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IT会社が成長(売上増加、従業員増加、証券取引所に上場等)
を遂げることは、その会社に技術力があることの証明にはなら
ないのでしょうか?

東証一部上場で資本金が約20億、売上も100億を超え、従
業員数も900名後半のある独立系の会社があります。
ITとしては大企業には入らないかもしれませんが、全IT企
業の中では大きい方だと思われますし、認証資格も多く取得し
ている方だと思います。

しかし、インターネット上の情報を見ていると、例えば有名な
掲示板などで、
「この会社には技術力なんてない」とか、
「下流工程ばかりで、表面上派遣ではないが実質派遣みたい」とか、
「この会社に入ると、下流ばかりやらされるから、長く勤める
程転職に苦労する」などという記述がかなり多くあります。

ちなみに会社のホームページでは上流から下流までやっていること
になっています。

もし本当にネット上で言われているように下流の誰にでもできるよ
うなことばかりやっていたとしたら、現在の企業規模までに成長さ
せることはできなかったのではないか?と思っているのですが、下
流工程だけでも成長させることは可能なのでしょうか。

A 回答 (3件)

売上だけでなく利益も見たほうがいいですが、


売上高 / 従業員数 (従業員1人当たり売上高)
が2000万に満たない水準ということからの推測ですが、
2次請けくらいの独立系SIerでしょうか。

なお、株式上場も会社の規模も技術とは無関係です。
技術があっても経営が下手なら会社は即潰れます。

今世紀初頭のITバブルの頃に、上場IT企業は増えてますが、
その会社の上場年月日を確認してみてください。

人数のわりに掲示板での悪評が多いということですが、
・ヒト使いが荒く、入るヒト辞めるヒトの出入りが激しかった(いはゆるブラック?)。
・恨みを持つ特定のヒトがID変えながらしつこくネガキャンペーンを実施。
等の可能性もありますね。

下流工程は、いはゆる「客先常駐」「人月でヒトを売る」ビジネスですので、
「現場」に、まとまった人数を高い単価で長期間送り込むことが、
貴方のいう「成長」ということになります。

(常駐先に行きっぱなしで、自社に戻るのは朝礼と旅費清算のみかも?
印象としては、
「表面上派遣ではないが実質派遣....」でしょう。)
認証資格をウリにするのは、「ヒト」を高単価で「売る」為の箔付け
という側面もあります。

こういう場合、技術力は「会社」には残らず、
技術力は「現場」「個人」に流れる傾向があります。

仕事が多くある場面では、社員数を増やす=売上増になりますので、
昨年までの好況時には会社は成長したのでしょうか。
でも、それは営業が上手かっただけで、百歩譲っても、
「会社に技術力があったから」≠「その時現場にいたヒトに技術力があったから」
だと思いますよ。

2次請け正社員が、部分PMかPLという立場で、3次請け以降の技術者を使う場合、
(たとえば、新人がひとりでPL、あとは他社のヒトばかり...等の酷い例もありました)
難易度の高い仕事(技術力を必要とする仕事)を3次請け以降に押し付けがちです。
そうなるとますます技術が個人にも会社にも残らないことになりますし、
そういう扱いを受けた3次請け以降のヒトは、
「この会社には技術力なんてない」
なんて毒づくかもしれませんね。

逆に、下請けをあまり使わず、
新人~5年目くらいの若手にみっちり下流工程を経験させているのであれば、
途中で挫折したヒトは、
「この会社に入ると、下流ばかりやらされるから...」
でしょうね。

また、
自前で上流工程のヒトを育成するのは時間もコストも掛かりますから、
上流のヒトを外部からばんばんヘッドハンティングして稼ぎ頭にすえてるところもあり、
下流ばかりの「生え抜き」はなかなか上流に行けない という話もあるかもしれません。
(たとえ会社全体としては「上流工程あり技術力あり」でも、
それが貴方に還元されるとは限らないという意味です。)

ご健闘を。
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この回答へのお礼

具体例が多く分かりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/09 04:01

質問を


 『甲子園に出場したことは、そのチームに打撃力がある証明にはならない?』
に変えるとどうでしょうか?

私なら、
「そこそこ高いことは証明されるとは思うけど、そのチームの強みがどこにあるのかわからないと…。ハンカチ王子みたいな絶対的なエースがいるのか、攻守のバランスがいいのか、走塁メチャクチャいいのか等々。それから、攻撃力があるって、そもそもどういう意味で使ってる?平均より上だという意味?、それとも上位10%以内っていう意味?それによっても答えは変わってくるし、云々」
なんて感じの答えになると思います。



>「この会社に入ると、下流ばかりやらされるから、長く勤める程転職に苦労する」
仮にこの話が本当だとしたら、東証一部上場のSIerよりも転職に有利な企業が世間にごろごろ存在することになり、あきらかに矛盾しているように思えませんか?掲示板の情報を鵜呑みできないことを示す好例のように思えます。
将来の転職に関しては、まず足元の景況に一番依存することを理解する必要があるでしょう。そしてその次のファクターはあくまで本人の素養(才能,経験,努力など)です。この点に関しては、IT産業は自分の実力を偽ることがほとんど不可能な業種なので、地道かつ計画的な修練が必要になると思われます。個人的には、参考サイトの記事をお勧めします。

>下流工程だけでも成長させることは可能なのでしょうか。
これは可能でしょう。
ただ、上流工程を含めて受注した方が利益率が高いことは事実なので、企業としてはそうした方向を目指すところが多くなる傾向はあるでしょう。

参考URL:http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061230/1 …
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この回答へのお礼

分かりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/09 04:01

正直、大きい会社だからといって技術が高いかどうかは別の話。



大きい会社ほど、小さな会社が中まで食い込んでいて、実際に働いている人たちが実際に所属している会社は全く別の会社だったりします。
いわゆる「出向」という契約をした派遣社員だったりします。

某大手のIT企業だと、人材関連の面談やプロジェクトそのものの舵取り権限を、その大手IT企業の社員ではなく、中まで大きく食い込んでいる別会社だったりますよ。

某大手IT企業の面談に行ったら、渡された名刺は、その大手IT企業の名前すら入っていない聞いたこともない会社だったりしますね。

つまり、仕事の流れとしては、
大手企業 -> 技術力はあるが小さな会社
に、プロジェクトの全権限を譲渡(受託)していたりします。
大手企業は仕事を取ってくることと予算を決めるだけ。
守秘義務や開発環境の問題で、小さな会社は大手企業のオフィスに居なくてはならない。という「出向」という契約で常駐している。
という状態。

もちろん、大手企業の中には本当に技術力の高い人たちばかりが社員として働いており、外部からの人員を一切入れていないという企業もありますよ。
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この回答へのお礼

エピソードを交えた分かりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/09 04:00

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