dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

 日本語を勉強中の中国人です。「吾輩の尊敬する筋向(すじむこう)の白君などは逢(あ)う度毎(たびごと)に人間ほど不人情なものはないと言っておらるる」の文末の「言っておらるる」という箇所なのですが、それはどういう文法現象なのか、教えてください。

 また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

「おる」は古語では「をり(居り)」でラ変動詞でした。

ラ変は終止形を除けば、ほとんど四段活用でしたから、早くから「四段活用的でした。従って、「る・らる」(現代語なら「れる・られる」)の「る」の方が使われていました。
 だから、「おら+る」であったわけですが、中世以後の活用の変化によって助動詞のほうが一時的に「るる」になりました。例に挙げられたのはその当時の「おらるる」の形でしょう。当然現代では「おら+れる」になっています。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。よくわかりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/27 21:28

「おらるる」は「おる」+「らるる」だと思いますが、これは中世の日本語ですから、現代の国語辞典には「おる」+「られる」が載っているだけですね。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

 再びありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2009/04/27 21:26

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/201700/m1u/% …
『(4)尊敬の意を表す。他人の動作を表す語に付いて、動作者に対する敬意を表す。もともと敬意を含んでいる動詞に付くことが多い。
(中略)
(3)中世には連体形「らるる」が終止法として用いられるようになり、命令形には「られい」が現れるが、やがて一段活用化して「られる」となり、現代にまで及ぶ〕→られる(助動) 』

・・・と言っておられます。

この回答への補足

「おらるる」は「おる」と「らる」をあわせているでしょうか。それとも「おる」と「る」をあわせているのでしょうか。

補足日時:2009/04/26 20:27
    • good
    • 1
この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。連体形が終止法として用いられる理由はわかりました。ただ、参考項目は「らる」ではなく、「る」の項目でしょうか。

お礼日時:2009/04/26 20:36

「言う」の尊敬語は「おっしゃる」です。


「おらるる」は古語で使っていたのかもしれませんが、
現代では使わないので、考えない方がいいと思います。
「~しておられる」という表現は正しいです。

質問文の中で特に不自然だと感じるところはありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/26 20:25

「おらるる」は「おられる」の少し古い言い方ですがあまり使いません。

敬語の表現で、現在の素直な言い方は「言っていらっしゃいます。」です。

「文法現象」という言葉はありません。「どういう意味なのか、文法に基づいて説明してください。」というのが適切です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。質問文の添削にも感謝いたします。これから気をつけます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/26 20:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!