスト面で計画の見直しをしているようです。

空母は、周辺国に対する”見栄え”は良いのですが、航空戦力の投射の必要性と調達コスト、運用コストの対比から見ると、あえて保有する意味があるのかどうか疑問ですね。

軍事情報は、刊行物(軍事、航空、海事雑誌など)やインターネットから収集できますし、新聞(一般紙、経済誌)にも掲載されていることがあります。
で、大事なことは、1つの記事を鵜呑みにするのではなく、複数のソースの情報を総合的に評価して、事実が何かを判断する能力を身につけることですね。
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「あさぎり」ですけど、以前発表された図では、ど真ん中に艦橋みたいなのが鎮座していましたよね。

「この船は空母じゃあありません!」って主張しているみたいでしたが、事情を知っている誰しもが、「あれって最後は、横に移動するよ」と思っていたようです。まあ、私も図を見てそう思いましたが。で、実際そうなったわけですし、ハリアー搭載可能なように設計されているみたいですからね。

ところで、このQAは参考になる回答が多かったですね。で、近隣の核をもつ国々との付き合いを考えると、「核の恫喝」もあるでしょうし、そのとき、自国への報復を覚悟してまで、「核の傘」をアメリカがさしかけてはくれないでしょう。やっぱり、「費用対効果」を考えて、通常空母より「巡航ミサイル」と「核」を所持して、「核のボタン」を自前で持って、しっかりした報復能力を持つことが大切かもしれないですね。
(でも、日本国民の将来を考えて、自分の政治生命を賭けて、「核保有する」って言う骨のある政治家は、やっぱりいないか?)
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私も昔、すごく空母のシルエットにすごくあこがれたものですが、そのときの記憶なので、少し古いのかもしれませんが。

。。

現在日本では正確に空母と言うのは配備することが出来ないと決まっていると聞いたことがあります。

建前的には航続距離が伸びると、専守防衛の域を超えるとかなんとか。。。

でも先日ヘリ用の空母が出来て話題になりましたね。。。

あと空母も戦艦もアメリカの「21世紀の兵器」からは外されているようなので今からはイージス艦などミサイルの発射装置と持つものとそれを打ち落とすものに世の流れはなっているようです。
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#2です。


少し補足します。

世界最大の空母保有国で、世界の海に空母打撃群を展開しているアメリカ海軍は空母を11隻保有していますが、空母航空団は10個しかありません。
定期的にドックで整備する必要がありますが、空母は、船としての機能、飛行場としての機能、(戦闘艦に比べると貧弱なモノなれど)兵器のプラットフォームとしての機能など、複雑なシステムが複合的に入り組んでいるので、オーバーホールなどの重整備となると”年単位”で第一線の配備から離脱します。
アメリカ海軍の原子力空母も、常時1隻が3年近いオーバーホール(重整備)、2隻が(比較的)軽整備に入るようにシフトが組まれており、有事の際には、軽整備中であれば短期間(それでも月単位)で戦線に復帰することが出来ますが、重整備中のフネは作業が終了するまではドックから離れることが出来ない・・・これが、空母航空団は空母より1つ少なくても大丈夫な仕組みです。

要するに、仮に常時、日本海と太平洋で1隻づつ運用するためでも、最低でも3隻は空母を建造する必要があると言うこと(2隻だけじゃ、1隻が重整備中なら、もう1隻は軽整備目的のドック入りも出来ませんね)。

で、原子力空母の建造費は50億ドル、フネの寿命(40年から50年)の間にかかる維持費も同じくらい・・・合計約100億ドルで、通常動力はその半額らしいですが・・・(あ、原子力空母は、最後に原子炉の始末に欠かすコストが加わって、最終的には200億ドルちかくかかるようです)。

1~2隻じゃ「ただの見栄っぱり」だし、戦力として有効な数を配備するとなると・・・納税者として、到底納得できる出費じゃないですね。
あと、すでに指摘のありますとおり、空母は外征軍の装備ですから、近隣諸国を大いに刺激するという「政治的コスト」も無視できません。
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ちなみに大戦中でも日本は航空母艦を持っていましたが、本格的な戦闘機や


攻撃機、爆撃機のような比較的大型の飛行機を射出できる蒸気式カタパルト
は実用化できずじまいでした。
戦艦や巡洋艦などに搭載されている小型軽量な偵察機を射出するような火薬式
のカタパルトは日本でも実用化していましたが、このような火薬式カタパルト
では航空母艦を効率よく運用出来ません。二つカタパルトの違いは
火薬式カタパルト:強力な力を一瞬発揮
蒸気式カタパルト:ほど強い力を継続的に発揮
であり、火薬式では軽い飛行機をふわっと飛ばせることは出来ても、重い
飛行機にはパワー不足なだけでなく、各所を破損させる原因にもなって
しまいます。

