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もしもの話ですが、自分で論文を書いて公の場で発表しました。そしたらある研究者が、「俺の論文の一部を引用している。盗作だ」と言いました。実際調べてみたら自分は盗作した気はないですが本当にその研究者の論文と一部同じことが書いてありました。知らなかったので当然その研究者の論文を参考文献に書いていませんでした。
この場合は知らなかったといえ、自分は盗作したことになるのでしょうか?また、連名者も同じ罪になるのでしょうか?

A 回答 (5件)

まず、内容の程度と発表の程度によります。


相手の言っている事がA’という内容だとしましょう。

で、あなた達の論文がA’を主たる貢献としているのであれば、論文の価値は無いです。クレームをつけてきた研究者にサーベイ不足だった旨を謝り、発表したところにもその旨を伝えて論文の取り下げ(既に発表しているならリストからの削除)をしておきましょう。

次に、例えば、A->A’->Bという流れの論文であなたの言いたいことがBであって、その途中でA’にも触れているというのであれば、論文の主題はBです。
ただし、書き方として、A’についても自分達の貢献であるという書き方をしていた場合には、クレームを受けて修正する必要はありますし、そうでなくてもA’の部分についてはその研究者の研究を参考文献としてあげる必要があります。
クレームをつけてきた研究者にサーベイ不足を謝罪し、論文中で適切な形でその研究者の研究に言及させていただきますと伝えましょう。

その上で「本研究の過程でA’という結果を得たが、これは何某の結果と同一である。」などの修正をしましょう。

まあ、分野に限らず世界中で大量の研究成果がでていますので、それを全てフォローするのは無理がありますし、ちょっとの違いで先に報告されてしまうこともあります。
とはいえ、研究においては先に発表した人の権利は絶対ですので、今回のような状況になったら素直にサーベイ不足を認めて謝りましょう。

でも、研究をするならば、自分の分野でのサーベイ不足は研究者のとしての基本的な部分での努力不足となりますので注意してくださいね。
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混乱しているようなので確認したいのですが、


この仮定の話では、
貴方は論文を書くにあたって「ある研究者」の論文は事前にみていないのですよね?
それで、たまたま「一部同じことが書いてありました」なんですよね。
つまり、貴方はたまたま「ある研究者」の人と同じような研究をして、その結果、同じようなデータが出て、それを論文発表したが、「ある研究者」の論文発表の方が早くて、そのなかに同じデータあるいは考察が記載されていた、ということですか?
事前にみているかどうかで、違うことになると思いますが。
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第1の確認事項



 「引用」と「内容一致」は少々違います。もしあなたがその研究者の論文を一字一句、ほぼ完璧にうつしていて、そこに参考文献がないのだとすれば、それは文句なしの盗用。


第2の確認事項

 それで一字一句ではない場合、つまり意図的ではないにせよ、内容が一致してしまったというときですが。相手の研究者論文の内容が、あなたの研究の核心をなす場合は盗作の恐れが大です。つまり、いわゆる周知の事実についてではなく、あなた自身がこれは未開の部分だといって、自分の発見のような書き方をしていると、これはアウト。
 いわゆる周知の事実であるならば、盗作ではありません。つまり、その研究者だけでなく、数人が同じようなことを言っていて常識的になっている場合、これは発見というか、もう前提となってくるのでOK。

 あなたはおそらく理系でしょうが、文系ではたとえばアダムスミスという有名な経済学者がいます。でももう200年も研究されていて、先行業績なんていっても厖大であり、いまさらいちいちそんなものすべてを確認することは不可能です。アダムスミスの誰かの新しい解釈を盗めば盗作ですが、ほぼ常識的なアダムスミスの解釈を何の参考文献もなしに書くのは別に悪くありません。もう誰もがいっていてアカデミズムの常識となっているからです。
 でもこの判断はかなり微妙です。

 盗用とされるというのは、基本的に誰の目にも明らかだということではありますから、罪は問われなくてもその論文の価値は残念ながらゴミ同然となってしまうでしょう。まだ誌面で論文公開していないなら、ただちに修正しましょう。もしすでに誌面上で公開されている場合は、指導教授に相談してください。もし博士卒後であれば、前の指導教授。

 ともかく複数の人に盗用かどうか判断してもらうようにしましょう。

 もしあなたの論旨がその研究者にかなり一致しているところがあるのであれば、あなたの完全な勉強不足、そして先行業績への配慮の欠如は明らかとなり、運が悪ければもうこの世界にはいられないでしょう。それを避けるためには、やはり謝罪文をその研究者に出し、自分の論文だけを誌面から削除するように出版社に要請し、誠意を見せることが大事です。

 
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ちょっと前の話ですが、銀河鉄道999の主題歌の歌詞が盗作されたという問題があり、盗作と言われた相手(確かマッキーだったと思う)は、当作品を見たことがないということで、もめたことがありました。

あなたは知らなかったわけだから、盗作にはならないでしょう。No1さんがおっしゃるとおりに、細心の注意を払うとはいっても、例えば論文の場合、結果的にも盗作にならないようにするためには、世界中で発表された論文を全部読まなければなりません。とても無理なことでしょう。先の歌の場合も同様でしょう。
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学術論文の著作権は、学会にあります。

なので研究者が盗作と叫んでも、学会が追認しない限り、何も起こりません。また、ある分野では既に知られたことでもその他の分野ではそれを知らず新たな研究成果として論文を出すことがあります。このように学会の違いにより認識が異なることも多々あります。つまり、これは結局校閲者側に責任がゆだねられていることになり、既に知られた内容であるような場合は取り下げにしなければなりません。だが、現状では校閲者も気付かないことも多いというのは確かだと思います。

やはり、最終的には自分及び連名者が細心の注意を払う努力をし、よく気をつけることに越したことはありません。しかし、どうしても誰も気付かなかったことが起こりうるのも確かであり、その事実に後に気付いたとすれば、その学術論文の価値は先に発表したほうに譲るべき姿勢が研究者としては大切だと思います。

よって、このあたりは紳士協定みたいなもので、盗作として罪になることは稀だと思います。
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