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 はじめまして。三国志を読んでいてふと疑問に思ったので質問します。
 当時の武器の質、もっと具体的に言えば鉄の質、水準などはどの程度のものだったのでしょうか?鉄とはいえ現在よりは脆かっただろうし、もし白兵戦時にあっさりボッキリ折れたりしたのだろうかと思うと兵士達は心もとなかったことでしょう。

 どなたかわかる方いらっしゃいましたらお願いします。

A 回答 (2件)

 三国志の時代に関わらず、戦場で使用される武器は丈夫さが命です。


 (時代がずっと下がって中世の騎士達も、白兵戦で使用するのは、斧や鉈等の丈夫さと重さを頼りに、相手に叩きつける様な武器が殆どです。)

 有名な関羽の青龍偃月刀も切れ味云々より、重さが82斤(18Kg)である事を強調されています。(ちなみに日本刀の重さは1Kg弱です)
   http://www.nihontouya.com/ichirank.htm

 18Kgも重さが有れば、刃物と言うより鬼の金棒の様な金属の塊です。三国志時代の拙い金属加工でも人間を撲殺するのに十分過ぎる強度が有ると思います。
 一般の兵士も数キロ程度の槍等を振り回すだけですから、さほど金属の強度は必要ないとおもいます。(勿論、盾や鎧などには金属の強度が重要です…。ただし、これもどれだけ重い物を許容できるかと言う問題です…。)

 ちなみに、日本刀は割と曲がりやすい(ただし折れにくい)ので戦場では主流の武器ではありませんでした。(主流は、弓・槍で戦国時代に火縄銃が追加されます。まあ、一番戦場で敵を殺傷するのは投石だという説もありますが…。)
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この回答へのお礼

 どうもありがとうございます!なるほど鉄の塊ですか・・・そう考えると「刃物」と考えるより頑丈さについて納得がいきますね。不見識にして実際に使われた武器などをあまり見たことがないため、記述などでもいまひとつリアリティが伝わってこなかったんですが、おかげさまですっきりしました。

お礼日時:2008/09/25 08:35

鉄という物質はかわりませんから、古代の鉄がもろく、


現代の鉄が硬いなんていう、非科学的なことはありえません。

鉄という金属の性質を理解してないようですから
簡単に説明すると、純鉄はさびやしくぼろぼろして折れやすい。
だから炭素とまぜて合金として使いますが、
その配分によって硬さが変わります。
硬くするほど折れやすくなり、柔らかくすると曲がりやすくなる。
こういう鉄の性質は、青銅器時代から人類の間ですでに広く知られており、
最初に鉄の代わりに銅が好まれたのはこのためなんですが、
鉄器が利用されるようになると、鋳鉄という2%以上の炭素を含む鉄合金が
利用されていました。(鋳鉄のなかでも炭素の割合によって硬度が変わる)
この次の技術がスチール、つまり鋼鉄になるのですが、
炭素2%以下にして熱処理によって性質をかえるというこの技術登場するのは
実に中世のことであって、要するにずっと後のことです。

ちなみに軟鉄と硬鉄という二つの鉄の性質をうまく利用して作られた武器が日本刀です。
複合構造になっている日本刀は中世の初め頃に完成して、長らく輸出もされていた優れもの。
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この回答へのお礼

 詳細なご説明ありがとうございます。やはり専門外のことだと言葉も上手く使えないようで恐縮です。以前、「現代の鉄は炭素やクロム等そういったものを鋼材の用途に応じて細かく配分を変えている」ということを聞いたことがありました。そういう技術はずっと後になってのことなんですね。勉強になりました。

お礼日時:2008/09/25 08:23

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