
Then there is the joke in which a young man tells his mother he will become a Doctor of Philosophy and she says , "Wonderful! But what kind of disease is philosophy?"
若い男が母親に、自分は哲学博士になると言ったら母親は、「素晴らしいわ!、で,philosophyってどんな病気なの」といったジョークがある。
上記の文でThere is a joke ~でなくThere is the joke ~となっているのはなぜでしょうか?there is の後は不特定のものしか置けないのでmyやhisやtheはダメだと思うのですが。
また joke in which についてjokeは場所を指す名詞とは思えません。inは何の役割があるのでしょうか?
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
結論から言うと、今回のようにthe、あるいはmyやhisといった「定」のものでもOK です。
それは ”There is” の後は「新情報」の名詞句が来ればいいのであって、今回の ”the joke ~” もこの文脈においては「新情報」だからです。(1)
問題になりそうな点を2つに絞ります。
1つ目は “joke in which…” に冠詞はaなのかtheなのか、という点です。
この点を考えるにあたって、まず、「照応性」という概念から、名詞句が「照応的」か「非照応的」かを考えてみます。
ある名詞句が指し示す事物がすでに話題にのぼっていたり、その事物が話し手や聞き手によく知られている場合、その名詞句は「照応的」(anaphoric)であると言えます。つまり、名詞句の指示対象が決定できる場合、その名詞句は「照応的」であり、指示対象を決定できない場合、その名詞句は「非照応的」であるというわけです。
今回の場合、the joke~ の場合は、こういうjokeがこの世に確かに存在していることを前提で書き手は書いています。たとえ聞き手がこのjokeのことを今は忘れてしまっていたり、意識していないかもしれないが、”あのjoke” ”例のjoke”という気分で書く文です。つまり、jokeは「照応的」であるわけです。
一方、a joke~ の場合は、聞き手はこのjokeの存在をまったく知らないであろうことを前提にして書く文です。つまり、jokeは「非照応的」であるわけです。
情報(このjoke)の提供の仕方としては、後者の方が聞き手には優しいとも言えますが、パンチ力の点では前者の方が俄然大きいわけで、この文の書き手は前者(the joke、照応的)を選んだわけです。
(2)
次に、”There is ~” 構文の~の部分には不特定のものしか置けないのでmyやhisやtheはダメだ、とよく言われますが、正確にはどういうことかという点です。
正確には、この ~ の部分に来られる名詞句は「新情報」であるということです。
ここで情報の「新」と「旧」という概念を考えてみます。
文中のある名詞句や他の要素が、聞き手にとって文脈から予測することができない情報を表していれば、それは「新情報」であり、文脈から予測することができる情報を表しておれば、それは「旧情報」です。
典型的には、「新情報」は先に見た「非照応的」(surimujiさんの言葉を借りれば「不特定」)な名詞句です。しかし、今回の場合のようにthe joke…という具合に「”あのjoke” ”例のjoke” という気分で書く」場合はjokeは「照応的」でありながら、他方、「聞き手がこのjokeのことを今は忘れてしまっていたり、意識していないかもしれない」と書き手が思って書くわけですから、この文脈ではthe jokeは「新情報」であるわけです。
(3)
ポイントは、theやmyのついた定名詞句表現や固有名詞といった聞き手が了解している人や物であっても、聞き手がその存在を忘れているような文脈では「新情報」として “There is ~構文” の ~ の部分に来る、という点です。
例を1つだけ挙げておきます。次のAの発話に対してB-a、B-bのどちらもありえるわけです。
A: I’m hungry. Is there anything to eat?
B-a: Well, there’s an apple pie.
B-b: Well, there’s the leftover apple pie from last night.
