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静止型過電流継電器と誘導型過電流継電器とでは動作時間は違うと思うのですが、私が行った実験では静止型では4.5Aかけたら動作時間はおよそ12秒でした。しかし誘導型では同じ電流で1.4秒程度でした。一般に静止型のほうが機能としても良いと聞くのですが、何故こんなにも動作時間が遅いと言う結果が出てくるのですか?教えて下さい。ちなみに、29Aでは静止型は0.25秒で誘導型は0.18秒でした。

A 回答 (2件)

誘導型と静止型の動作時間を単純比較するのはナンセンスですよ。


そもそも過電流継電器(OCR)の仕組みや使い方をご存じで無いのではないでしょうか。

OCRの動作を理解する上で一番重要なのは「動作曲線」です。
ある電流を流した時、OCRはあらかじめ設定された時間後に動作するのですが、
この動作時間と電流の特性を決定しているのが動作曲線です。

詳しくは継電器メーカーのカタログ等をご覧になると良いかと思います。

ちなみに、
静止型OCRは電子回路による計測器を内蔵しており、
動作曲線のカーブの形や動作感度をかなり広い範囲で調節することが可能です。
(例えば三菱電機の現行機種では動作曲線の深さを3段階、感度を16段階、瞬時要素を10段階に可変できます)

誘導型OCRは金属片に作用する電磁力を利用するため、リニアな数式では表現できないかなり複雑な特性を持っています。また、機械的ショックや経年劣化に弱い欠点があるため、保護協調を簡単なシュミレーションで行うことが出来、信頼性が高い静止型の継電器に置き換えられつつあります。
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静止型であれ誘導型であれ、動作時間は設定で変えられる訳だから、設定値が違っているか、故障しているかでしょう。

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