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職人と言う意味の「マルティザン」っていう言葉がありますよね。前、友人と会話していた時に説明に困ったのですが、マルティザンというのは何語でしょうか?また、ザンとかつくあたり、難解そうですがスペルは?

A 回答 (2件)

 


「職人」という意味の言葉なら、「マルティザン」ではなく、「アルティザン」です。この言葉自体は日本語になっています。語源はフランス語の artisan(女性形 artisane)ですが、発音が無論違います。(英語だと、artist に当たります)。

artisan の「ザン」の部分は、鼻母音という音で、日本語の「ザン」とは違っています。また、フランス語の artisan は、職人とか、古い表現では、芸術家のことで、否定的意味はありませんが、日本語で、「アルティザン・アルチザン」というとき、創造性がなく、ただ、技巧や技術だけで作品を造る職人という、否定的意味が入ります。

「あの人はアルティザンだ」というとき、その作品は技術的に非常に上手であるが、しかし、創造性などが感じられず、「芸術とは認めない」というような否定的意味で使います。フランス語では、むしろ、肯定的な言葉のはずですが。

前衛的・創造的芸術家に対し、技術が優れているが、スタイルの古い、同じパターンの作品を造る作家を、貶めていう表現です。ただし、アルティザンだと言われている作家が、本当に芸術家として劣っているかというと、そうは一般に言えないのです。あくまで、貶めている側の主観に過ぎないのです。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。最近の質問はいつもmaris_stellaさんにいい回答を貰っている気がしてなりません。イヤ、事実そうなのか……
stellaさんって本当、すごい人ですよね。日英独仏all出来るんですか?stellaさんみたいな国際人を見習わなくては。

この言葉は、あるミステリ小説で、密室ネタばかり書き続けてきた作家が「天上の推理小説」を目指す、という説明の中にあったものです。「職人(アルティザン)が芸術家(アーティスト)を目指す」とかいう表現だったかな。韻を踏んでいるみたいで面白いなーと思っていたのですが、元々同じ言葉なんですね、語源的に。
職人は職人として、芸術家は芸術家としての良さと悪さがある、と二面的に捉える人は少ないんでしょうね、きっと。

また質問を投稿した時は、よろしくお願いします。っていつも言ってる様な気がする……(T_T)←感謝感激雨アラレ、コレカラモ宜シュウ、という涙。

お礼日時:2003/02/03 16:40



アルティザン artisan です。フランス語。辞書ではアルチザンとも。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
アルティザン、ですね。お恥ずかしいけれど私、そういう事がよくあるんですよー。カタカナで書くと「ワ」と「ク」の見分けがつかないし、「象潟(=キサカタ)」をサキカタと読んでたり。
アルティザン=フランス語。フランス語は自他ともに認める世界一美しい言語って言いますけれど、本当でしょうか……私は、あのアポストロフィが多用される事とか読みにくい所とか細々した単語がずらっと並ぶ所とか、フランス語ってあんまり好感持てないのですが。

お礼日時:2003/02/03 16:31

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