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発展途上国へのあらゆる支援に対する根本的疑問です。先進国の知恵を提供する事は彼らにとって本当に必要なことですか?元来知恵とは自らが能動的に活動し、勝ち取ってこそ意味のあるもの。それが生きるもののあるべき進化の道だと思うのです。その過程を省略して、「この世界にとっての最善策」である保証も無い「先進国の知恵」を善意を根拠に差し出すのは、与える側のおごりと、独自性を尊重しない対処療法的な軽卒さを感じてしまいます。
先進国は結果「矛盾だらけの病める国家」。お手本となるような理想郷にはなり得てません。むしろ「発展途上」と呼ばれる国々が独自に、地域・民族性に根ざした方法論を見い出した方が、私たちの今抱えている多くの矛盾を解決できる社会を築けるのでは?みなさんはどう思われますか?(もちろん災害に対する緊急援助等は別です)。

A 回答 (6件)

No.5の回答者です。



私カンボジアには行ったことがありませんが、質問者の方が見たのは国の一面だけではないでしょうか?どんな国にも日のあたる場所と、日の当たらない場所があります。

確かにカンボジアは内戦が終結し、復興や発展のプロセスに入ったと思います。そういう上向きの社会では、現状が貧しくても、将来の希望が大きいので、やる気が出てくるんです。
一方、先進国では低成長になり、また途上国からの安い製品の流入により職を失ったり、若者がフリーターなど非正規雇用という不安定な身分しか得られないと言う問題が起こります。これに対する対策が、産業高度化です。つまり、技術や社会の革新により、成長率を高めようとする政策です。

しかし、それでもやはり先進国は人権の監視が比較的整っており、また生活保障などの制度もあります。途上国では、こういった制度も未整備です。日本で年金記録が問題になってますが、途上国では年金なんて制度すらありませんよね。
カンボジアもそうです。貧しい農家の子供が売られ、奴隷のように扱われたり、児童買春に巻き込まれます。昔はタイが有名でした。しかし、タイは中進国となり、タイの農村で人身売買が行われることは相当減ったと聞きます。その代り、カンボジアが児童買春のメッカになってしまっているそうです。もちろん、児童買春を取り締まることも大切ですが、これは対処療法です。同時に、子供を売ってお金に換えなければならないほどの貧困をなくすという根治療法重要ではないでしょうか?

余談ですが、日本は途上国からの人身売買を受け入れてしまっており、その対策が不十分であると国連かどこかに指摘されてしまいまいた。これについても、やはり対処療法と根治療法の両面から取り組むべきだとおもいます。確かに不名誉なことですが、それでも日本は途上国ほどは酷くありません。先進国なのに、この程度かを批判されたのです。また、関連する報道や議論を政府が押さえつけることもありません。民主主義は万能ではありませんが、このように問題が明らかになることで、政策の改善が望めます。その意味で、海外からの指摘を受けたことは良いことだと思っています。
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どの社会にも問題や矛盾はあります。


でも、人間は完璧ではないので、社会矛盾を完全になくすのは無理です。
問題は、どの程度ましかということです。

途上国は、意図的に鎖国をしない限り、先進国との交流によって影響を受けています。その中には、医薬品など命を救うものもあります。それが普及して、人口が増加し、農業依存への限界や都市スラムの問題も起こっています。
しかし、だからと言って、医薬品をストップして、幼児死亡率が高いままで良いなんて言えますか?あるいは、安定した生活がしたい、天候に左右されない暮らしが欲しいという人に、「我慢しろ」というべきでしょうか?
災害援助は別と言いますが、大規模なものだけではなく、小規模なものは頻繁に起こっています。あるいは、たまたま一家の働き手が事故や病気で亡くなったり、自分の家だけ火事になったのと、いっぺんにたくさんの家が崩壊するのを区別して、前者は諦めなさい、後者は助けてあげるというのは、やはり矛盾しませんか?

少なくとも、死亡率や寿命などの数値を見る限り、先進国は途上国寄りマシなんです。新自由主義など、途上国の事情を無視して上からの自由化を押し付けるのは、確かに国の社会的安定に悪影響を与えることもあります。そういった弊害は、1997-8年のアジア経済危機ののちのIMF支援の条件で発生し、ジェフリーサックスなどかつて新自由主義改革を主張した学者にも間違いであったと認める人もいます。

なので、矛盾があることは認めますが、それは副作用です。どんな医薬品にも副作用があるのと同じです。副作用を途上国の人にも説明し、先進国も一方的に決めず、相談しながら援助すれば良いのです。
そのためには、援助や国際経済政策について先進国の市民も理解し、問題点を指摘することが大切です。そのための情報公開や民主的な統制も必要でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
数値でマシな国かどうかを判断するんですね。
そうですよね。
カンボジアの子供たちは今まで見た事も無い目の輝きをしてました。
でも、そんなの国別で数値に出来ないですものね。
「死亡率や寿命」ってしあわせを計る絶対値ではない。
だけど、「目の輝き」より比べやすい。
そこに複雑すぎる人間社会の限界があるのかな。
スーパーで魚選ぶときはだんぜん「目の輝き」!

お礼日時:2008/05/25 19:36

「過去は変えることが出来ない」



アフリカにまっすぐの線を引いたのは、当時の「先進国」と呼ばれる
国々でした。

あなたの考える(認識している)発展途上国が、どこまでを指しているのか分かりませんが。アフリカの国々を考えるのなら・・・
もし、(このままの状態で)彼らの独自性と主体性を取り戻す?ために
国境を廃止し(あなたの言っていることは結果そう言う事になります。)
現在の先進国からの技術・資金の援助を止めたとします。
その結果、「地域・民族性に根ざした方法論」にたどり着きますか?
答えは否。
もうすでに、彼らの国内において貧富の差、力の差がありすぎます。
それが崩れ、彼らの理想とする国(地域?)にたどり着くには、
相当の混沌があるでしょうし、なにより外の作用を全く受けないことが
可能とは思えません。
その間、貿易や思想を持ち込むことなく、大陸全部が完全な鎖国状態で
一切の干渉をしてはいけません・・・よね?

あなたが現在の先進国の状態を満足に思っていなく、
もしかしたら、途上国の中にそれを解決するものがあるのではないか?
それを先進国の押しつけの技術や知識(思想)で無くしてしまって良いものか?
の自答だと思いますが、理想と精神論だけで解決するほど
単純でも、誠意ある世の中でも無いことだけは確かです。

残念ながら。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
理想と精神論。僕はそれを優先しなければ、
地球に未来は無く、
技術や知識でこの世界を維持するには限界があることに、
そろそろ皆気づき出してるのではと。

お礼日時:2008/05/25 19:07

経済的にせよノウハウ的な支援にしろ、相手国の要望に応じて


提供しているはずです。
これは各国と協調していくための交際費のようなもの
だと考えています。日本が勝手に相手国のためを思って、
望まれた支援を断って、世界の嫌われ者になっても
つまらないです。
長い目で見て、日本の支援がその国の健全な発展の妨げに
なったとしても、それはその国の自己責任ではないでしょうか。
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自立してほしいのも事実。

また、植民地にするのも事実。
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排ガスや汚水垂れ流しにされて汚染されてもこまりますしね

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