No.4ベストアンサー
- 回答日時:
#1です。
日本語のでの「トク」は「徳」のみならず「得」でもあり、「恵」もまた「トク」と訓(くん)じます。
したがって「恩恵」「恩徳」「幸福」「利得」「御蔭(おかげ)」「美点」「富」といった意味でも使われています。
この回答への補足
>したがって「恩恵」「恩徳」「幸福」「利得」「御蔭(おかげ)」「美点」「富」といった意味でも使われています。
だとすれば、「家庭の徳」を「家庭に恵まれたもの」と理解してよろしいでしょうか。
再びありがとうございます。「家庭の徳」の「徳」を「道徳」の意味と思っているので、なかなか理解できません。それに限らないのですね。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
>だとすれば、「家庭の徳」を「家庭に恵まれたもの」と理解してよろしいでしょうか。
それでもかまわないのですが、家庭に恵まれた「者」という意味よりは、家庭があるお蔭、家庭がありそこにいる家族のみんなの恩恵を被(こうむ)る、そんな一家団欒、家庭円満、恵まれた家族の繋がりといった感じでしょうか。
元来は人徳というように、徳は人の道の徳目であり、人となりに属すイメージなのでしょうが、日本では中世以降、仏教語として「功徳(くどく)」という概念が大きく蔓延してきたものです。
「善業(ぜんごう)には善果を招く功能(くのう=能力)が、徳として備わっていることをいう」(小学館「古語大辞典」)。
この考え方はややもすれば、徳という功能や善い行いという前提が省略されて、誰か、また何かの御蔭で恩恵を受けたり得するような「善果」が齎(もたら)されるという側面が独り歩きしかねません。
ですから「家庭に恵まれる」という意味は、孤独ではなく家族と住まう「家庭」という場に恵まれているという意味なので、「家庭に恵まれている者」という言い方では一般的にただ家庭を持っていることの敬意表現であり、一方「家庭に恵まれている物」と取ると何とも曖昧な表現になります。
「家庭の徳」は、「徳の家庭」「徳のある家庭」「徳に恵まれた家庭」であり、「功徳を積んでいる家庭」「功徳のお蔭で神仏の恵みに溢れた円満な家庭」といったニュアンスになるでしょう。
そもそも、日本での「御神籤(おみくじ)」とかこのような「…言葉」や箴言に使われる簡略表現には、日本独特の仏教観のような背景が忍んでいますから、今時は日本人でさえこのような表現に違和を覚えざるを得ないほどなのです。
むしろ英語の「家庭の寛ぎ”the fireside comfort”」という表現などの方が、暖かい炉端での打ち解けた家庭生活としての「家庭の徳」を表しているのではないでしょうか。
ところで余談ですが、「あわゆき」という言葉にしても、万葉の昔から「沫雪」と書いて沫(あわ)のように柔らかくて融けやすい雪だったのですが、平安時代には「淡(あは)し」と捉えるようになり、「あわゆき」は消え「あはゆき」になっていったのですが、現代仮名遣いになるやそれもまた「あわゆき」と記すことになったため、もはや「沫(あわ)のように柔らかくて融けやすい」という意味は呼び覚まされにくく、淡い雪、もしくは単なる「泡」の雪の漢字変換しか登録されなくなったものです。
このように「徳」や「沫」のみならず、時と所が異なれば、それはすべて「法言」ならぬ「方言」ということでしょうか。
度々ありがとうございます。日本語の「徳」は中国語の「徳」より難しいような気がします。実は「家庭の徳」を中国語に訳したくて、適切な言葉が思いつかずに、困っています。「家庭の恩恵」の意味として訳してみます。「あわゆき」の変遷もご親切に教えていただきありがとうございます。「泡雪」よりやはり「淡雪」という表示のほうが好きです。本当にありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
例えば「人徳」と言う言葉があります。
「人徳」とはそのひとに自然に備わっている徳(私はこの「~とは」の代わりに>を使う癖があります。)