B-aは聞き手(=話し手A)の知らない「不特定」のアップルパイであり(その点で、「非照応的」)、他方B-bは聞き手(=話し手A)の知っている、昨日の夜の残りのアップルパイである(その点で、「照応的」)わけです。共通点は、an apple pieもthe leftover apple pie from last nightも共に、この発話時点でこの文脈からは予測できない情報である(その点で、「新情報」)点です。
(以上、この例も含めて、久野・高見著『謎解きの英文法 冠詞と名詞』(くろしお出版、第10章)を参考にしました)
ご回答ありがとうございます。
とても詳しい解説なので読む側にとって、とても勉強になります。
>情報(このjoke)の提供の仕方としては、後者の方が聞き手には優しいとも言えますが、パンチ力の点では前者の方が俄然大きいわけで、この文の書き手は前者(the joke、照応的)を選んだわけです。
あまり読者にとっては優しくないですね。
やはりaとtheは話者とそれを聞いている人の間でどちらかが決められるので、なかなか一概に判断できないですね。
No.7
- 回答日時:
>Then there is the joke in which a young man tells his mother he will become a Doctor of Philosophy ...
○ この英文の中で「joke」の前に「a」ではなく「the」が使われているのは、やはり「joke」が「which ...」という関係代名詞節で限定されているからです。
○ 前の英文の中で、その「joke」について語られているとは考えにくいですね。前の英文の中で語られているのは、その「joke」を紹介した方が良い(と、この話し手が思った)理由となる出来事ではないでしょうか。
○ 「in which」の「in」は「その冗談の中には(・・・のようエピソードがある。)」という意味でしょう。2つの英文に戻してみると、理解しやすくなります。
(1) Then there is a joke.
(2) In the joke a young man tells his mother he will become a Doctor of Philosophy ...
○ (1)の英文の中では、「the joke」ではなく「a joke」が良いと思います。それは、「joke」が、ここでは相手に初めて紹介されるものであり、また関係代名詞節によって限定されてはいないからです。
○ (1)と(2)の英文を関係代名詞節を用いて1つの英文に結びつけたときに初めて「a joke」が「the joke」となるのだと考えられます。
○ ご参考になれば・・・。
ご回答ありがとうございます。
(1) Then there is a joke.
(2) In the joke a young man tells his mother he will become a Doctor of Philosophy ...
これがもとの2文ですね。このように記してくださると大変助かります。there is the ~に関しては例外として受け止めておきます。
No.6
- 回答日時:
>○ ただし、「there is ...」構文の「...」の部分に特定の物(または人)が置かれる場合があります。
○ 前回紹介した「例外となる2つの場合」のほかに、もう1つ追加しておいた方が良かったでしょうか。
○ 「There is ...」は普通、「存在」を表しますが、ときどき「相手の注意をひきつける」という用法として用いられる場合があります。その場合には、「ほら、・・・がいる(ある。)」という意味を表します。
(1) Look, there's 【Sally】.
訳:ほら、ご覧、サリーだよ。
○ この用法では、「名詞」ではなく「代名詞」を用いる場合には、「be動詞」と「代名詞(主語)」が倒置されます。
(2) There 【they】 are.
訳:ほら、彼らが着いた(いる)よ。
(3) Here 【we】 are.
訳:さあ、着いた。
○ 「be動詞」の代わりに「一般動詞」が用いられることもあります。
(4) There goes 【our】 train.
訳:ほら、列車が行ってしまうよ。
○ (1)~(4)の英文の中の【 】内の語はすべて「特定(の人か物)」を表しますが、一緒に用いられている「there」はすべて「注意」を表しています。
○ 上記のように「注意」を表す「there」は「存在」の「There (is ...)」とは意味も用法も全く異なるので、前回の「例外」の中には含めませんでしたが、「存在」の用法と混同する人がいるとすれば、まとめて説明しておいた方が良かったのかもしれません。
○ 今回のご質問は、前回も指摘したように、実は「There is ...」の問題というよりも「相手にとって新しい情報」と「相手にとって既知の情報」の区別の問題と考えた方が良いと思います。これは、特に日本人のみが意識している用法(知識)ではなくて、Native speakerであれば誰でも(無意識の人もいるかもしれませんが)使い分けをしている基本的かつ重要な用法なのです。前回お示しした「存在」を表す「there」を用いた例文を再度紹介しますので、ご理解の参考にして下さい。
(1)-a. There's 【a】 man at the door.(○)
(1)-b. 【A】 man is at the door.(×)
(2)-a. 【The】 book is on the desk.(○)
(2)-b. There is 【the】 book on the desk.(×)
○ 「ドアのところに(まだ話題になっていない)人がだれかいる。」という内容は(1)-a.で、「(一度話題になった)その本が机の上にある。」という内容は(2)-a.で表現することが、いわゆる「自然な英語」だと思います。
○ 質問者がお尋ねの英文は、それを踏まえた上でのご質問だと思います。「(人や物の)存在」を表す場合には、「There is the ...」という表現は、やはりあくまで「例外的なもの」とするのが、日米英を問わず、正しい理解ではないかと思います。
○ ご参考になれば・・・。
ご回答ありがとうございます。
詳しいご説明ありがとうございます。
>「相手にとって新しい情報」と「相手にとって既知の情報」の区別の問題と考えた方が良いと思います。
theと同じ用法ですね。
>には、「There is the ...」という表現は、やはりあくまで「例外的なもの」とするのが、日米英を問わず、正しい理解ではないかと思います。
確かに英文を見ていても、そのような表現に出会うことは滅多にないのでおそらくあまり使われないのは事実なようですね。
No.5
- 回答日時:
Then there is the joke in which a young man tells his mother he will become a Doctor of Philosophy and she says , "Wonderful! But what kind of disease is philosophy?"
