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 中国は自らを中華(優れた文化を持つ者)と自称するだけに優れた文化を持ち、日本およびその他多くのアジア諸国は、その文化を輸入することによって、国というものを形作りまた発展させていった。世界に誇る数々の発明も行い、まさしくアジア一の国であった。
 しかし、近年においては、アジア一の文化と発明力を持っているとは思えず、ニュースで聞く分には、日本の粗悪なコピー製品ばかりを作っている様子である。
 僕の疑問というは、中国は高い文化と発明力をもともと持っている国のはずなのに、なぜ今発揮されないだろうかということです。古代から、アジア諸国に影響を与えてきたそのポテンシャルなら、今もっといいものが生まれ出てもいいのでは思うのですが、どうなんでしょうか。
力は失われたのでしょうか。

A 回答 (11件中1~10件)

 やはり、《文化大革命》の影響もあるのではないのでしょうか?


 第二次世界大戦後、中国は未曾有の《大革命》に見舞われます。
 見舞われるとは、4千年もの美しい歴史を作ってきた、自らの
文化を、《高度成長》《世界列強国への仲間入り》という名の下に、
自らの国がどうして、4千年もの間、世界中心国に躍り出ることが
できなかったのか?という、幻のような、焦燥感に駆られてしまった
のでないでしょうか?
 そのために、その美しい文化を創ってきた人たちへの弾圧、
その文化遺産の破壊、「世界一へ!世界一へ!」というスローガン
のもと、完膚なきまでに自らの文化を破壊してしまったのです。
 その後は、その修復もままならないまま、《金満国》へ。
 日本のバブル期よりも、札束のうなる生活、地上げで普通の
農民すらも百億円規模の億万長者に大変身してしまう、
《超・超バブル期》へと、今現在突入中です。
 今もその隆盛は衰えを見せる様子もありません。
 と、同時に《超・超学歴社会》で、若年層は中国本土
よりも、外国への移住を望んでいる人たちも多いでしょう。
 と、同時に日本よりも《超・超高齢化社会》を向かえ、
働き盛りが圧倒的に少ない中国本土。
 これでは、あまりにも広すぎる中国国内においては、
内部の充実は、難しいものでしょうね。
 ポテンシャルはあるのに、人材に乏しい、というのが
現状なのでは?
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そもそも中国という国名は存在しないし、民族も特定できない。


漢民族とは東夷、西戎、南蛮、北荻の中心にいるはずであるが、実際にはそのような民族は存在しない。上記のような周辺の異民族が入れ替わり立ち替わり王朝を建てて自称する民族名が漢民族である。2世紀の漢王朝の滅亡を境に、前は東夷、西戎、南蛮が優勢で、後は北方遊牧民出自の北荻が中心である。184年の黄巾の乱後人口が十分の一に減少したことにより、遊牧民のいわゆる「五胡」が移住させられ、のちにいくつも分立して王朝を建てる。12世紀になると新たに北方から別の優勢な遊牧民国家が勃興してくると、屈辱感から「こっちのほうが古い」と主張する。これが中華思想の始まりである。
連綿と続く王朝は存在せず、資本、技術の蓄積は難しい。インフラ整備の概念はなかったとしか思えないから、近代化に後れを取った。主な歴代王朝の収入源は城郭の中で開く市からのテラ銭である。流通が中心であるから、金が入れば商品のその後については無関心である。
もし我々が中国に憧れを持つとしたら、多分そのイメージは前5~前3世紀の春秋・戦国時代であろう。孔子や孟子らの優秀な思想家を輩出したことは確かであろう。しかし私見はその底辺はメソポタミア神話である。中国の優秀な技術や発明は西域からの恩恵である可能性がある。この担い手は東夷や西戎である。青銅、鉄、漢字、絹などを日本に持ち込んだ人々である。彼らは戦乱を逃れて、朝鮮南部、日本に移住した。
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良い回答を貰うためには、適切な質問をするのが 最大の要点です。


このご質問の場合、前提になっている「日本の粗悪なコピー製品ばかりを作っている」とか、「高い文化と発明力…今発揮されない」などがはたして妥当かどうか、もう一度お考えになると良いと思います。
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今の中華人民共和国が、なぜこの有様なのかというご質問ですが。



原因としては、儒教と易姓思想による影響があると思います。

易姓思想とは、前の王朝(皇帝)が滅びたのは、徳が無くなった為に、天が新たな皇帝を選びそれに滅ぼさせたからだ。という考えです。
要するに、侵略者の「勝てば官軍」に正当性を与ているだけですが。
しかし、これにより、勝者は軍事面以外にも、文化や政治面での優位性を示さねばならず、敗者の全てを徹底的に否定・破壊します。
この為に、文化・思想・政治のレベルが継承されず、リセットされるので、アップデートしません。
中国大陸の歴史遺産が、実は長い歴史を誇る割に少ないのには、こういった理由があります。

