
日商簿記2級の第112回、第3問について教えてください。
◎清算表の未処理事項の問題です。(仕訳けの意味を教えてほしいです。)
会計期間は4月1日~3月31日の1年です
・試用販売のため、3月20日に得意先に対して商品¥120,000を発送したが、決算日現在先方から買い取る旨の連絡はないため、仕入勘定に加えるとともに、期末商品棚卸高については繰越商品勘定で処理する。
・答えは分かっています(本に書いてあるので)。
仕 入 12,000 試用品 12,000
繰越商品 12,000 仕 入 12,000
一行目の仕訳は試用品を返品された時のものですので、よく見かける仕訳なのでわかります。通常の問題ではここまでで終わりのはずです。
分からないのは2行目の仕訳です。「期末商品棚卸高については繰越商品勘定で処理する」と問題文にあるのでその仕分けがでてくるのだろうと思いますが、その問題分の意味するところが分かりません。
もっと言うと2行目の仕訳けが必要な場合とそうでない場合の違いはなんなのかが分かりません。
すみませんがわかるかたよろしくお願いします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
まず、試用販売は得意先に送った段階では売り上げたことにはなりません。
得意先から買い取りの連絡を受けた段階で売り上げたことになります。これは「販売」という言葉使っている問題の方に問題があります。そして、2本目の仕訳が必要な場合とそうでない場合の違いですが、決算日、決算整理の過程で返品が分かった場合は2本目の仕訳が必要ですが、そうではない期中で返品が分かった場合は必要ありません。理由はを一言で言うと「決算日、または決算整理の過程」だからです。
そもそも、決算というのは何をやるのでしょう?
決算は帳簿の勘定残高を試算表に写し、決算整理仕訳をし、決算整理後試算表から振替仕訳を経て、財務諸表を作成します。精算表はそれをひとまとめに行うとても便利なものです。決算整理の代名詞といえば「し・くり・くり・し」というへんてこな会計処理です。しかし、これは「し・くり」で期首商品の金額を繰越商品勘定から仕入勘定に移し、「くり・し」で期末商品を仕入勘定から繰越商品勘定に移すことで仕入勘定の金額を売上原価の金額に変えるとてもすばらしいものです。笑
本問の場合は試用返品された商品は遠く離れた得意先のところにありますが、返品されているのですから手元にある商品と何ら変わりがありません。なので、「くり・し」の仕訳では仕入勘定から繰越商品勘定に移してあげる必要があります。なので2本目の仕訳が生まれるわけです。
自分なりに分かりやすく書いたつもりですが、分かりにくかったらすみません。
ようやくスッキリしました。とても分かりやすい説明感謝いたします。
時系列順で行くと
(1)期首棚卸高と期末棚卸高が書かれている。
(2)試用品として出していたものが戻ってきたので仕入れの行に入れて、当期仕入高を求めた。
(3)新たに戻ってきた試用品という期末在庫が増えたがこれは(1)の期末棚卸高には含まれていない。
(4)なので戻ってきた試用品に対しても「くり・し」で期末商品を仕入勘定から繰越商品勘定に移すことで仕入勘定の金額を売上原価の金額に変えた。
という事で理解しました。
本当にとても感謝いたします。3級の試験から2週間がたちましたが、2級の学習はつまづくところが多く困っていましたが、助けていただきとても嬉しいです。11月試験までになんとか間に合わすように頑張ろうと思います。ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
三分法は覚えるしかないですね。
単純にというか、機械的にというか、
当期で売上とならずに決算期を越えた仕入
=繰越商品になると思えばいいかと。
ちなみに、よく教科書的なテキストに載ってますが、
売上原価=前期繰越商品+当期仕入-当期繰越商品
になります。仕入勘定を売上原価勘定に修正するために、
3級からお馴染みの、
仕入 繰越商品
繰越商品 仕入
という仕訳が行われます。
私の3級レベルの理解度が低いまま受かってしまったため、なかなか理解に至りませんでしたが、ようやく少し理解できてきました。まだ完全ではありませんが、書いて頂いた記事は大切にして、再度理解を深めていこうと思います。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
仕入・売上・繰越商品の「三分法」と呼ばれる処理ですね。
この考え方を、どこまで理解されているかですが、さっと
説明します。
決算期をまたぐ前期仕入、つまり期末棚卸高を「繰越商品」に
振替仕訳することで、当期の仕入と区別できます。(ちなみに、
最終的に仕入勘定を実質的な「売上原価」勘定に修正しますが、
それはこの質問と別のことになります。)
つまり今ある在庫は、
繰越商品(前期仕入の残り=期末棚卸高)+(当期)仕入
この合計になります。会計期間をまたぐため、仕入の時期により
差別化している訳です。
三分法にもとづき、期末棚卸高は繰越商品に振替仕訳することが必要で、
それが質問の2行目の仕訳です。問題文にある「期末商品棚卸高に
ついては繰越商品勘定で処理する。」で判断します。
詳しい説明ありがとうございました。
仕入・売上・繰越商品の「三分法」と呼ばれる処理ですね。
この考え方を、どこまで理解されているかですが
>>うまく理解できていないようです。
今ある在庫は、
繰越商品(前期仕入の残り=期末棚卸高)+(当期)仕入 -売上原価だとおもうのですが、違うのでしょうか?
この合計になります。会計期間をまたぐため、仕入の時期により
差別化している訳です。>>すみませんおっしゃっている意味が理解できないほど理解不足です。
お時間が許されるようでしたら、もう一度、返答お願いいたします。
No.2
- 回答日時:
仕訳の単位違いません?w
一行目は質問文にあるとおり、返品された仕訳です。
試用品として商品を送っていると言う以上、現在その商品は手元にはありません。
実際は手元にはありませんが、返品される以上、会社の在庫にしなければなりません。
二行目はその処理です。
仕訳けの単位間違えましたすみません。
お答えありがとうございます。
考え方てきには納得しましたが、仕入れの行の売上原価を考えると頭が混乱してきました。
お時間が許されるようでしたら、返答お願いいたします。
最初に試用品を送ったときから考えると
試用品 120,000 仕 入 120,000
仕 入 120,000 試用品 120,000
繰越商品 120,000 仕 入 120,000
となるため3行目の仕訳けに仕入れがあることから、試用品を出して、返品されると、売上原価が減っていくことになる計算になるのですが、そんなことがあるはずはなく疑問におもっています。
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