大戦中にアメリカでは蒸気式カタパルトを使って、実運用に耐える小型の
護衛空母(飛行甲板の長さが150m以下)を多数配備させましたが、日本では
飛行機の大型化に伴い、飛行甲板が200mを下回るような中~小型の航空母艦
ではまともに運用できず、もっぱら飛行機輸送艦になりさがっていたのが実情
です。
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まず、「何故カタパルトが必要とされるか」です。


カタパルトがある御蔭で、アメリカ空母は、艦載機を飛行甲板上に露天繋止させ、搭載機を増大できました。
日本空母は、滑走距離を稼ぐため、飛行甲板を可能な限り空けておく必要があったのです。
そのため、排水量の割りに搭載機数が少なかったのです。
また、アメリカでは、商船改装空母が船団護衛や航空機の補充に活躍したのに比べ、日本の商船改装空母は、飛行機運搬船としてしか使われませんでした。
カタパルトは、その製造に、高度な技術を必要とします。
加工精度と、加工する材料、パッキン等の材質まで、高度なものを必要とします。
それだけ大規模な工場と、技術を持つ国はごく限られます。
>当時と現在の戦闘機では離陸に必要な距離や、方法がそんなにも違うのでしょうか?

それほど変わりませんが、航空機の重量は数十倍となり、要求される加速度は大きくなっています。

>現在の軍事戦略上、空母というのはそれほど重要視されていないのでしょうか?

空母機動部隊の持つ打撃力は、凄まじいものです。
しかし、空母機動部隊を編成・維持・運用するために必要な経費は莫大です。
重要視されないのではなく、空母機動部隊を編成・運用するだけの資金がないというのが本当です。
中心となる空母と、その搭載する航空兵力を維持するだけではなく、護衛艦艇、それらを整備する港湾設備、訓練用の基地、そして軍事力として使用するためには少なくとも複数必要です。

アメリカ以外は無理ということです。
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一つ間違えました。

フォークランド戦争でイギリス爆撃機が出撃した基地は、本土ではなくアセンション島でした。
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カタパルトの技術的な難しさとは、戦闘機を引っ掛けているフック部分を高速で動かすときに、どうしても蒸気(力)がもれてしまう点です。

カタパルトの進んだ後ろの部分は蒸気漏れを防ぐために閉じていかないといけません。前も後ろも閉じているジッパーのような働きをするわけですね。この構造をうまく作ることが、各国できないようです。ソ連ではカタパルトの開発には成功したといわれていますが、成功したころにはペレストロイカが吹き荒れ空母どころではなくなっていました。

>最後に、現在の軍事戦略上、空母というのはそれほど重要視されていないのでしょうか?

イギリスがフォークランド戦争を戦ったとき、制空権を取った戦闘機は空母発ですが、爆撃機は本土より空中給油をして飛来しました。この実績から、一セット作るだけでバカ高い金のかかる空母より、財政事情により適宜増減でき、輸送機としても使えコストパフォーマンスのよい空中給油機のほうが、各国が興味を引くようになりました。少なくとも食う自我活動しなくてはならない範囲は日本台湾中国シベリア一帯まででしょう。そうなると空中給油機で十分で、戦闘機を飛ばす空母は要らないと考えられています。

 ちなみにヘリ空母は必要と考えられています。

 ネットで簡単にはわからない軍事に関する疑問点は、wirbirdsで教わっています。
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 航空母艦については、ウィキの記述が簡単に見れて、相当に詳しいですね。

各艦についての歴史も枝検索できます。

航空母艦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AA%E7%A9%BA% …

航空母艦一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AA%E7%A9%BA% …

アメリカの航空母艦一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1% …

ニミッツ級航空母艦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%9F% …
 量産型原子力空母で、アメリカの現在の主力空母。現在9隻が運用中。護衛艦2~3隻と共に空母機動部隊として運用。
 乗員・航空機要員として5000名以上が乗艦。機動部隊としての運用には、陸上の常駐補給要員などを含めて、1隻当たり1万人以上が必要。

 ゼロ戦はフル装備で2.7トン、アメリカ海軍の現在の主力F/A18ホーネットは、フル装備で20トン以上。約8倍の重さになっています。離陸に必要な長さは、それに対してほとんど伸びていません。
 いくらエンジンが強力になったと言っても、最初は速度ゼロ。離陸や着陸時の速度変化は飛行機のみの能力ではカバー出来ません。アメリカの蒸気カタパルトは、2トンの乗用車なら、1キロメートル以上投げ飛ばすことが出来るとか。

 正規空母は、着艦と発艦を効率よく行うために、飛行甲板をそれぞれ別に分けています。短距離で着陸するためにカタパルトを使用し、着艦時には機体下部後尾のフックでワイヤーに引っ掛けて着艦。四本張ってあるのが普通で、どれにも引っかからなければ、海に落ちる確率大。
 正規空母を保有するのは、アメリカとフランスのみです。