また中国の儒教は、先祖・親子関係を重視し身分の上下にも厳しいという特徴があり、先祖の先例に倣うことが重視され、対等な関係・制度の革新が生まれにくいという特徴があります。これは、逆に見れば、他者に対して排他的=自分&一族さえ良ければよいとなります。(人治主義による汚職・一族による職権の濫用)。

これが、皇帝による専制政治ばかり続き、封建制に移行できなかったのと、滅びるときは、常に政治腐敗による反乱+異民族の侵略である理由です。

更に、中国の歴史は土地の歴史であって、特定の民族や国家の歴史ではありません。漢の滅亡後の王朝の支配民族はそれぞれ違いますし、国と共に支配民族が変わる度に、人口が激減する程の虐殺が民族間で起きています。

このようなことを、国家や民族間で繰り返していた結果、社会システムが進化せず、欧米との差がついてしまったのだと思います。

それでも、近代化のチャンスはあったと思いますが、近代に欧米に侵食されながらも、昔からの中華思想を捨てられず外交を誤ったのも大きいと思います。

しかし、最も致命的のは、共産化してしまったことでしょう。

文化大革命や大躍進で、知識階級を皆殺しにし、無学な「農民達で平等な理想社会」を建設しようという、無理な試みのツケを未だに中国は払い続けています。圧政で苦しんでいた民衆=理想を持った立派な国民
ではないのです。民度が低ければ、自分が権力の座に着いた時にすることは、前の権力者がしたことです。実は民主主義は、かなり国民のレベルが高くないと実現できないのです。

結論として、
昔はレベルは高かったかしれませんが、ワンパターンの繰り返しに安住してしまい、世界に遅れを取ってしまった。
潜在能力にしても、その歴史的な経緯から、国民のレベルが向上しているとは思えないので疑わしい。ということになります。
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細かい分析は他の方が既にされている通りですが、そもそも 「過去に優れていた国は現在も優れているべきである」 という命題が間違っているのかもしれません。



この質問を読んで思い出したのが、十数年前に流行っていた 「文明には寿命がある」 説です。さらにこれを推し進めた 「文明の800年寿命説」 というのもありました。具体的な数字はともかく、メソポタミア(現在のイラク)、エジプト、ギリシャ、ローマ(現在のイタリア)、スペイン、ポルトガル、インド、モンゴル、トルコ等々、かつて覇を唱えた国が現在すべて中進国以下であることを考えると、寿命説自体は信憑性ありそうです。中国だけ例外であることの方がむしろ無理ありそうです。
そうなってしまう理由は、制度疲労とか、世界情勢の変化に取り残される等が考えられます。何千年にも渡って繁栄し続けることの方がむしろ難しいのかもしれません。英国だって400年繁栄しましたが、第一次大戦で米国に覇権を譲りましたし、その米国も先日のバブル崩壊で陰りが生じてます。日本だって歴史上ほとんどの時期はひどい後進国であり、世界に影響できるような文化が生じたのは元禄~化政以後の300年ほどですよ。
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 中国の国力が最大だったのは、清王朝の時代です。

18世紀においては、世界で最も豊かな国で、東洋貿易で栄えたイギリスも中国からの輸入超過で貿易赤字がかさみました。
 
 清朝皇帝は、満州族出身ですが、政治・文化・統治機構を前代の明王朝のものをそのまま受け継ぎ、歴代の中国皇帝よりもさらに中国人らしい政策を取ることが多くありました。(歴史的書物の再版・編集や陶磁器の製法の復活の努力など)

 ところが、19世紀になって、イギリスが中国に対してインド産アヘンを輸出しだしてから、この状況が一変します。

 麻薬患者の激増とその代金の流出で、急激に国力が低下して貧困化し、農民反乱などが勃発、ヨーロッパ列強との戦いを経て、20世紀には欧米の半植民地状態となってしまいます。
 更には、日中戦争とその後の国共内戦、毛沢東による経済政策の失敗(大躍進政策)と文化大革命というように、100年間以上にも渡る政治混乱によって、経済・文化の沈滞が続き、世界の最貧国の一つとなってしまいました。

 この状態から、曲がりなりにも一党独裁政権による軍事力の元での政治的安定を経て、経済成長を始めたのが天安門事件以後といえます。

 国土の広さと人口を考えれば、アフリカ大陸を近代化するような途方もない事業ですが、上海や香港周辺など沿岸部や内陸の大都市・油田周辺などの集中開発で3~4億人をまず先にレベルアップする政策(=毛沢東主義では認められない)を取り、経済成長路線に乗せることに成功しました。

 これらの大都市のサラリーマンの月収は数万円ほどになっており、エリートサラリーマンの所得は日本など欧米人と変わらないくらいになりつつあります。

 日本や欧米と変わらない所得層が、数千万人(=イギリス・フランス・イタリア・旧西ドイツ:6000万人~7000万人台)になればオリジナリティ・品質などが欧米・日本と変わらないものが生まれてくるはずです。
 今までの経済発展の早さからみて、今後10年内外でそのような状況が見られるようになるのではないかと思っています。
 