>>there is の後は不特定のものしか置けないのでmyやhisやtheはダメだと思うのですが。
>これ、僕は知らなかったのですが、「日本流ハードコア英文法」では「There is the ~ とthe を使ってはいけない」、或いは「不特定ものを置く原則」となっているのですか? 何故でしょう、"there is the"でググるといくらでもネイティブがネイティブに向けた文章で "there is the"と言っていますし、「After The Storm There Is The Calm」という本も売っているようですが。
以下文章がダメということはあり得ませんよね:
・There is the black cat again.
・There is my car.
・There is his mother.
◎文頭に「Then」がある時は、何かにこれに関する論説が当然前にあって、それに対して「そして~、それに加えて~」という風に続きますよね。この場合も前に何かこのネタに関する文章があり、その結果「内容的に特定できるジョーク」だから「the joke」になっているだけだという気がしますが。或いは僕は何か勘違いしているのでしょうか?
>>また joke in which についてjokeは場所を指す名詞とは思えません。inは何の役割があるのでしょうか?
>「その話の中で、若い男が ~ するジョーク」の「中で」という意味かと考えます。
ご参考まで。
ご回答ありがとうございます。
>これ、僕は知らなかったのですが、「日本流ハードコア英文法」では「There is the ~ とthe を使ってはいけない」、或いは「不特定ものを置く原則」となっているのですか?
日本で売っている文法書はだいたいそんなことを書いてあります。わざわざ調べ頂いてありがたいです。there is the ~という表現はネイティブも使っているんですね。
No.4
- 回答日時:
するどいご指摘だと思います。
言語は融通がきくというか、ほかに言い方がなければ通則の例外もありなのですね。この場合、jokeに定冠詞theがつくのは後ろから規定されて特定されているからだと思います。しかし、文脈からは既知でないので、The joke in which...という主語は立てにくいのでしょう。I've heard the joke...などだと自然ですけど、意味的にあえてthere構文を使いたかったのだと思います。
in whichとかwhereは場所に限らずいろいろな先行詞をとりえます。In the joke, a young man tells his mother...と言いますし。
ご回答ありがとうございます。
>In the joke, a young man tells his mother...
in which=whereだと思っていました。上記のように2文に考えてみたのですがうまくいかなかったのです。In the jokeのinだったのですね。スッキリしました。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
○ おっしゃる通り「there is ...」構文では「...」の部分に不特定の物(またはひと)が置くことが原則です。
○ これは、おそらくご存知のように、相手にとって古い情報は文頭に置くことが多いのに対して、相手にとって新しい情報はできるだけ文頭には置かないという基本的な約束事が英語にあるからです。
(1)-a. There's a man at the door.(○)
(1)-b. A man is at the door.(×)
(2)-a. The book is on the desk.(○)
(2)-b. There is the book on the desk.(×)
○ ただし、「there is ...」構文の「...」の部分に特定の物(または人)が置かれる場合があります。前置詞句や関係代名詞などによって修飾されている場合やいくつかのものを列挙する場合です。この使い方は通常の使い方に比べると数も少なく限定的です。このようなものを例外と呼びます。
(3) There's 【the】 problem of race in America.