情け深く、思いやりがあって、人に慕われる様な人のことです。
徳と言う言葉はいいかえてみると慈愛ともいえると思います。
サルビアの花言葉を検索すると沢山出てきます。
よい家庭 家族愛 家庭の徳 燃ゆる想い 尊敬 知恵 エネルギー すべてよし
どのサイトでも取り上げているのが家族愛 燃える思い 尊敬でした。
私は徳目と言う言葉を徳として数えることが出来るものと言う意味で使いました。
家族愛の中身は 尊敬 思いやり 譲り合う 助け合う 慰め合う 励まし合う
などいろいろあると思います。
この回答への補足
>例えば「人徳」と言う言葉があります。
家庭は人ではないのに、なぜ道徳があるのでしょうか。
>家族愛の中身は 尊敬 思いやり 譲り合う 助け合う 慰め合う 励まし合う
などいろいろあると思います。
「家庭の徳」は「家族愛」という意味に似ているとおっしゃりたかったのでしょうか。
No.2
- 回答日時:
家庭の徳
徳は道徳的にも立派なよい行い、身に付いた気品 >徳が高いひと
よい行いをするる事>徳を積む
などの意味があります。
家族仲よく子供は親を尊敬し親は子供を愛し導き平和である。
良き家庭であることの要因徳目
燃ゆ(もゆ)(>燃えるの文語動詞で燃ゆるもゆる)名詞につく連体形
燃ゆる想い>対象に情熱的な熱い思い気持ち感情を持つこと。
例えば恋人の場合もあれば将来の夢や希望や芸術 学問などすべて対象にすることができる。
淡雪さんは日本語に燃ゆる想いを持って取り組んでいらっしゃるように思います。
この回答への補足
>家庭の徳
徳は道徳的にも立派なよい行い、身に付いた気品 >徳が高いひと
よい行いをするる事>徳を積む
などの意味があります。
家族仲よく子供は親を尊敬し親は子供を愛し導き平和である。
良き家庭であることの要因徳目
ご回答文の中に「>」というマークはどういう意味でしょうか。「徳は道徳的にも立派なよい行い、身に付いた気品 >徳が高いひと
よい行いをするる事>徳を積む」はどういう意味でしょうか。「徳目」はどういう意味でしょうか。「家庭の徳」は「家庭の道徳」ということでしょうか。それはどういうことなのか、よくわかりません。
ご親切に教えていただきありがとうございます。「燃ゆる想い」はよくわかりました。大変参考になりました。「家庭の徳」はまだいまひとつよく理解できません。もう少し教えていただけないでしょうか。
No.1
- 回答日時:
赤花サルビアの花言葉は漢文訓読調で「燃(も)ゆ」の連体形で「もゆるおもい」と読みます。
口語調では「私の心は燃えている」となります。また、白花サルビアは「不断の精力」で「元気ハツラツ」ということであり、一方、紫花サルビアの花言葉は「知恵」です。
家庭の安寧、家族の繁栄には「知恵」と「不断の精力」が欠かせない、それが望むべき「家庭の徳」ということでしょう。
なお、短歌の季語「さるびあ」では夏となっています。
平安やサルビア燃えて妻肥えて 高橋湖二郎
これこそ「家庭の徳」を詠んでいるのでしょう。
この回答への補足
>家庭の安寧、家族の繁栄には「知恵」と「不断の精力」が欠かせない、それが望むべき「家庭の徳」ということでしょう。
「家庭の徳」は「知恵」と「不断の精力」ということでしょうか。なぜそれは道徳と言えるのでしょうか。
>平安やサルビア燃えて妻肥えて 高橋湖二郎
これこそ「家庭の徳」を詠んでいるのでしょう。
私は「家庭の徳」という日本語はまだ理解できません。家庭の道徳はどんなことなのかよくわかりません。「妻肥えて」は奥さんが太ってくるという意味でしょうか。心がのびのびすれば体つきも丈夫でふくよかになるようなことを表現しているのでしょうか。
ご親切に教えていただきありがとうございます。「燃ゆる想い」はわかりました。とても参考になりました。「家庭の徳」はまだ理解できていません。よろしければ、もう一度教えていただけないでしょうか。
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