1、少数民族の独立運動が激化して、内戦勃発ということが起きない。
2、民主化運動の激化で、共産党政権が揺らぐことがない。
3、対外戦争を起こさない。
 ということを、前提条件としての話ですが。 
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たぶん中国人にいわせれば、「我々には四千年の歴史がある。

まあ百年や二百年の停滞もあるさ」ということになるでしょう。

他の方も指摘していますが、
インダス文明を築いたパキスタン
タージ・マハルを建設したインド
メソポタミア文明を築いたイラク
偉大なるピラミッドを作ったエジプト
西洋学問の基礎は全てここで生まれたギリシャ
ある意味現代以上の建築技術を持っていたローマ(イタリア)
マヤ文明を生んだメキシコ
おそらく現代でも作れないマチュ・ピチュを建設したペルー

盛者必衰の理をあらはすですね。ああ諸行無常。
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まず、文明とか発明品は国が平和でないと開花いたしません。


即ち、衣食住足りて礼節を知るの心構えです。

中国が周辺の異民族より強大であった宋代までは様々な文化・発明品がありました。
羅針盤、活版印刷など世界に影響を与えてきた発明品も12~13世紀を最期に輩出しなくなります。
宋代以後は金、元、清など周辺異民族が強大になり、武力が中心の時代に移行していきます。
こうして東アジアでは中国よりも長らく平和を保った日本が大いに文化を発展させます。

どの国の文化も都市国家の時代は争いが限定的であったため、文化は大いに発展しています。
ところが国家が強大になり、国家間の争いが始まるようになると事情は一変します。
すべてが国家の繁栄に優先し、貴族の優雅な生活を支えるために民は搾取されます。
こういう状況下では人材の育成が十分に行えず、伸びしろが少なくなっていきます。

ユーラシアからヨーロッパまで大陸はことごとく繋がっているので戦乱の連続です。
世界史的にみても自然科学の分野では16世紀まで、大きなうねりはおこっていません。

さて、現在の先進国になっている国で欧州と日本は封建制を経験した国です。
中国はどうかといえば、古代の殷周の時代に封建制度がありました。
そして中国はゆっくりとそれが消失していきました。

封建制度の主従関係のもとでは道徳が発達することが強みです。
西洋の騎士道、日本の武士道はいずれもそれに通じる概念ですが、
そういう価値観が中国において希薄になっていったこと、
それが現代中国の形成に通じることは意義があることのように思われます。

今は中国は日本を手本にして猛然と国家の品格を高めている最中です。
さすがに国民の末端まで日本に並ぶには後100年かかると思われますが、
現代は科学が十分に発達しているので昔に比べれば短時間に国が充実します。
ならば、これから世界は中国中心の時代が来るかもしれません。
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>中国は自らを中華と自称するだけに優れた文化を持っていたはずですが



        ↓
◇古代に発展していた地域が現在も最先端技術の国とは言えないと思います→ギリシャ・ローマ(イタリア)・イラン&イラク

◇まして、中国は人類の発達や発明の原動力である、競争と多様な価値観を原則として、束縛制限している。
共産党の1党独裁政治、一人っ子政策、情報&市場の民主化・自由化の限定

◇秦・元・唐は現代の中国とは違う法制度・文化や歴史を有していた、また、文物を周辺国から積極的に取り入れていた。
それが清国以降は、鎖国政策や西欧諸国の植民地化や国共内戦を経て内向きな統制経済が続き、開放政策・自由な世界との発明発見と交易は歴史的には未だ短いので、実態は模倣偽造から独自性へのレベルアップが始まったばかりで発展途上の国柄。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。
僕の勝手な思い込みでは、中国王朝は古代より一流の文化と発明力を持ちつづけたと思っていたのですが、違うようですね。清国は歴代王朝のなかでも、最大級の力を持っていたと思っていたのですが、実情は違うのでしょうかね.

お礼日時:2010/03/03 23:57

確かに中国は長い歴史がありますが、異民族の王朝が支配した期間


が半分程ありますし、その都度、前王朝の文化・思想・遺産などは
崩されてまた積み上げていく、そしてまた新しい国が出来て
前王朝の遺産は破壊され・・・
って事を何千年も繰り返している点の文化ですからね
日本は国家というのが形成されて連綿と続いている線の文化ですから
その差は大きいですよ。

ちなみに中国は有史以来人口が総人口の1/10にまで減少した事が
4~5回あったそうです。戦乱に伴う飢饉はもちろんの事、敗北した民族を
大量虐殺して血を根絶やしにするという事をずっとやってきていました。

日本は戦国時代が100年続いた時期でも人口の急激な減少はありませんでした。
まあ同じ言語、同じ風習の日本民族同士だからむやみな殺生を
する必要がなかったのが大きいでしょうけれど。
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