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TLCを用いて、色素化合物(azobenzene,methyl yellow(dimethylaminoazobenzene),indophenol,sudanI(α-phenylazo-β-naphthol),sudanII(1-(2,4-xylidylazo)-2-naphthol))の分離とアミノ酸(Ala,Lys,Trp,Ser,Val)の分離を行いました。
また、5種のアミノ酸のうちから任意に2種を混合して未知試料としました。

(1)TLCの実験の際、展開するために溶媒を入れた容器を、あらかじめ揮発した溶媒の蒸気(?)で満たしておくようにと言われたのですが、これはなぜですか??

(2)色素化合物について、それぞれに色が付いていますが、この色の違いは構造式の違いともなにか関係するところがあるのでしょうか??

(3)色素化合物の方の展開をした時に、スポットした点が上がる時尾を引いてあがるものと、点がそのまま上がっていくものとがあったのですが、尾を引いてあがったものはただ単にスポットする物質が多かったせいなのでしょうか??

(4)アミノ酸の検出の際、ニンヒドリンを噴霧して加熱したのですが、"加熱"でなければいけない理由はなんですか??
また、そのまま放置したらニンヒドリンの発色が消えてしまったんですが、これはなぜですか??

(5)未知試料を同定する際に5点打ちをしたのですが、スポットの順序を「Ala,Lys,Ala/?,Lys/?,?」ではなくて「Ala,Ala/?,Lys,Lys/?,?」の順に打つように言われました。この理由って、ただ見やすくするためだけなのですか??他にもあったら、教えてください。

(6)未知試料の同定の際、「Ala,Lys,Ala/?,Lys/?,?」の5点打ちと「Trp,Val,Trp/?,Val/?,?」の5点打ちをそれぞれ違う溶媒で展開して同定してしまいました。おそらく同じ溶媒で展開した方がよかったのですが、その理由は同一条件下で行った方が良いからだけなのでしょうか??なにか他にも理由がありますか??

一度にたくさんの質問を書いてしまってすみません。
分かる範囲で良いので、お答え頂けると嬉しいです。

A 回答 (1件)

(1)展開槽は溶媒の飽和蒸気で満たされていることが前提です。

さもないとTLC寿から揮発して「再現性」の無い結果になります。この辺は正しく説明すると長いのでカット。
(2)もちろん構造に違いがあります。それを表す構造式にも違いが有りますが、構造「式」のちがいが違いに出るのではなく「構造」の違いが現われるので、些細なことですが日本語に注意。
(3)基本的には物質量が多かったのです。但し、TLCとの相互作用が強すぎると少量でも尾を引くので「比較」の問題です。
(4)この辺は検索を掛ければ幾らでもお答えが出て来ます。
一例は、
http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q21.html
(5)道試料は出来るだけ既知試料で挟みます。これはTLC面の再現性の問題を最小限にするためです。今回AA?BB??の順に打ったのもTLC面の性質を確認するためです。
(6)出来るだけ多くの種類の溶媒を用い、異なったTLC担体(シリカ、アルミナ、ODS…)を用いて展開して、条件が変わっても同じ位置に並ぶことで帰属の確認をします。
今回異なった溶媒を使用した「理由」が見えないので何とも言えませんが、溶媒が不適切ですとみんな上まで上がったり、みんな原点から動かなかったり、天辺と原点の二箇所だけに分かれたりして不適切な分析条件とになることも多いです。
最後は赤外分光と、出来れば混融法で確認をします。
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この回答へのお礼

すべての質問にお答えいただきまして、ありがとうございます。

(1)と(2)に関して、もう少し詳しい説明がいただきたいのですが、どなたかお答えいただけませんでしょうか??

お礼日時:2009/04/28 15:27

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