 それに対して、軽空母というものもあります。
 艦載機の戦闘能力では劣りますが、短距離離陸・垂直離陸型の空母専用航空機のみの運用を考えて作られた空母です。

 軍事戦略上、空母と言うものは大変効果的だが、目の玉が飛び出るほどお金が掛かり、ノウハウもいるというのが実態です。
 戦術的に考え、重要拠点に最長でも数ヶ月だけの派遣なら、1隻でも何とか使えるでしょうが、戦略的に運用するにはローテーションを組み、補給・メンテナンスと改装、訓練、及び実戦配置で3隻必要です。
 新型艦の場合、建造に8年、設計からでは20年がかりです。(ノウハウのない国では、最初のタイプはほとんど戦力にならないようです。=ソ連のキエフ級)

 軍事知識については、少し大きい本屋の雑誌コーナーには、数種類の軍事月刊誌が置いてあり、兵器=ハードについての情報はふんだんにあります。
 軍事科学としての、抑止論や軍縮・危機管理の学術=ソフトとしての軍事情報は、かなり苦労して探すしかありません。ここ『教えてGoo』でも2週間くらい質問をオープンさせていただきましたが、1件しか回答がありませんでした。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3181496.html

参考:現在の空母について
 現在運用されている空母を建造した国は、アメリカ・フランス・イギリス・ロシア(ソ連)イタリア・スペイン(アメリカと共同開発)しかありません。それ以外で空母を運用しているのはブラジル・インド・タイで、ソ連の建設途中のものを兵装を外して購入したものの、兵器としては全く使っていない中国を含めても、空母を保有している国は10カ国しかありません。

 アメリカ・・・11隻
 イギリス・・・2隻(モスボール化されたものも1隻あります。=すぐには戦力として使えない状態で現役艦としては籍がなく、スクラップされる寸前の状態での保有です。)
 フランス・・・1隻
 イタリア・・・2隻
 ロシア・・・・1隻
 スペイン・・・1隻
 インド・・・・2隻
 ブラジル・・・1隻
 タイ・・・・・1隻
 中国・・・・・1隻

 Googleで世界各国の軍港を見てみると、
・アメリカ西海岸のサン=ディエゴに1隻
・アメリカ東海岸のノフォークに3隻(流石に壮観ですね。ヘリ甲板を備えた揚陸母艦も3隻停泊していますから、見間違えないように。
・日本の横須賀にアメリカ空母1隻
 アメリカにとって、母国に帰らないでも空母を完全に補給・維持管理できる日本の基地は貴重です。アジア・インド洋に緊急展開する場合、本国から往復する無駄な時間を短縮することが出来ます。
 実際問題として、アメリカの巨大な空母の活動を支えることの出来る基地で実際に今利用可能な港は、この三港のほかにはハワイの真珠湾とイギリスのポーツマスくらいではないかと思います。

・イギリスのポーツマスに軽空母1隻?先日までの画像は2隻だった。ジャンプ台が見えます。
・フランス地中海側のツーロンの軍港に『シャルル=ド=ゴール』
 アメリカ以外の国が保有する唯一の正規空母。飛行甲板もアメリカ型です。ここにも揚陸母艦ヘリ空母がドック入りしています。
・イタリアのジェノバからややローマよりの軍港ラ・スぺツィア。
 ジャンプ台のある空母が改装中のようです。
 2隻のうちのどちらかは不明です。
・ロシアのムルマンスク。『アドミラル=クズネツフォ』アングルドデッキでアメリカやフランスの正規空母とよく似ています。
・ブラジルのリオデジャネイロ。フランスから買った『サンパウロ』が停泊中。
・インドのボンペイ。イギリスからとソ連から買った、保有する2隻が停泊中。
・中国の大連。『アドミラル=クズネツフォ』の二番艦を購入。兵装なし。艦橋も錆びているみたいで運用不能?

 世界に空母戦力を展開しているアメリカの6隻を除くと、イギリス・イタリア・スペイン・タイの軽空母4隻以外は全て港にいるのが確認できます。

 アメリカ以外の国では戦略的運用は出来ていないと見て、ほぼ間違いないでしょう。
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日本が空母を持たない理由は、コストの問題を別として、専守防衛という考え方の下で、空母を持つ必然性がないからです。



現代の空母を中心とする艦隊は、そのまま軍事基地で、本土から遠いところに軍事基地を持つことは、専守防衛とはあい入れませんし、アメリカも容認しません。
周辺諸国の猛烈な反発を招くでしょう。
必要なら、世界どこでも、アメリカの空軍基地を使えばいい、という論理になります。

もうひとつは、艦隊の脆弱性ということがあります。
どんな高機能の艦隊を持っても、大洋の真ん中で、核ミサイルを撃ち込まれて、それで一巻の終わり、ということになってしまいます。
敵国は、海の真ん中で、放射能を気にすることなく、核ミサイルを使用することができます。

ロシアや中国が、巨大空母の建造にいまひとつ慎重な理由のひとつは、このことです。
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