(4) Oh, Look. There is 【the】 man we talked about the other day.
(5) What's worth visiting there?
--- Well, there's 【the】 park, 【the】 muesum, and 【the】 castle.
※ 「There are」ではなくて「There's」となっているのが興味深い点です。
○ ご参考になれば・・・。
ご回答ありがとうございます。
英語のルールのけっこう適当ですね。これはこれで例外として受けとめておきます。例文は本当に参考になります。ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
こんばんは。
>>>
上記の文でThere is a joke ~でなくThere is the joke ~となっているのはなぜでしょうか?there is の後は不特定のものしか置けないのでmyやhisやtheはダメだと思うのですが。
あなたの考え方は、ほぼ正しいです。
しかし、現実には、the の使い方に関して、それほど厳しいルールはありません。
>>>
また joke in which についてjokeは場所を指す名詞とは思えません。inは何の役割があるのでしょうか?
こういう例で納得されるとよいのですが。
http://eow.alc.co.jp/%22in+the+story%22/UTF-8/
ちなみに、
和訳のしかたについてですが、
「といったジョークがある。」
を最後にしないで、
「Then there is the joke in which」
の部分を文頭に配置して、
「こんなジョークがあります。」
と書き始めるほうが自然です。
(このサイトで、時々、「英語は左から右へ読むものです」という名言を目にします。)
ご回答ありがとうございます。
>しかし、現実には、the の使い方に関して、それほど厳しいルールはありません。
わかりました。例外として受け止めておきます。
>「こんなジョークがあります。」
と書き始めるほうが自然です。
whichの約し方は場合によって様々なので、難しいですね。アドバイスありがとうございます。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
関連するカテゴリからQ&Aを探す
医師・看護師・助産師
薬剤師・登録販売者・MR
医療事務・調剤薬局事務
歯科衛生士・歯科助手
臨床検査技師・臨床工学技士
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
臨床心理士・心理カウンセラー・ソーシャルワーカー
介護福祉士・ケアマネージャー・社会福祉士
弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士
フィナンシャルプランナー(FP)
中小企業診断士
公認会計士・税理士
簿記検定・漢字検定・秘書検定
情報処理技術者・Microsoft認定資格
TOEFL・TOEIC・英語検定
建築士
インテリアコーディネーター
宅地建物取引主任者(宅建)
不動産鑑定士・土地家屋調査士
マンション管理士
電気工事士
美容師・理容師
調理師・管理栄養士・パティシエ
シェフ
保育士・幼稚園教諭
教師・教員
国家公務員・地方公務員
警察官・消防士
その他(職業・資格)
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
It is not what you have ,but ...
-
下記の、文頭が動詞の原形にな...
-
間接疑問文内のthere is 構文に...
-
OVSという倒置文?
-
文の最後にbe動詞?
-
in ways that?thatの先行詞は何?
-
Whomが先頭では不正解なのですか?
-
なんでsayの後に人が来てるんで...
-
not since.... の文法について
-
Never before ~が文頭に出る倒置
-
could you tellのあとに続く句
-
Down came the rain. 倒置
-
主語が二つ??英文の日本語訳...
-
提示文の構造等について(Relat...
-
受験英語に詳しい方お願いしま...
-
高校英語 間違え探し4題です...
-
この写真の英文の文構造がわか...
-
このinは何?
-
Who that ~の構文
-
英文法の関係詞について質問で...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
"among which V + S "?
-
なんでsayの後に人が来てるんで...
-
関係詞節の見分け方?
-
強調構文について教えてくださ...
-
下記の、文頭が動詞の原形にな...
-
文の最後にbe動詞?
-
Ofが文頭にくる文章の訳し方が...
-
倒置の理由
-
said the boy と the boy sai...
-
in ways that?thatの先行詞は何?
-
All is not gold that glitters...
-
I have never seen a more beau...
-
主語が二つ??英文の日本語訳...
-
この名言の和訳を
-
Not a soul was to be seen on ...
-
OVSという倒置文?
-
なぜ倒置がおきてるんすか?
-
butの前にコンマを置く時と置か...
-
Not evenの使い方について
-
SVOの倒置で、OSVという語順
おすすめ情報