dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

発熱の原理について質問です。

風邪をひいたりして熱を出すと、体を温めておとなしくしておく、というのが一般的な治療手段ですよね。さて・・・。

(1)なぜ体を温めるのでしょうか。
体の免疫機構は体温を上げることそのものが目的なのでしょうか。微生物や炎症と戦う副作用として体温が上がるのではないのでしょうか。
とすると、体は温めるよりも、適正体温(36~37℃)にするべく、冷やした方がいい、という理屈も成り立つような気がします。

(2)汗をかくほどに温めると、体力を消耗するのでよくない、とも聞きましたが、私はいつも水をガブガブ飲んで、布団の中でこれでもかと言うほどの汗をかくとすぐに熱は引いてしまいます。

(3)解熱剤とは具体的に体の中で何をしているのでしょうか。
発熱が免疫機構が働いている証だとしたら、わざと熱を下げるというのは、体の活動をわざと抑えて、「仕事の前倒し」みたいなことをしているのでしょうか。

どなたか、発熱のしくみと正しい対処法を教えてください。

だらだら書いてすみません。

A 回答 (4件)

(1)なぜ体を温めるのでしょうか。


体内に菌やウィルスなどが、侵入し増殖を開始すると、
身体の中では、菌やウィルスを殺すために免疫システムが活動を開始します。
発熱する理由は、菌やウィルスを殺すためです。菌やウィルスは、高温に弱いため
体温が上昇すると活動が鈍ってしまいます。そこで免疫細胞の登場です。
免疫細胞は、菌やウィルスと反対に体温が高いと活発になりますから、
体温が高くなっている状態のなかで、次々と菌やウィルスを殺していきます。
発熱は副作用ではなくて、免疫システム活動の重要な作用のひとつなのです。

(2)汗をかくほどに温めると、体力を消耗するのでよくない
発汗とは、必要以上に体温が上昇したときに、汗をかいて体温を下げようとする働きです。
ですが、風邪などで発熱している時は、必要があって体温を上昇させて
いるので、汗はかきません。
通常の免疫システムは、39~40度位まで、体温を上昇させ菌が死滅するまでの一定期間
この体温を保つように働きます。この状態で発汗すると言うことは、40度以上に体温が
上がろうとしているので、発汗して体温を40度位にまで戻そうとしているのです。
布団の中でこれでもかと言うほどの汗をかくことは、体力をいたずらに消耗するだけで
解熱に関しては、あまり効果がありません。
ちなみに、水を飲んだから汗がでるのではなく、汗をかくから水分を補給するのです。

(3)解熱剤とは具体的に体の中で何をしているのでしょうか。
体温は、体温調節中枢というところが、調節を行なっています。
免疫システムが活動を開始すると、前述の理由で、体温調節中枢に対して、体温を上げる
ように指示を出す伝達物質を出します。
解熱剤とは、血液に溶けて、この体温を上昇させるための伝達物質を妨害して、
体温調節中枢に対して、平熱に戻すように働きかけるものです。
したがって、免疫システムが正常に活動している範囲においては、解熱剤は必要ありません。
ですが、発熱の原因が免疫システムの自発的な活動ではない場合があります。
そうした場合には、解熱剤を用いて解熱する必要がありますので、解熱剤を投与することになります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

実に丁寧で詳しいご回答をありがとうございました。
発熱の原理についてよく理解できました。

お礼日時:2003/03/07 22:05

ウィルスは高温になると活動が鈍くなります。

また、発熱すると生体の防御機構の白血球など免疫細胞の活動が活発になります。このような理由から、風邪をひくと熱がでます。
すなわち、発熱は生体の防御反応です。必要以上に熱を下げるべきではありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
発熱は微生物の働きを弱めるのと自己の働きを強めるという2つの作用があるわけですね。

お礼日時:2003/03/07 22:03

端的に書きますネ。


(1)多くの菌は40度付近になると活動を停止し,死んでいきます(大腸菌のように42度程度が快適であるというのもいますが)。
そこで,体は菌を殺すべく体温を上げるのですネ。
体温が高くなるということ自体が菌に対しての戦いなんですネ。
抗体が作られるまでの間のつなぎなんですけどネ。

(2)汗というのは気化熱によって熱を奪うラジエーターですから,効率的に体温を下げることができるのはたしかです。
発熱そのものが体力を消耗しますが,発汗することもそうなんですネ。
水分を沢山とることは間違っていませんヨ。

(3)解熱剤で一般に用いられているものの多くは体温上昇を司る脳の一部(中枢)に作用します。簡単に述べれば体温上昇を招く物質の合成を妨害すると言えばよいでしょうか。

発熱中,つまり寒気がしている間は冷さないでなるに任せるか,或いは,体を温めて発熱を促進してやるのもよいでしょう。
寒気がなくなった時点で,通常は発熱のピークを迎えています。
このときの体温が,概ね38.5℃以下であれば,解熱剤も使わず,なりゆきに任せておけばよいでしょう。
また,40℃であっても苦しくなければ無理に下げないことですが,このへんになると病院で診てもらって判断してもらってくださいネ。
こんなところで。
以上kawakawaでした
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
発熱そのものが治療していると、よくわかりました。
解熱についても、脳の中枢に働きかけるものとは知りませんでした。もっと直接的に働きかけるものかと。
大変勉強になりました。

お礼日時:2003/03/07 22:01

私は医者ではないのですが


風邪や発熱の時に暖めるのは
患者が寒気を訴えた時だけで良いと思います。

寒気がある時に「あたため」
寒気が無くなったら「冷やす」(額、わき、ももの付け根)
これの繰り返しです

熱があるとき水分をいっぱい取るのは
熱による「脱水症状」を防ぐ事と
水分を取って「汗」をかいたり「排尿」する事によって
体内の熱を下げます(汗はこまめに拭きます)

病院などでは熱があっても寒気が無い時は上半身裸にします
皮膚全体から熱を放出します

解熱剤は私はあまり使いたくはありません
熱を出す事によって体が「菌」と戦っているからです。
でも、熱により体力の消耗で食事ができない時などは使います。
これはあくまでも私がやっている事なので
参考になればいいなと思い回答しました。

お医者様などの専門家の回答を待っていただくのが
一番だと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2003/03/07 21:59

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!